シェイパーへのリスペクト | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

NALUの最新号が発売されて1週間が経った。
最新号の特集は「次世代を担うシェイパー」。
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それ以外にもサーフィンライフをフォーカスした第二特集もあり、読み応えは満載だ。


正直、まだ完読していないが、この手の特集は何度でも繰り返し読み干したいと思う内容だと感じた。


そして、それらの特集の中に、今年、公開40周年を迎えた「ビッグウェンズデー」を熱く語っていたジョージ藤沢氏の記事をが目に留まった。
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特集ページには映画に登場するベアーサーフボードの立ち上げの動機や、彼の視点から見た映画の魅力が紹介されていた。


カリフォルニアで活躍している若きシェイパーが、「彼は成功者でリッチマンなんだよ」、「僕は彼が目標なんだ」と、こんな事を云っていた。


彼とはエルセグンドを拠点とするタイラー・ハジキアンの事だ。


タイラーは、それまで忘れ去られていたクラッシクボードの魅力を世界中に再認識させ注目を浴びただけでなく、当時、カリフォルニアで700ドル前後で売られていたドナルド・タカヤマのボードの倍近くの価格設定し、業界を驚かせた。


タイラーはそれだけでなく、新生レーベルとしては非常に稀な自身のショップもオープンさせたのだ。
セレクトのサーフショップは多数あれども、自身のレーベルのみでショップを持つ事は、この時代では非常に稀であった。


このタイラーの後姿に惚れ込み、尊敬を抱き、後に彼のファクトリーで働く事になったのが、冒頭でのコメントを発したアダム・ダベンポートである。
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ジョージ藤沢氏の文面に目を通してみると、「ベアーが如何に尊敬されているシェイパーであったか・・・」が、劇中では描かれていると語られている。


どんなにベアーが落ちぶれていても、マットやジャックを始めとする彼らはベアーを尊敬し続けている模様が劇中で描かれている。


嘗て、ジーン・クーパーは、「悪いシェイパーなんて、いないんだ!」、「シェイパーの悪口なんて云っては駄目なんだよ!」と云っていた。


シェイパーはサーファーにとって、いつの時代でも特別な存在で、尊敬に値する人物なのである。


アダム・ダベンポートが未だタイラーに憧れ、そして、尊敬し続ける様は、正にジョージ藤沢氏が誌面で語っていた事とダブっていた様に思えた。


今はSNSを通して簡単に誹謗中傷が出来てしまう時代である。
そんな時代からこそ、アダムのタイラーへの想いとジョージ氏の文面が心に留まったのかも知れない。


なんだか、久しぶりに心が洗われた気分になりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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