ペネトレーター | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

自分は多分欲張りである。

冒頭からこんな言い回しになってしまったが、これまで幾度となくボードのオーダーをして来たのだが、必ずと言って良い程同じオーダーをしてしまう傾向がある。
 
 
 
ボランクロス、グラスオン、10ft、そして、ワイド幅・・・
 
 
 
前回の更新で、余計な注文はボードのアウトラインを歪ませる様な事を書いたが、今日紹介するジョン・ペックのボードも要らぬ注文をしてしまった。
同じ様な事を書き綴ると長文になってしまうので省かせてもらうが、今回出来上がったペネトレーターに「幅60センチ」の注文を入れてしまったのだ。
 
 
 
注文したのは2011年・・・
この時の俺は、只管、安定感に拘っていたせいもあり、同時期にオーダーしたボードの殆どに「60㎝・24inch」の注文を投げ掛けていた。
同様のスペックのボードは幾らでもあるのに、欲張りな俺はどうしてもそれらの仕様を汲み入れてしまう。。。
 
 
 
月日が流れるというのは怖いもので、いつしか自分がどの様なスペックでオーダーしたのかを忘れてしまう事がある。
カスタムは自分だけの1本を造れる良さもあるのだが、必要以上の時間が生じると自身のサーフィンの求める質自体が変わってしまう場合があり、出来上がった時には「今の俺にはちょっと違うかな?」なんて、事は多々あるものだ。
ただ、憧れのシェイパーが俺の為に造ってくれたんだと思うと、どんなボードでも受け入れらるのだから不思議なものである。
 
 
 
今日は欲張りな俺が要らぬ注文をしたばかり、神様・ジョン・ペックにとって少々異端児的なボードになってしまったかも知れぬ?ペネトレーターを紹介したと思う。
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大よそ、ペネトレーターとは思えぬハリボテなアウトラインとなってしまっている気がしてならないのだが如何であろうか?
厚みや幅を俺好みにしてしまっている為、どちらかと言うとタンカーの要素が多分に含まれている感が否めないのは俺だけであろうか?
 
 
 
しかしながら、これは神様が許せる範囲でカスタムしてくれた紛れもないペネトレーターであるからこそ、このディケールが付くので、我儘を聞き入れてくれたジョンには感謝の念しか浮かばない。
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また、オリジナルのペネトレーターはモーリーポップからのリリースだった事もあり、ボックスフィン仕様になるのだが、これは俺の為のペネトレーターなので、俺仕様のグラスオンにしてもらった。

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カラーも俺が好きなREDで、ペネトレーターの特徴でもあるノーズスリップチェックはグリーンにしてもらっている。

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ストリンガーはオリジナル同様にシダーとなっている事は言うまでも無いのだが、この部分は恐らくジョンも変更は受け入れてはくれないのではなかろうか?

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そして、最後はお約束のロービングである。

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ただ、ジョン自体はロービングよりもリーシュッカップの方を好む様である。
理由は定かではないが、シーコングの田中さんの話では「リーシュッカップが一番強度がある」とジョンから聞いたそうである。
ビッグウェーバーの彼が言うのだから、きっと、リーシュカップの方が強度があるのだろう。
 
 
 
さて、このボードで俺は一体どんなサーフィンが出来るのだろうか?
実は、ジョンのペネトレターには3種類のスタイルが存在するらしい。
今回の俺のボードは最もスタンダードなスタイルの物になるのだが、ペネトレーターの中にはジョンが稀代の天才・ロビー・キーガルの為に削った物が存在する。
いずれ紹介出来ればと思っています。
 
 
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