インド哲学から見た人間の構造
五大元素、知覚器官、行為器官の関係
インド哲学には人間の構造が、五大元素、知覚器官、行為器官の関係とともに説かれています。
サーンキャ哲学、ヴェーダーンタ哲学、チャクラ理論から比較してみます。
サーンキャ哲学、ヴェーダーンタ哲学(タットヴァボーダ)、チャクラ理論を比較しました。
タットヴァボーダ
空間の要素(元素)のラジャスの側面から発声器官が形成
風の要素(元素)のラジャスの側面から手が形成
火のラジャスの要素(元素)の側面から脚が形成される
水のラジャスの要素(元素)の側面から、肛門が形成される
土のラジャスの要素(元素)の側面から性器が形成される
チャクラの観点
第一チャクラ 土
第二チャクラ 水
第三チャクラ 火
第四チャクラ 風
第五チャクラ 空間
水の元素=第2チャクラ/生器
土の元素=第1チャクラ/肛門
サーンキャ
土(プルティヴィ)
行為器官: 肛門(排泄行為)
知覚器官: 鼻(嗅覚)
水(ジャラ)
行為器官: 生殖器(生殖行為)
知覚器官: 舌(味覚)
火(テージャス)
行為器官: 足(歩行行為)
知覚器官: 目(視覚)
風(ヴァーユ)
行為器官: 手(捕獲行為)
知覚器官: 皮膚(触覚)
空間(アーカーシャ)
行為器官: 口(会話行為)
知覚器官: 耳(聴覚)
分析
人間の構造からみれば、チャクラ理論やサーンキャが理にかなっています。
一番下が肛門でその上に生殖器です。
また元素は下ほど重い元素なので、土が一番下に来ます。
結論
タットヴァボーダ、チャクラ、サーンキャのそれぞれの理論は、元素と人間の身体や感覚との関連性を異なる視点から解釈しています。
1)タットヴァボーダ:五大元素(パンチャ・マハーブータ)のうち、土から生殖器が、水から肛門が形成されるとされています。
2)チャクラの理論:人間の身体を通過するエネルギーの流れを表現し、それぞれのチャクラが特定の元素と関連付けられています。この観点からは、水の元素が第2チャクラ(生殖器)と、土の元素が第1チャクラ(肛門)と関連付けられています。
3)サーンキャの哲学では、土が肛門(排泄行為)と鼻(嗅覚)、水が生殖器(生殖行為)と舌(味覚)と関連付けられます。
これらの理論は、それぞれ異なる文化的、哲学的背景から生まれ、それぞれの視点から人間の身体と宇宙の関連性を解釈しています。そのため、一部の解釈が一致しない場合があります。
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