ジーン・クーパーのPIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

サーフィンを始めて彼是数十年になる訳だが、その技量は一向に上達する気配が無い・・・

もっと、安易に乗れるボードにすれば良いのだが、それでは自分がしたいサーフィンのスタイルと掛け離れてしまう。

 

 

そんな事から人様から「良くこんなボード乗っていますね?」と云われる様なボードに乗り続けている訳だが、そんな初級者レベルの俺でも数年振りに身体を預けるボードをチョイスしてみると、「あれ?こんな乗り味だったかな?」と、思えるボードが多々あったりする。

 

 

本日は、前回の更新で軽く触れたジーン・クーパーのPIGである。

 

 

紹介自体はこれまでも綴っているので今回はインプレの様な感じになるが、当時はトレンドボードとしてチヤホヤされていたのだろうか?

海でもSNSでも、最近、めっきりと見掛けなくなってしまった。

しかしながら、俺的にはこれまで乗って来たどのPIGよりもフィーリングが合う?と思い込んでいる事もあって、久しぶりにコイツに身体を預けるのが楽しみでならなかった。

 

 

このボードの最大の特徴はジーン・クーパーならではのご覧のフィンであろう!

所有する数々の現行品のPIGの中で、ここまでフィンが後方に食み出しているのは後にも先にもコイツのみである。

このフィンが緩やかに効いたキックテールと絡まって軽快なターンを齎してくれているのではないだろうか?

また、フラットなノーズもPIGのイメージを壊さぬ程度に緩やかなロッカーが掛かっており、少々ホレ気味の波でも容易に挑む事を可能にしてくれるのである。

そして、一見、単なるボリュームのあるレールも、実はジーン・クーパーならではの緻密な計算が加味されている様で、ターン直後にしっかりとレールが波のフェイスに食い付いてくれるのだ。

この感覚は見て触っただけでは想像できないジーン・クーパーのボード創りの深さが反映されているディティールの一つでないだろうか?

更に、トップ画像にリンクした様に、ジーン・クーパーのPIGは往年のPIGの在りし姿をハッキリと汲み入れている事から、所有欲も沸くと云うものだ。

 

 

ここの所、自身を試すかの様に仕舞い込んでいたボードを引っ張り出しては乗っているが、こうして改めて数年前に乗っていたボードと向き合うと「次に下すボードが遠ざかってしまう」様な気がしてならない。

 

 

昨今のサーフショップも賑わせているトレンドボードも非常に気になる所だが、自身のスタイル、そして、各ボードのポテンシャルを考えると、もう少しそれら引き出してみたいと思うのだが、果たして俺に出来るだろうか?

 

 

Keep Surfing!!!!、