サーフボードとの出会いは縁である・・・
そう教えてくれたのは嘗て世話になっていたサーフショップのオーナーだった。
吊るしのボードでも、それがハンドシェイプならば二度と同じボードは手に入らないだろうし、マシンシェイプのボードであっても色味やデザインが異なれば唯一無二のボートと化すのだから・・・
これまでに良いボードには沢山巡り合えて来た。
大して乗っていないボードでも、見ているだけで幸せになれるボードにも出会えた来た。
こんな想いを馳せながら久しぶりに引っ張り出したのがコレである。
マーク・アンドレイニのPIG。
既に多くのサーファーがこのボードの事を語っているので俺如きが語る事も無いのだが、このボード、見ているだけで幸せにしてくれる・・・
俺にとっては至高のボードである。
全体のアウトラインはPIG特有のバランスとなっているのだが、ノーズはさほど細くは成っていなく、PIGとしては非常に安定感のある様をしている。
レールに至っても、巨匠ならではの「クラシックの心得」がしっかりと反映されている創り込みも垂涎的要素の一つである。
そして、何よりも美しいのが、このフィンである。
グレッグ・ノールのPIGの様にD型のフィンを斜行させて取り回しを良くする等の工夫が随所に反映されているのだ。
このタイプのフィンと云えば、最近、友人がタナー・プレイリーにワンオフで創らせたPIGが同様の形状のフィンを採用していたのだが、Dフィンでの取り回しを最大限発揮するには最適な形状なのかも知れない。
フィンのテールからの出具合も最高のバランスで云う事は無い。
冒頭にも書き綴ったがサーフボードとの出会いは縁である。
素晴らしボードは沢山あれど、このボードは手元に残して置きたい正に至高の1本である。
そんな至高のボードに合わせたかの様に、知人からこんなモノを頂いた。
今後、ボードの撮影時には一緒に収めてみるのも良いかも知れない。
Keep Surfing!!!!