前回の記事の更新が去年の9月20日でしたね。
長らくご無沙汰しておりましたが、
こちら、フランス北部では冬場は最高気温が0度あたりになるのが普通なので、
完全にロードバイクはオフシーズンになってしまいまして、
今までも冬場は基本、このブログを休止するのが当たり前になってきておりました。
今年は割と早め、2月初旬あたりから最高気温で10度まで上がる日が出始めたので、
2月からはロードでのトレーニングを再開しておりましたが、
やっぱり機材の変更などないと、特に記事を書く気にはならないところがありますね。
さて、自分は割と機材に関して保守的な傾向があります。
タイヤは今でも23Cを使いますし、
電動コンポに魅力を感じたことがなく、機械式大好き。
ディスクブレーキも手放して喜ばない派。
内蔵ワイヤー否定派。(メンテナンスしにくいだけでメリットがないと思ってる)
チューブレス否定派(シーラント入れてホイールバランスがたがたで乗る理由がわからない)
などなど、
割と、じゃねぇな。
超保守派でした。
そんな訳で自分はタイヤに関してはクリンチャー主義。
チームカーが伴走してて、ホイールごと代えてくれるわけでもない一般のライダーが、
タイヤ丸ごと持ってまでチューブラーを履く理由もないと思っているので、
いつまで経ってもクリンチャー以外の選択肢を考えもしない人間、
超保守人間なのであります。
そんな私が、4年ほど愛用してきたのが
ミシュランのパワーコンペティションのクリンチャーだったのですが、
これがディスコンになって2年。去年はとうとう残りの品もなくなり、
これが買えなくなってしまって、特に他に履きたいタイヤも見つからなかったので、
仕方なく余っていたveloflexを1年間使っていたんですよね。
しかし、古い世代のveloflexはやはり乗り心地、転がり抵抗、グリップすべてにおいて最近のタイヤに及ばず、
今年の春には、なんにしても新しいクリンチャーを導入しようと、前々からいろいろと考えていたんです。
ずっと候補に上がっていたピレリのP zeloですが、
最新のモデル、P zelo raceは旧型のような柔らかさのメリットが大分なくなっているらしく、
結局、コストパフォーマンス、転がり抵抗などの条件を考えると、
どうしてもコンチネンタルGP5000を凌ぐ魅力が見えず、
とうとう今回は、いつも避けていたGP5000を買ってしまったのでした。
GP5000を今までなぜ避けていたのか、というのは色々な理由があるのですが、
その第一に自分のイタリアンメイドのビアンキのフレームにカンパニョーロ(コンポ、ホイール)という
純イタリアンバイクに、超ドイツ魂ゴリゴリのコンチネンタルを履かせる気になれなかったというのが大きくありまして、
なんか、そういう趣味的な、主義的な理由が非常に大きかったのであります。
それなのに、、
GP5000になってから
コンチネンタルの野郎、タイヤにドイツの国旗まで付けやがって!
見かけ的に、まったく気に入らないのであります。笑
(見えますよね。前輪の5000の文字の横に丁寧にドイツの国旗がついております)
ヨーロッパに住んでいますと、
こういうドイツっぽさとかにすごく敏感になる部分がありまして、
キャニオンとか、BMC とか、ドイツ語圏っぽい自転車に乗ってるなら
コンチネンタルをバンバン履いて、
その素敵な性能を堪能してやろうって気にもなるものですが、
やっぱりイタリア系の、性能ゴリゴリというよりは
テイストで乗るのが好きなライダーとしては、
どうしてもイタリアっぽいもの、またはフランス、
つまりはラテン語圏の雰囲気の外に出たくなくなるものなのです。
実際これを使ってみると、いい意味でも悪い意味でもイメージ通り。
性能ゴリゴリ。うん。性能はいいよ。
しかし結局、テイストが俺の自転車に合ってねぇよなぁ。
みたいな感じになってしまいましたね。
でもまあ、よく走るしいいか。
的な。
完全に予想通りに妥協感が出る結果になってしまったのでした。
次回、細かくレビューを書いてみようと思います。
----------------追記--------------------
後で気付いたんですが、たった4つ前の記事、
「クリンチャー市場の冬時代がついに到来」(2021 8月)で、
GP5000一択になりつつあるクリンチャー市場で、
ドイツ製のゴリゴリタイヤに興味が出ないという、
今回とまったく同じ内容の記事を書いておりました!
しかも実際のタイヤのレビューは次回に回すというところもまったく同じと言う!
なんと同じ思考パターンをしているんだ!笑
去年の記事の方が少し内容が詳しいので、よかったらお読みください。
ついでに、その次の記事、
ミシュラン、パワーコンペティションと
veloflexの比較、レビューがこちらになります。