玉ねぎに恵みの雨。。。 | 化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

2013年7月から近所の耕作放棄地を再生して、農薬や化学肥料は使わない『炭素循環農法』で野菜をつくりはじめました。畑の様子や、無人販売の様子、野菜の作り方などを情報発信して行きます。

$べじまにあのブログ

去年の11月中旬に定植した玉ねぎです。

最近続けて雨が降ったおかげでグングン育って
います。

いい感じです。

先日まいた肥料がよく効いています。



玉ねぎといえば、さんざん教室でも話題になるの
ですが『保管時に腐る』という相談を多く受けます。

長期保存ができないということです。

なぜ腐るのでしょうか?

色々な人の相談を受けていてわかったのですが
大きく分けて2つの理由が見つかりました。

今日はその話をしようと思います。

まず1つ目は『品種』です。

長期保存する場合は、長期保存ができる品種を選ぶ
必要があります。

長期保存のできる品種を選べば、軒下に吊るしても
すぐに腐って落ちてしまうことはありません。

芯の部分から黒くなって腐ることはありません。

恥ずかしい話ですが、私はこのことをつい2年前
まで知りませんでした。

それなのに、こうしてあなたに教えているなんて
ちょっと気が引けますが、意外と多くの人が
このことを知らないので話を続けます…

長期保存のできる品種は、『中生』~『晩生』の
品種が良いです。

品種にもよりますが収穫後5ヶ月~10ヶ月保存
できます。

私は一番最初の写真で写っている『OK黄』という
タキイ交配さんの品種を栽培しています。

昨年の11月中旬に植えて収穫が6月くらいに
なります。

収穫後は約6か月保存ができます。

もし、もっと長い期間保存したい場合は、晩生の
『ネオアース』という、これもタキイ交配さんの
品種ですがコレを選びます。

これは収穫時期がOK黄よりも少し遅くなりますが
最長で10ヶ月の長期保存ができます。

それに対して『早生』は?というと…

保存期間は3~4か月と若干短めです。

なので、栽培する玉ねぎの品種を決める時には
次の2つの選択を基準で選んでください。

玉ねぎを選ぶ基準:

①長期保存をしたいか?

②早く食べたいか?

長期保存をしたい人は、中生~晩生の品種を選び
ましょう。

早く食べたい人は、早生の品種を選びましょう。



明日は玉ねぎが長期保存できない原因の2つ目の
理由を話します。

これがかなり重要です…

では。


べじまにあ