腰が痛い…に加え、足にしびれ、痛み、お尻の痛みも~腰部脊柱管狭窄症?~ | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

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病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

「腰が痛い…」

 

中高年になったらほとんどの人が経験しています。

 

しばらく歩くと下肢のしびれや痛みで歩けなくなり、少し休むと痛みが治まりまた歩けるようになる…ということを繰り返す症状、間欠性(は)跛行を経験していないでしょうか?

 

腰痛をおこす病気の一つが「腰部脊柱管狭窄症」。

脊髄の神経の通る管が狭くなって、しびれや痛みがでる病気です。

 

 

 

 

 

脊柱管というのは、脊椎の内部の空洞で、脳から続く神経の束「脊髄」が通っています。

年をとるにつれ、腰部の脊椎に変形が生じたりして、脊柱管は徐々に狭くなり、脊柱管の中の脊髄(神経)が圧迫されて炎症が起き、痛みやしびれなどの症状が出てくるのです。

 

脊柱管狭窄症の症状は?
典型的な症状は「腰痛」です。


その他「下肢痛」、

「両足のしびれ」、

「脱力感」、

「足底の異常感覚」、

「排尿障害」それから

「座骨神経痛のような痛み」(いわゆる腰から脚へのしびれ)などの症状が出ることがあります。

「間欠性跛(は)行」(間欠跛行)

 

 

症状の出方は神経が圧迫されている部位によって異なる

 

1.馬尾型「両足のしびれ・脱力感」、

「足底の異常感覚(足の裏に餅がくっついたよう・砂利道の上を歩いているよう)」

馬尾はぼうこうの機能を調節しているため、

「排尿障害」

「会陰部のしびれ」

 

2.神経根型:脚・お尻の痛み

すねの部分のこむら返り

腰から足へのしびれ

間欠性跛行

 

3.混合型:馬尾型と神経根型の両方の症状

 

脊柱管狭窄症の症状は、初期には自然に痛みが治まることもありますが、

症状は長い年月の間に徐々に進行し、繰り返すようになります。

痛みやしびれの症状の周期がしだいに短くなり、持続的な症状に変わっていきます。

 

こんな症状があったら、すぐに病院へ

「会陰部の違和感」

「排尿障害」、

「脚に力が入らない」、

「足を引きずらないと歩けない」などの症状がある場合は、

神経への圧迫が相当強いというサインのため、すぐに病院へ行きましょう。

 

 

 

 

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参考文献