ハーバーのPIGに乗ってみて・・・ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

先週の更新でハーバーのPIGのストリンガーがお粗末だった旨を綴った訳だが、そう云えば、このボードには乗った事が無かった。

 

 

大凡、7年前に入手したにも拘らず、ガレージの片隅で7年もの月日が経過してしまっている上にストリンガーを愚弄されてはボード自体も居た堪れないだろうと思い、引っ張り出し日の目を浴びさせてみた。

このPIGは既にシェイプを引退していたリッチ・ハーバーが監修をし、彼の監修の下にティム・スタンプが手掛けたボードであり、これまでシーコングのハーバーのラインナップにPIGが無かった事もあり、日の目を浴びさせるだけでは勿体ないと思い、ワックスアップを敢行する事にした。

ワックスアップを試みている最中に感じたのは、このボードには有り余るほどのノーズロッカーとキックテールがあり、「ハーバーのボードと云うよりはシーコングのボードかな?」と思える程で、「これだったら俺の技量でもそこそこは乗れそうかな?」と、駆り立てるられる妄想によってワックスアップもいつもよりテンポが良かった様に思えてならない。

さて、実際に海に浸けてみると、やや前方に装着された解せないフィンは予想通りの働きをしてくれた。

まぁ、フィンが前方に着いていれば操作性に長ける事は誰の目からも明らかで、強烈なノーズロッカーとキックテールの恩恵も相まって、仲間内からは「上手くなっている!」と、苦い褒め言葉を貰う程の軽快なライディングを楽しませてくれた。

 

 

サーフボードは乗り易い方が良いに決まっている。

限りある休暇の中でのサーフィンならば尚更の事である。

 

 

しかし、PIGのフィンは乗り易さ云々より最後尾に着いている方が美しい。

 

 

この日、ジェイコブスのPIGを持参した後輩のPIGと対比すると一層思えてならなかった。

ただ、このPIGの素晴らしい所も見付けられた・・・

このボードはベルジーがジェイコブスと袂を分けていた時代にハーバーの下請けとして製作したPIGがベースになっている事もあってか?

そのアウトラインはジェイコブスにも勝るとも劣らない程であった。

 

 

ストリンガーの問題はさて置くとして、乗り易くてアウトラインが最高なのだから「これはこれで良し!」とする事にした。

 

 

しかし、ここ最近、このハーバーのPIGを始め、ランスカーソン、デューイウェーバー、ダノーと、非常にイージーなPIGばかりに乗っている訳だが・・・

果たしてピーターのPIGには戻れるのだろうか?

 

 

近頃、あのデッドフラットが気になってならない。

 

 

 

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