1967年製のハーバー | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

知人からブログの内容に関してこんな事を云われた・・・

「最近、マニアック過ぎないか?」

 

 

確かに、秋頃から年明けに掛けてバルサだのヴィンテージだのと好き放題に綴っている訳だが、このブログは営利目的で綴っている訳では無く、あくまで俺のエゴで綴っているのでご容赦願えればと思います。

 

 

そんな訳で、本日もエゴの塊の様な内容になるかも知れないが、2週に渡って綴っているハーバーのバナナを今週も綴ってみたいと思う。

 

 

本日紹介するボードは時代の波に逆らわずモデルチェンジを果たした1967年製ハーバーのバナナである!

1966年モデルまではPIGをアレンジしたかの様なアウトラインとなっていたバナナもノーズとテールに大きな変化を齎した事が一目で判るアウトラインとなっている。

 

 

アウトラインだけを見ていると、それまでのバナナとは全く異なるボードに見えてしまう事からディーケール下にはバナナモデルある事を確認出来る大きな専用のディケールが貼られている事が確認出来る。

アメリカにとって1960年代中期は様々なモノが変化を遂げた時代であり、LEVISのXXが生産終了となったり、ハーレーのパンヘッドが終了したり、アメリカマーケットを重要視していたトライアンフも別体エンジンからユニットエンジンに移り変わって来ているのだ。

 

 

正に時代が変わった瞬間でもあったこの時期にハーバーの代名詞であるバナナも大きな変化を遂げ、それによってユーザーを混乱させない様に「以前のモデルと品質は変わりませんよ!」と云うメッセージがこのディケールには込められているのである。

しかしながら、この時代のサーフボードにはまだまだ豪華絢爛な仕様はマーケットから求められていた様で、極太のストリンガーやテールブロック等、それ以前のサーフボードの象徴でもある仕様は残された格好となっている。

(2インチバルサストリンガー)

(テールブロック)

 

さて、そんなモデルチェンジを果たしたバナナであるが、最も変化を遂げたのが、やはり、このフィンではなかろうか?

それまで最後尾に着けられていた巨大なハーフムーンはレイクを伴って小型化され、更に回転性を長ける為にやや前方に着けらる様になった。

 

 

また、バナナを象徴するロッカーなども更に強調され、空前のサーフィンブームを象徴する様な「誰もが楽しめるボード」に生まれ変わったのである。

 

 

週に1回しかサーフィンを楽しめない!

 

 

だからこそ、乗り易く、扱い易いボードをリリースして来たハーバーの理念は日本で総代理店を務めるシーコングの理念と被る様に思えてしまうのは俺だけであろうか?

 

 

その理念を確認する上でも次の休日はコイツでサーフィンを楽しみたいものである。

 

 

Keep Surfing!!!!