いずれ紹介したいとは思っているが、先日、アダム・ダベンポートが削ってくれた「あるボード」が手元に届いた。
ボードを手にした俺はアダムに感謝のメールを送ると、彼からこんな一言が添えられていた。
「日本での取り扱いは大阪になるがよろしく頼む」と・・・
現在、アダムのボードは大阪のショップのみで取り扱われている様だが、俺の自宅から大阪まではかなり遠く、ロサンゼルスからサンフランシスコよりも距離があるのだが、友人であるアダムを出来る限り応援して行く事を伝えた。
そんなアダムのボードを本日は紹介したいと思う。
紹介と云っても、過去にも紹介しているのでレビュー的なモノになるがお付き合い頂ければ幸いです。
紹介するのはジェイコブスから1963年のテンプレートを譲り受け、アダム流にアレンジしたこちらである。
アウトラインは正しくPIG!
なのだが・・・
実際のジェイコブスのPIGと比べると少々ノーズにボリュームがある様にも思える。
それもその筈、実はこのボードにはPIGでありながらもコンケーブが施されているのだ。
故に、多少なりともノーズにボリュームを持たせる為にジェイコブスから授かったテンプレートをアダムがアレンジを施しているのである。
元々、このボードはPIGとして創られたと云うよりはPIG形状のノーズライダーとして創られており、アダム自身は「レイクフィンがマッチする!」と推奨してくれたのだが、俺的には「1963年のテンプレートでレイクフィンは無いだろう?」と思い、特別にウッド製のハーフムーンを創ってもらった。
フィンのアップだけでは解り兼ねるかも知れないが、ボード全体に目を通して見ると極端にフィンが大きい事が判る。
これは強烈なキックテールを有しているこのボードにハーフムーンを装着すると、「このサイズ感がベスト!」であるとの事から試みである様だ。
アダムの話しでは、このボードにハーフムーンを装着したのは後にも先にも「この1本だけ」との事だが、いつもながら我儘を云いたい放題の俺の願いを叶えてくれた彼には感謝以外の言葉見つからない。
そう云えば、以前、アダムから冒頭で触れたボード以外にも受け取ったボードがあった。
そのボードは正しく1963年のPIGで、これまでアダムが創り上げて来た「PIGのベースにもなったボード」であるとも教えてくれた。
次回の更新では本日紹介したこのボードとオリジナル1963年のPIGを対比しながら紹介したいと思う。
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