PIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

先週のブログで、「コーヒー片手にボードを眺めていた・・・」なんて、書いたのだが、実はその後、自宅にあるボードを全て数えてみた。



うーん・・・
ちょっと、自分自身でも引いてしまった。。。
三桁は超えているのは百も承知であったが、その総数は自分の予想を遥かに超えていた。



所有するサーフボードは自宅以外に職場に置いてあって、ちょっと、気になったので数えてみると・・・
信じられない本数が犇めいていた。



その本数に自宅の三桁以上の数を合わせると・・・



今あるボードは「手放しくない!」と言っておきながら、流石に何本かは処分しなければばと思った思ったほどである。




そんな三桁に及ぶサーフボードの中で、圧倒的にシェアを占めているのが恐らくPIGではないだろうか?
「恐らく?」と疑問符を付けてしまうのは、明確な数量をカウントしていないからであるが、PIGが好きでボードが増えた事を考えると強ち間違ってはいないのではないだろうか?



さて、前置きがいつもの様に長くなってしまったが、今日はボードの紹介ではなく、俺自身が気になるPIGの事を書きたいと思う。



PIGはベルジーが考案して、ジェイコブスを始めとする多くのシェイパー、サーファー達に語り継がれ、時を経て受け継がれている。
ベルジーやジェイコブス達の直径の弟子と称されるシェイパー達がリリースするPIGもあれば、情報の波及によってPIGに取り組むシェイパー達もいる。
俺もこれまで様々なシェイパーが削るPIGを所有して来たが、以前にも書いた通り、付け焼刃で削られたPIGは懲り懲りなので、新たにPIGをチョイスする時にはかなり注意を払う様にしている。



日本でPIGの第一人者と言えば、間違いなくサーフボードワンの行岡豪さんだと思う。
豪さんの造るPIGに関しては、以前ブログで書いた通りなので、ここでは語らないが、最近、ちょっと気になるメーカーが出てきたのだ。



大阪のひろ板子工房と言うメーカーで、シェイパーの方は豪さんやファンタジーアイランドの荘司さん同様に、シェイプからラミネートまで全工程を一人行なう様だ。
また、WEB上で紹介しているPIGのアウトラインも非常に魅かれるラインである。
ノーズロッカーは超フラットで、何処となくキックテールの様になっているのが印象的である。
ひょっとしたら、ランス・カーソンの様にフォームのノーズとテールを逆さまにシェイプしているのだろうか?



PIGに関して、以前、ジーン・クーパーがこんな事を言っていた。
「1960年代までのベルジーのPIGが最高だった」と・・・
その言葉に食いつく様に俺は、「1990年代以降に削られた物は?」と尋ねると、ジーンさんは口を閉ざしたまま首を横に振っていた。
1960年代のPIGの何処が良くて、1990年代以降の何処がダメなのかは、正直、俺には解らない。
でも、ジーンさんの表情からすると少なくとも「素材」では無い様に伺えた。



これまで様々なPIGを紹介して来たが、PIGは本当に奥の深いボードだと思う。
ヴィンテージを含めて、まだまだ紹介し切れていないPIGが多々あるが、少しずつでも紹介していきたいと思う。

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話がそれてしまったが、いずれにしても、ひろ板子工房は非常に気になるメーカーである事は間違いない。
ただ、今の俺は冒頭に書いた様に、ボードその物を持て余しているので、自ら進んで手を出す事は無いと思うが、縁があったら是非、触れてみたいと思う。



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