毎月第1金曜日はNHK文化サークルにて野菜ソムリエの会会員有志による野菜講座の日です。
 第2回のテーマは『玉葱』と『キャベツ』です。
 受講者がいらっしゃる1時間前から会場入りして、セッティングをされていました。
 レジュメもバッチリ。
 今日の講師は池田さんと、小林さんです。
 小林さんがメインで講義をすすめていきます。
 一方的に話をすすめずに、受講者の方の意見を聞きながらの講義。
 大事な事や初めて聞く内容は、つぶさに皆さんメモをされていました。
 テーマであるキャベツの保存方法について、説明しています。
 やはり、口頭だけで説明するより、実物を使っての説明が一番ですね。
 良いキャベツの見分け方を説明中。
 買う時は、裏側を見て等間隔に5方向に芯が伸びているのが、良い状態で生育されたものであるということ、葉脈が芯を境に左右均等に伸びているものがいいものであるということを説明されていましたが、受講者の方もなるほど・・・と、いうような表情でメモをとられていました。
 次にキャベツの千切りをふわっと、歯触りよくカットする方法を池田さんが実演しています。
 包丁がよく切れるのもあるとは思いますが、均一の幅で美しくカットしていくので、受講者の方も感心して見入ったり、写真を撮られたりしていらっしゃいました。
 今は新玉葱が旬ですね。
 いい玉葱の見分け方として、実際に玉葱の天辺を触りながら、しっかり硬いことを確認。
 キャベツの千切りに続いて、玉葱のみじん切りを最後まで上手に切る方法を池田さんが実演。
 半分にカットした玉葱を芯側を軸に縦・横に細かく切れ目をいれたら、通常芯側を平行にカットしていくところなんですが、斜めに切っていくと、最後まで奇麗にみじん切りができました。
 これにも、皆さん目からウロコといった表情で実演を眺められていました。
 講義が一段落した頃、新玉葱とキャベツを使った料理を試食タイムです。
 鍋の中のものはどういう料理になるのかというと・・・
 キャベツの千切りの上に、具沢山のあんをかけた『皿うどん』風です。
 通常、揚麺を使うと、油分が多くてカロリーもかなりありますが、その麺を千切りキャベツに帰ると、揚げ麺にはないビタミン類が摂取できるし、なんと言ってもカロリーがおさえられます。
 あんかけの餡の作り方も、油を使って炒めずに、ひき肉から出る脂だけで具材を炒め、トロミをつける片栗粉を大目にして、冷めても餡が水っぽくならないようにすることがポイントだそうです。
 一方、玉葱は・・・
 色が同化してしまっていますが、新玉葱のご飯です。
 加熱することで、甘味が増していて、時々玉葱のシャキッとした歯触りが感じられて、風味と食感を楽しめるご飯です。
 時間が少々あったので、キャベツメニュー第2段が登場。
 キャベツを幅広にカットしたものと、リンゴをカットして・・・
 各々ミキサーに同量入れて、水を加えると・・・
 緑鮮やかな濃厚なジュースが出来上がりました。
 今回は水を使いましたが、ミルクでもOKとか。
 濾さずにまるのままの状態なので、水分があまりないのですが、スプーンを使って食べていると、まるでデザート感覚。
 受講者さん、キャベツの青っぽい味はリンゴで軽減されているのか、とても美味しいとおっしゃっていて、完食されました。
 氷を入れて作ると、スムージーが出来そうですね。
 この日は受講者の皆さんに、お土産として氷川町で“にがり”を使って新玉葱を作られている農家さんの新玉葱と、前回筍の時に紹介した塩漬け筍と焼酎漬けの筍をお土産にお渡ししました。
 学ばれた事を復習して頂ければ幸いです。
 池田さん・小林さんお疲れ様でした。
 来月は、6月3日(金)です。
 (文責:古閑)

















