タイラーのバルサチップに乗ってから・・・
妙にチップが気になる様になりダノーのチップにワックスアップを施した事は以前も綴った通りである。
しかし、ふと思った。
バルサのタイラーチップとフォームのタイラーチップ・・・
一体どの程度違いがあるのだろうか?
タイラーのチップはバルサとフォームでは根本的なアウトラインが異なる為、単純な比較は出来ないが同じシェイパーが削ったチップを乗り比べてみるのも面白いかも?
好奇心が芽生え、それが失われない内に長年温存しておいたフォームのチップを「今こそ引っ張り出してしまおう!」と想いからボードラックに鎮座させてみた。
このボードには色々な想いが詰まっている。
タイラーの店に遊びにに行った際にこれを進めてくれたのはタイラー自身と妻であるキャサリン。
そして、このボードのラミネートには彼の師匠であるハップ・ジェイコブスが立ち会っている。
フォームの1本目である証の「F-1」が刻み込められたこのボードが特別である事は容易に理解していた。
だからこそ、9年以上に渡って温存してしまった訳だが、こうして引っ張り出してみると「もっと早く乗るべきだったかな?」なんて、思いも感じて来る。
ボードラックに乗せて遠目に見てみると改めてタイラー・ハジキアンと云う人物がクラッシクに精通している事が解る。
デッドフラット・・・
そして、後方に食み出したハーフムーン。
リドラーの様な斬新なボードを削り上げながらも、しっかりとクラッシクのイロハは熟知している。
ここが他のニュージェネレーションズ・シェイパーとの大きな違いである。
そんな、彼渾身のチップにいざワックスアップ!
ボードが美し過ぎるせいか?中々、最初のグリップを落とせない。
躊躇いはあるがサーフボードは乗ってナンボのモノ。
自身にそう云い聞かせながらワックスアップを終えた。
毎度の事だが、ここまで塗ってしまえば後は海に持ち込むだけである。
バルサチップやグリークフルのチップには振り回されたが、果たしてコイツはどうであろうか?
チップが嫌いになるのか?
はたまた、大好物になるのか?
海が恋しくて居ても立っても居られない。
Keep Surfing!!!!!