ラブレースのワンオフPIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

好き嫌いの話ではなく・・・

全く短いボードの事は解らない。

 

 

海で知り合ったサーファー達に短いボードの話やそれらを削るシェイパーの話を持ち出される事があるが、正直、何をどう対応すれば良いのか判らない。

 

 

その位、俺は短いボードに関しては無知である。

 

 

しかし、その短いボードを削るライアン・ラブレースが素晴らしいシェイパーで・・・

そして、ナイスガイである事は知っている。

 

 

もう、何年前になるだろうか?

5年位になるだろうか?

 

 

彼にPIGを削ってもらいたくてオーファーした。

すると彼はすんなりと引き受けてくれて、そして完成後には「僕も自分の分を削ろうかな?」と連絡をくれる程の出来栄えに「凄いヤツに凄いボードを創ってもらってしまった!」と思う程であった。

 

 

しかし、その後、様々なボードとの出会いや巡り合わせがあり、中々ラブレースのPIGに乗る事が出来ず、いつかし、ガレージの奥で眠らせてしまう羽目になってしまった。

 

 

そんな折に怒涛のワックスアップが始まり、「この機会を逃してはならない!」と想いからガレージの奥から引っ張り出し、久方ぶりの対面となった。

クリアなボードに片面だけにアブストラクトを施した如何にもニュージェネレーションズ的なボードである。

しかも、ロビン・キーガルのボードでもお馴染みのサンドフィニッシュと来ている。

レールもニュージェネレーションズを象徴する様な創り込み・・・

俺の中では非常に稀なボードの一つである。

 

 

フィン位置はテールより若干手前に着けられているが、ハーフムーン自体が斜行しテールから食み出しているのでこれはこれで良いのではないかと思う。

そして、アウトラインはニュージェネレーションズらしからぬ見事に豚の造形を再現しており、思わず「ラブレース、やるなぁ」と声を上げてしまう程であった。

ボトムにはラブレースの紋章とも呼ぶべきお馴染みのディケールが施されており・・・

デッキにも同じ計らいが盛り込まれている。

少し気になったのは、このリーシュカップである。

かのジョン・ペックの話では強度的には一番リーシュカップが強いとの事であるが、俺がこのボードで荒波に突っ込む筈も無く、少々戴けない感があるが、まぁ、これもラブレースの手土産として今は受け入れている。

 

 

ボランクロス3層の代わりに「6オンスを4層にしておいた」、「強度は同じだよ!」と更なる手土産が汲み入れらたライアン・ラブレレースがたった1本だけワンオフで削ったPIG。

 

 

さて、一体どんな乗り心地なのであろうか?

 

 

Keep Surfing!!!!!