寿命と関連するテロメアの長さを長くするにはどうしたら良い? | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
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「テロメア」と言えば、

 

身体を作る細胞の染色体DNAの端にあり、

テロメアの長さは寿命の長さとも関連する、と言われています。

 

 

 

UK Biobankによると、2006~2010年に42万人のボランティアによる結果

 

「地中海式」食事パターン

 (地中海地方の食事で野菜や果物、オリーブオイル、魚などを中心とした食事法)

 

かつ果物・野菜を1日5食以上食べる人は

 

テロメアの長さが長い、ことと関連があるとのこと。

 

 

一方、「肉類摂取」は

 

テロメアの長さが短くなることと関連があることが示された、ということです。

 

 

 

やっぱり、野菜、果物を食べることが健康に良いのは、テロメアからもわかるんですね。

 

 

 

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参考文献

 

 

 

 

 

 

Dietary Patterns and Practices and Leucocyte Telomere Length: Findings from the UK Biobank

J Acad Nutr Diet. 2023;123(6):912-922.

 

 

研究課題 食事パターンと習慣は、白血球テロメア長(LTL)と独立して関連しているか?

主な結果 UK Biobankの横断的データの解析から、「地中海式」または「慎重な」食事パターンおよび「1日5食」の果物・野菜の実践の遵守はLTLと正の相関があり、一方「肉類摂取」パターンまたは「卵/乳製品/小麦/砂糖の摂取を控える」パターンの遵守は、LTLの主要なライフスタイル、臨床的、社会的決定因子で調整した後、LTLと負の相関があることが示唆された。
しかし、これらの関連性の大きさは小さく、LTLの年齢による変化の約1年に相当した。