サーフボードには浪漫がある | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

「サーフボードには浪漫がある」と・・・

何処かの誰かが云っていた事を思いだした。

 

 

高が1本のサーフボードであるが、その1本はシェイパーの思想から始まり、やがて作業が始まり、後にサーフショップに並ぶ・・・

そこで、様々なストーリーが加味され、そして、ユーザーへと渡って行く。

 

 

その後、オーナーチェンジを繰り返し、そのサーフボードには様々な想い出が重なり合う・・・

こんな事を語っているとサーフボードはつくづく浪漫溢れる代物ではないかと思う様になった。

 

 

俺が入手したサーフボードもいつしか誰かの手に渡り、その新しいオーナーと共に想い出を刻んでいく・・・

こうして、車に立て掛けられたサーフボードには計り知れない程のサーファーとの絆が刻み込まれているのだろう。

左はベルジーのセミガン、その脇にはスキップフライのイーグル、中央にピーターのバルサPIG、その脇には1967年製のハーバーのバナナ。

そして、右にはスティーブ・ブロムのブラックボード・タイプ1。

 

 

セミガン、グライダー、バルサ、ヴィンテージ、リバースフィンと・・・

どうして、こうも変態ボードが一同に集結するのだろうか?

 

 

バルサは重く、セミガンは波を選ぶ、ブラックボードはデッドフラット、気が付けは乗り易いボードはヴィンテージとグライダー・・・

この感性も、また変態そのものであるが、ヴィンテージに平然とワックスを掛ける様も一際変態である。

いやいや、それどころか、頭に抱えたバルサを持って一体何処へ行くのかと思えば・・・

インスタ映えを狙って黄昏のショットを試みたりしている。

この日は、予想に反してサーファーの数が少なくビーチは貸し切り状態。

そして、波も中々であった事から変態ボードには打って付けのサーフ日和となった。

 

 

季節は本格的な夏を迎えようとしている。

オリンピックにサーフィンが種目として選ばれ、世間では盛り上げっていると聞くが、「俺達のサーフィンには無縁である」と、云っているかの様にバルサとヴィンテージが語り掛けている様に感じられるツーショット。

クラシックボードを好む者にとって、この光景は特別な事なのだろうが、当の本人達は無造作にその前を通り過ぎる・・・

「サーフボードには浪漫がある」と、何処かで誰かが云っていた・・・

確かにそうかも知れない。

 

 

こんな特別な事を身内だけで片付けてしまっては勿体無さ過ぎる。

 

 

近い内に多くのサーファー達と変態ボードを語りたいたいものである。

皆さん、来月辺りは如何でしょうか?

 

 

Keep Surfing!!!!