ダペンポートのPIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

長年放置していたダベンポートのPIG・・・

このボードはシェイパーであるアダム・ダベンポートと密に連絡を取り合い、そして、彼のシェイプルームにまで足を運んで削ってもたっらボードである。

故に、その完成は待望であり、直ぐにでも身体を預けたいと思っていたのだが、同時期に様々なボードが手元に届いた事もあり、中々進水式を敢行する事が出来ずにいたが、先日ようやくその日が訪れたのだ。

 

 

これまで夏の炎天下の最中に「The Day」の為にワックスアップを施して来た訳だが、遂にその日がやって来たのだ。

 

 

ワックスアップを前に改めてボードを眺め、そして、撫でる様に触れると、このボードが乗り易いボードである事が容易に想像出来た。

唯一の懸念はテールから食み出した巨大なフィン・・・

このデカいフィンが俺の技量でどの程度反応してくれるかだ。

アダムの話では以前ワンオフで削ってもらったノーズコンケーブを纏ったPIG・・・

このボードに採用した巨大なフィンにも負けずとも劣らずのフィンだと豪語していた。

「こんなデカいフィンを着けてたPIGは後にも先にも君だけだよ」、「この青と赤の2本のPIGは君のパーソナルなんだ」とも教えてくれた。

 

 

そんな特別なフィンを纏ったPIGに身体を預けてみた・・・

正直、驚いた。
このPIGが完成した時にアダムがこんな事を云っていた。
「これは、今まで削って来たPIGとは全てが違うんだ」と。
 
 
それは永遠の初級者である俺でも体感出来た。
 
 
テイクオフの速さは勿論ながら、驚くのは巨大なフィンを纏っているにも拘らずしっかりと機能している点だ。
一度走り出すとPIGである事を忘れてしまうかの様な錯覚さえ覚えた。
 
 
過去に衝撃を受けたPIGと云えば、ジーン・クーパーやスティーブ・ブロムがそれに当たるが、これはそれらと同等の衝撃だった。
 
 
PIGが乗り辛いなんて誰が云ったんだ?
俺レベルでもしっかりと反応するじゃないか。
そんな戯言が頭を過ってしまった。
 
 
兎にも角にも、このPIGはまだまだ色々な発見がありそうだ。
乗りたいボードは山ほどあるが、コイツだけはガレージの手前にストックして置いていつでも持ち出せる様にしておいて方が良さそうだ。
 
 
Keep Surfing!!!!!