PIGはマニアック | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

「PIGは、そんなに売れるもんじゃないんだよ」、「うちでも100本に2~3本かな?」と、教えてくれたのは、これまで長年に渡って数々のPIGを日本のマーケットに広めて来たサーファーズのオーナーである矢作さんだ。


また、年間2,000本の販売実績を持ち、常に新しいPIGの可能性を打ち出し続けているシーコングのオーナーである田中さんも「ダノーのHOGは売れるが老舗のハーバーやウェーバーのPIGがカスタムオーダーで入る事は無い」と教えてくれた。



PIG・・・
このブログでも幾度となく綴って来た訳だが、そのオーナー人口は俺が思っていたよりも極めて少ない事を最近肌で感じる様になった。


更に驚い当た事に、PIGに興味があり、所有している人であっても複数本のPIGを所有しているケースは非常に稀である事も両名から教えて頂いた。


それはPIGが乗り辛いのではなく、PIG以上に乗り易いボードがあるから「必然的にそれらに行くのだ」とも教えてくれた。


その現象は海の向こうカリフォルニアでも同様だ。


以前、メイソン・ダイヤーと会話した時に「あなたの様なPIG狂はCAでも殆ど見掛けないよ」、「乗っていたとしても、PIGではなくPIGタイプのボードに乗る人が多いかな?」と教えてくれた。


実際にSurf A Pigのマイク・ブラックにも同様の事を尋ねると「PIGに乗っている奴はいるが俺の様にPIGオンリーはいないかな」、「若しかすると俺だけがマニアックなのかも知れない・・・」との事だった。


田中さんや矢作さんが云う様に、PIGが乗り辛いボードという事では無く、それ以上に乗り易いボードがあるから、人はあえてPIGを選ばない・・・
なんだか、納得してしまう話しである。


PIGは陰と陽に例えるならば、間違いなく陰だと思う。
しかし、陰が無ければ陽も無い、このバランスこそがロングボード素晴らしさだと最近気づき始めたのも事実である。


そんな、ロングボードの陰でもあるPIGが陽と変するイベントが明後日開催される。
イメージ 1
(Surf A Pig・Japanより引用)


このイベントで、どれだけのPIGオーナーに出会えるのだろうか?
どんなPIGにお目に掛れるのであろうか?
日頃海で見掛けないからこそ、その楽しみも膨らむ。


俺自身はモダン系のPIGを始め、ビンテージも数本持参しようと思っているが、まだ見ぬ素晴らしいPIGとの出会いに聊か興奮している最中である。


マニアックなPIGそして、皆さんに会えるのが楽しみでなりません。


Keep Surfing