四つ角を担うヴィンテージ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

「覚えるのに1分、極めるのは一生」、こんなフレーズがあるのをご存知だろうか?

 
 
このフレーズは、遊戯、オセロを表すものであり、考案したのは、なんと、日本人だそうで、時は1974年だったそうである。
 
 
オセロの醍醐味は如何にして四つ角を制するかに委ねられている。
どんなに石を自軍の色に染め上げても、四つ角を制さなければ逆転され兼ねない。
 
 
正に「四つ角を制する者はオセロを制す」と云われる由縁でもある。
 
 
この例えは、時折コレクター間でも暫し使われる事があり、「どんなに多彩なコレクションを持っていようとも、四つ角が無ければ・・・」の意味に宛がわれる事がある。
 
 
コレクションを収集する上で重要なのは、どんなジャンルでも「希少過ぎる物は評価が低い」とされている様だ。
 
 
例えば、世界に1点、2点しか存在しない様な物ではコレクターが収集する事が出来ない事が要因である様だ。
また、数が多く存在する物も同様で、プレミアムの観点から評価は低くなる様である。
 
 
では、サーフボードで云う所のオセロの四つ角とは一体何が該当するのか?
今日はそんな事を綴ってみたいと思う。
 
 
数々のヴィンテージを見て、探し、そして、俺なりの解釈から出た四つ角を担うボード・・・
 
 
先ずは、何と云ってもこれではなかろうか?
ベルジー&ジェイコブスのバルサPIG!
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残念ながら俺は有していない為、画像はマリブチップの物になるが、マニューバーを描く為に考案された現代サーフィン全ての根源である。
 
 
このバルサPIGの誕生によって、サーフィンが大きく進化した事は云うまでも無いであろう。
 
 
お次は、こちらである。
ホビーのフィル・エドワーズモデル(リバースフィン)。
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このモデルに至っては、時を重ねると共に幾多の変化を遂げて行った事もあり、リバースフィン型と限ってみた。

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画像はサーファーズの矢作さんが有する物であるが、俺のリバース型も中々のオーラーを発している様に見える事から、やはり、四つ角を担うに相応しいボードである事は間違いないであろう。

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お次は、いずれ紹介したいと思っているが、間違いの無い選定であろう。

ゴードン&スミスのストレッチノーズ!
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マイク・ヒンソンが考案し、その殆どがスキップ・フライによって形成された名品は100本に満たないとされており、現存するのは極僅かと云われている事からの選定である。
 
 
そして、最後の四つ角を担うボードは・・・
こちらも、現存する物が極めて少ない事から、近年、拝む事さえも儘成らなくなって来たと云われているグレッグ・ノールのダ・キャットである。
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こちらのボードも、いずれ紹介したいと思っているが、俺なりに選定した四つ角はご覧の4本になった。
 
 
勿論、これら以外にもランス・カーソンモデルやビング・タカヤマモデル、デビッド・ヌヒワモデル、ヒンソン・レッドフィンも候補に挙がったが、これらのボードは、当時、非常に売れた為、現在においても比較的入手し易い価格、ならびにストックがある事から対象から外した。
 
 
さて、好き勝手に四つ角の選定をしてみたが、次回の更新では四つ角の一角を担うボードのリミテッド・レプリカを紹介したいと思いますので、楽しみして頂けたら幸いです。
 
 
Keep Surfing!