前日の大雨、ならびに当日にも雨の予報、そして、風向きも少々微妙・・・と、不安視される中での開催であったが、いざ、当日になると「PIGの神が降臨した?」とも云うばかりの晴天と波に恵まれた奇跡の幕開けとなった。
Surf A Pigの主でもあるマイク・ブラックの自宅に飾られている本家本元のフラッグが海を渡り、会場に設置された。

そして、集まったサーファー達は誰から言われるまでも無く、ご自慢のPIGをお披露目する為に並べて行く・・・





気が付けば、緑の天然の絨毯の上には多くのPIG並べられていた。
そして、サーフマガジンやWEBでしかお目に掛かれないVINTAGE PIGもここぞとばかりに並べられて行く。

PIGの周りには自然と人の渦が押し寄せ、ボード談義が始まっている。
サーフィンと云う共通の趣味が、PIGと云うマニアックなボードが、多くのサーファーの心を一つに束ねた瞬間が見えた様にも思えた。

そして、満面の笑みを浮かべながらPIGを小脇に抱えて海へと向かうサーファー達。

その様子をカメラを片手にメディマンが追う・・・

そして、海では互いのPIGを交換し合い、その感想を語るべく、海から上がった後に食事を摂りながら再び談議で盛り上がる・・・

あるサーファーはこの日の為に知人からPIGを借りて参加してくれたそうだ。
また、あるサーファーは「PIGは持っていないがジム・フィリップの渾身のダ・キャットを持って来た」と参加してくれた。
参加条件、定義などがあったイベントであったが、集まってしまえば、そんな事はどうでも良い事なのかも知れない。
ただ、云えるのは集まった全てのサーファーがPIGに興味を抱き、PIGが大好きだという事だ。
会場には本場のPIG LUAUに参加した経験を持つサーファーズの矢作さんが「本場のLUAUより凄いよ!」と絶賛していた。
更に、矢作さんを始め、シーコングの平塚さんやシースワローの毛塚君から様々なシークレットな話しも聞く事が出来た。
会場には周囲を和ませるかの様に小犬が駆け回り、人の絆を深めてくれていた。

これが日本で初めて開催されたPIG LUAUなのだ。
何もかもが特別な一日の様に思えたイベントであった。
この模様はサーフマガジンで紹介されるらしい。
このイベントによって、今後日本のPIGシーンはどの様に変わって行くのだろうか?
2011年にBlueが特集をした事によって巻き起こったスマッシュブームを超えられるのであろうか?
はたまた、相も変わらずマニアックな面々だけのものとなり続けるのだろうか?
来年開催さるであろう第二回のLUAUには、どれだけのPIG集まるのだろうか?
どれだけのPIGオーナーと談議を出来るのだろうか?
今から楽しみでならない。
このイベントに参加出来た事を誇り思うと共に、参加してくれたサーファーの方々に感謝を述べたい。
開催にあたって場所の提供をしてくれた地主さん、ならびに歓迎してくれた現地のローカルの皆さん、そして、Surf A Pig・Japanチームの皆さん、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします!
Keep Sufing.