「コイツ、一体何者なんだよ!」
そんな一言で皆んなが笑い始めた。
集まった仲間達は、このブログの筆者が「何者なのか?」と、会話に花が添えられた様に一気に笑みが加速した。

元々は自分のボードを見て欲しかった。
どんな反響があるのか?
そして、同じ価値観の人達とWEBを通して対話がしたかった。
そんな想いから書き綴り始めたブログを仲間の一人が「何者なのか?」と、思いながらも知り合う前は読んでいたと教えてくれた。
これまで、余り多くのサーファー方と接する事が無かったが、この数年で大きく環境が変化して行った。
見た目は強面ながらも、実は妙に気心溢れる仲間と巡り合えたかと思う一方で、そうで無い者にも出会ってしまったりと・・・
色々な意味で海での出会いが広がって行った。
そんな仲間達と海を離れてサーフィン談議をさせてもらった。
各々のサーフィン哲学は勿論だが、仕事の事、家庭の事等、日頃、海では発する事のない会話はいつしか特別な関係を創ってくれた様にも思えた。

ヴィンテージ興味を持った仲間の一人、何年も仕舞い込んであったボードを汗だくになりながら引っ張り出して見惚れていた・・・
そうかと思えば、何故かヴィンテージを重ねて意味の無い?光景に笑みを浮かべたりと、やはり、海ではあり得ない?言動に皆んなが駆り立てれていた。
天井に吊るされたボードを眺め乍ら、「あれを下ろそうぜ!」と、会話がますます弾み、面白い様にボードを引っ張り出し始める。
お陰で、長年吊るされたままになっていたオリジナルのダ・キャットとリックのPIGが姿を露わにし始めた。
そうかと思うと、今度はスティーブ・ブロム渾身のPIGを眺めながらのボード談義が始まった。
仲間の一人、「今日、ヴィンテージボードを垣間見なければ、ブロムのPIGの凄さは永遠に理解出来なかったかも知れない・・・」と語っていたのが印象的だった。




近代サーフボードの歴史は意外に奥が深いモノである。
どんなにWEBで検索し御託を並べようとも、「百聞は一見に如かず」の言葉通り、ヴィンテージは触れてみないと判らない事が山ほどある。
集まった仲間達とのひと時は、正に至高のひと時であり、出会えて対話が出来ただけで本当に感謝である。
良い波に巡り合うのと同じ位、良い仲間に巡り合う事は感動的な出来事である。
共感し合えて、支えてくれている仲間達に感謝いっぱいです。
Keep Surfing!!!