「本当に来るのか?」
「大丈夫か?」
「俺は会いたいけど今は難しい時期なんじゃないか?」
と、CAの友人から便りが届いた。
実は、この4月に公私に渡っての所要の為に渡米する事になっていたのだが、コロナウィルスのお陰で断念せざるを得なくなった。
このやり取りは3月上旬の事だったので、アメリカでの感染者も、危機管理も、今の様では無かったのだが、ジワジワとアジア人への偏見が出始めていた時期でもあった。
ニュースではあまり報道されていなかったが、特にウイルスの火種となった中国人への差別はかなりのものであった様で、中国人との区別が出来ない事から日本人を含むアジア人全般への差別があるので「危険だ!」とアドバイスをしてくれたのだ。
本来は2月に予定していた渡米だったが、蓋を開けてみれば2月でも4月でも状況は変わる事無く、今回の渡米は縁がなかったと云う事になるのではいだろうか。
また、先日、「カリフォルニアはサーフィンも禁止になった!」、「子供達は公園で遊ぶことも許されない状況だ!」と、悲痛な叫びも届き始めた。
日本に多大な影響を与え続けたカリフォリニアのサーフィン文化・・・
その地での「サーフィン禁止」には胸が張り裂けそうな思いで一杯になった。
現時点で日本はまだ「サーフィン禁止」になっていないが、このままで行くと同様の措置が取られるのも時間の問題ではないだろうか?
サーファーにとってサーフィンを奪われる事は大空を羽ばたく鳥の羽を奪われたのも同然である。
ロングライドの達成感・・・
仲間達が波をメイクして浮かべる満面の笑み・・・
海から上がった後の他愛もない会話・・・
サーフィンの楽しみ方は千差万別である。
一日も早く平和な日々が戻る事を切に願うばかりである。
Keep Surfing!!!