サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

みなさま、こんばんは

今夜もフィレンツェ旅行記に、おつきあいよろしくお願い致します

「屋根の無い博物館」とも言われるフィレンツェ。

フィレンツェの街の中心部が丸ごと世界遺産に登録されています。

そんなフィレンツェ到着後最初に向かったのは、フィレンツェの象徴でもある、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。

サンタ・マリア・デル・フィオーレとは「花の聖母マリア」と言う意味だそうで、美しく壮大で素晴らしい姿に圧倒されました

あまりに壮大で言葉ではなかなかご説明できないため、るるぶから引用しました

ドゥオモ（大聖堂）、ジョットの鐘楼、サン・ジョバンニ洗礼堂の3つの建築物で構成されています。

左からサン・ジョバンニ洗礼堂、ドゥオモ（大聖堂）、奥にちらっと写っているのがクーポラ、右手にジョットの鐘楼という位置関係です。

イタリア人建築家のジョット・ディ・ボンドーネによって建築が始まった塔は、ジョットの死後も複数の建築家により継承され、聖堂よりも100年早い1387年に完成しました。

下から鐘楼を見上げてみました。

赤白緑の大理石で作られゴシック様式の塔は、高さが84メートルあります。

一番下の段にある精巧なレリーフが、56枚も塔を覆っていてまるで芸術作品のように美しかったです

左下にちらっと写っている人物と比較して頂くと、大聖堂の大きさがお分かり頂けると思います

壮大なだけでなく、立体的で複雑な構造に目を見張ります。

白・ピンク・緑の大理石のコントラストが本当に綺麗なんです

ドゥオモの最初の設計者である、アルノルフォ・ディ・カンビオ（１２４０～１３０２年）の像です。

1296年の建設開始時には、高さ100m、直径40m以上の巨大なドームの建設は当時不可能と言われていたそうです。

1296年の建設開始から591年の歳月が流れ、1887年に完成した正面ファサードです。591年もの間、多くの設計者や建築家の手を経てこれほどまでに素晴らしく、まさに世界遺産にふさわしい教会が完成しました

この大聖堂の象徴的な建物である、巨大なドーム状のクーポラ。

ステイしていたホテルの屋上テラスからの眺望です

ドームがいかに巨大かがお分かり頂けると思いますが、石積み建築のドームとしては、現在世界最大級の大きさを誇ります。

あのてっぺんに登ったんだわ・・と今では懐かしく遠い目をしてしまいます

その巨大ドームクーポラの設計者である、フィリッポ・ブルネレスキ（１３７７～１４４６年）の像です。　

発想は鋭く機知に富んだ建築家だったそうで、今では良く知られた遠近法も彼の発明とされているそうです

ブルネレスキの設計は、予算削減と耐久性を考慮した二重構造のドームで互いを押し合う画期的な設計で、木枠を使わずに煉瓦だけをを積み上げて製作され1436年に完成しました。

このドームの完成によりブルネレスキは多くの脚光と名声を手に入れたそうですが、完成から580年経った今見ても、非常に素晴らしく完成された美しさはフィレンツェの象徴として目に焼き付いています

 

本日もご訪問くださり、ありがとうございました

それでは、楽しい三連休をお過ごしになってください