駐車場からのアプローチはこんな感じで、果たして目指す遺跡はあるのか?
木の案内標に、ユネスコ世界遺産の文字が読み取れます。
入場料は2.5€。
ゲート先の説明版。キプロスは先史時代(BC6000頃)にいったん砂漠化して、この遺跡も突然その時期に無人になったそうです。
この頃日本は縄文時代で今より高温だったという話がありますが、仮になんらかの理由で変化が急だったとしたら、世界的に気候が大きく変わったのかとか、想像を巡らせてしまいましたが、果たしてどうなのでしょう。
入口から150メートルほどの広場に復元された当時の住居が。
中はこんな感じで人骨も見つかっていたようです。
登り階段がその先にあり、発掘跡に続いていました。
丘の中腹に大規模な発掘跡と、円形の石組みが近接して並んでました。
谷方向を眺める。海からは数キロあって、貝以外の魚類の骨はあまり見つかっていないところ。農耕と狩猟の村だったようです。
小屋の間隔が狭い。プライバシーといった概念は当時はそもそもないでしょうし。
研究では、乳児死亡率が高いせいで、平均寿命は22歳くらい。成人も30代半ばまでに死んでいたそうです。平均身長も男性が161センチというから弥生人より低いくらい。
中高のころ、古代史好きだったせいか、こういうの見るの大好きです。
これは行って良かったです。
中途半端に時間が余りました。空港には3時半くらいに着きたい。この時点で1時くらい。
ということで空港のある町Larnakaの海辺が栄えていそうだったので、そこでランチを取って空港に向かうことにしました。
海沿い、天気がよいせいか、ものすごく混んでいました。駐車場が見つからず、一度諦めて市街地に向かったのですが、なんとも無味乾燥な市街地だったので、駐車場入れなかったら諦めようと、再度チャレンジ。海岸まで歩いて3分ほどの駐車場になんとか入れました。
ここでもクリスマスマーケットをやっていたようですが、年末なので閉店。
海沿いの道はリゾート感のある通りでした。ちょっと湘南っぽい?
きれいな砂浜です。映りこまないようにしましたが、水着姿の人もいました。気温20度だと言うのに。
海岸沿いの、いかにも観光客向けレストランに入りました。
このそばにあった中華を狙っていたのですが(世界中の中華料理屋に行くのもなかなか面白いです)残念ながらランチタイム終了していたか、ディナー営業のみだったのか、やっていませんでした。いい立地なのにもったいない。
キプロス最後の食事は、キプロス料理(スブラキとシェフタリア(焼鳥のヨーグルトソース和えみたいなの、とキョフテみたいな小さめのミンチボール(ソーセージ型))にしました。ギリシャ料理と近いけど特徴までは理解できずでした。ミートボールはトルコのキョフテみたいですし。
海岸から空港までは15分ほど。無事故、(たぶん)無違反でレンタカー返却できました。
搭乗まで1時間強あったので、最後に、キプロスのメジャービール(KEOというブランドです)で名残を惜しんで、短い冬休みを締めました。
駆け足だったけど、いろんなところに行けて、充実の3泊でした。帰宅は大晦日の23時過ぎ。
飛行機も遅れずで良かったです。
キプロス、想像より居心地のよい国でした。良かったところを思い返すと、
・英語が完璧に通じる
・海も山も美しく、観光化がそこまで進んでいない。
・猫天国。トルコやモンテネグロ、北マケドニアに勝るとも劣らない。
・高速も下道も整備されていて走りやすい。左側通行だし日本からレンタカーで走っても違和感は少ないはず。
・物価は総じて安め(外食で座ってサーブされる店で10€以下のメニューある店は欧州では他にもうないかも)、宿も他国よりかなり安めだった。
・ちなみにガソリンも他より2-3割安め
気になる点はあえて言うなら、
・食事にはこれがキプロス料理という特徴がないかも(ギリシャ・トルコ系の料理。島国の割にはシーフードも普通な感じ)
・下水道網は強くなくて、トイレの紙を一緒に流せないのは要注意(東南アジアも同じですが、慣れないと抵抗感強いですよね)
・豪華な旅を志向する人だと散財する場所が少ないので満足できないかも。
ということでしょうか。雑なまとめですみません。