本当に毎度(4年ごと)のことではあるんですが、

ヨーロッパではオリンピックのことがほとんど話題にされないので、

せっかくの観戦の機会なのに、どうしてもついていけなくなるんですよね。

 

ロードレースは自分で調べて観戦しましたが、

タイムトライアルも、テレビ中継がなく、結果だけを(リアルタイムですが)追うことになり、

特に選手も知らないトラック競技なんかは何を見たらいいのかもわからず。。

 

他のスポーツなんて言うがもがなです。。

 

 

なんか寂しい。。

 

 

 

 

タイムトライアルでログリッチが快勝、

金メダルを獲得したのはすごく嬉しくて、

ガンナが(えらく久しぶりに)勝てなかったのもなんか嬉しかったんですが、

結局ブログで話題にもしませんでした。

 

 

 

 

 

さて、そんなこんなで今日は

しばらくしていなかったパーツの話題。

 

 

 

 

タイヤについてです。

 

 

 

 

現在、実にクリンチャータイヤを使う趣味のロードバイク乗りには、

とうとう冬時代が到来した感がありますよね。

 

 

自分がここ3年ほど使用していた、ミシュランのパワーコンペティション(Race)は

本当にいいタイヤだったのですが、

ミシュランの新しいラインナップでは、コンペティショングレードがまさかのチューブラーのみに!

 

自分がかなり良さそうだと期待していたピレリのP Zero veloですが、こちらもほぼディスコンになり、

新ラインナップのP Zero Raceは、P Zeroの一番の魅力だった「しなやかさ」が少し衰えたらしいという噂。

そしてその割には、第三者の実験結果によると(Bicycle Rolling Registance)、

転がり抵抗が以前のものとほぼ同等。むしろ少し悪くなっているじゃないですか!

 

しかもピレリは値段が高い!全然落ちない!

 

 

 

 

 

vittoriaは元々クリンチャーに力をいれていないですし、

こうなってくると、

もうコンチネンタルGP5000これ、一択というクリンチャー高級オールラウンドの世界。

 

 

 

これでいいの?

 

 

これでいいのか資本主義?!

 

多様性がおまえの唯一の魅力だったんじゃないのか?!

 

(唯一でもないか・・。)

 

 

 

と、言いたくなってきます。

 

 

 

 

 

 

GP5000が出てから、クリンチャー市場における

コンチネンタルの独走は強まるばかりですよね。

 

このタイヤ、圧倒的に性能がいいのですが、

なにしろ、自分のほぼ純正イタリアンのバイク(ビアンキ、カンパニョーロ)に、

 

ドイツ製品なんて使いたくない!!!

 

というのが長年あった正直な感情なのです。

 

 

 

 

あまり日本に住んでいる皆様には、

このドイツ製品と、イタリア、フランスのラテン語圏製品の雰囲気の違いというのはわからないかもしれないと思うのですが、

 

 

ドイツ製品というのは、何をとっても明らかに精度が高い。

とても信頼できる、いい物というのは絶対にそうなのですが、

デザインに明らかに魅力がなく、ドイツの良い意味でも悪い意味でも田舎臭い、鈍臭さが常にあるんです。

 

純粋な工業製品を探すなら(あと野菜とか健康関係)もう、絶対ドイツ製品を選ぶ私ですが、

趣味が反映されるもの、美観が大切なもの、

キッチン周りだとか、自転車関係、身につけるものとかは、

やはりどうしてもドイツものを避ける傾向にあります。

 

一見綺麗そうにみえるものってたくさんあるんです。

だけど結局、使ってみると「やっぱドイツくせーなーこれ」「スイスくせーなーこれ」ということになってくる。笑

 

 

 

それがドイツ語圏の文化全体の良さであり悪さだと思うんです。

 

 

それに比べて、ラテン語圏、フランスとかイタリアっていうのは、

多少性能が悪いとか、すぐ壊れるとかは当たり前ですが、

高級品というのは、非常にシックで色っぽい、艶っぽい、なんとも言えない趣味性を満たしてくれるものを作ってくるんですよね。

 

 

ジョルジョ・アルマーニとか、フェラーリとかそういう世界ですね。

 

 

最近のフランスの高級ブティックはほぼ国際市場化してしまったので、ラテン語圏のセクシーさというのはエルメス、ルイヴィトンなんかからは薄くなってしまっていますが、それでもフランスはフランスです。

 

 

ピレリP Zeroなんて、そいういうジョルジョ・アルマーニ的ないろっぽさをふんだんに感じたのですけど、

なんか新作の性能が振るわないのに、この値段の高さはちょっとなぁ、ってことになってしまう。

 

 

 

その、現在GP5000一択の高級クリンチャー・オールラウンダーの世界ですが、

もしかしたら、ミシュランがコンペティショングレードのクリンチャータイヤを遅れて投入してくれないかと、

とにかくそれだけを期待しているところです。

 

 

 

話が長くなってしまい、

実際のレビューを書く時間がなくなってしまったので、

それは次回にまわそうと思います。