チゴイネルワイゼンとインドの関係(?)
吉川妃鞠(ひまり)さん
サラサーテの「チゴイネルワイゼン」は美しいバイオリンの曲で、多くのバイオリニストに愛され、演奏されています。
天才バイオリニストの吉川妃鞠(ひまり)さんは、「チゴイネルワイゼン」と「カンパネラ」という、バイオリンの演奏技巧を要求する難しい曲を見事に演奏し、人々の心を魅了しています。
彼女は日本国内外の42のコンクールで1位を獲得し、2022年にはアメリカのカーティス音楽院に10歳で合格し、11歳で進学しました。また、「リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール2021」では、史上最年少の10歳で第1位を超える特別賞であるグランプリを受賞しました。
チゴイネルワイゼン
ちなみに、「チゴイネルワイゼン(ツィゴイネルワイゼン)」(独:Zigeunerweisen)は、スペイン出身のヴァイオリニストであるサラサーテ(1844~1908年)が1878年に作曲したヴァイオリン独奏曲で、超絶技巧を要する作品です。サラサーテ自身も、8歳で初の公演を行い、10歳でスペイン女王の前で演奏しました。パリ音楽院で学び、13歳でヴァイオリン賞を受賞するなど、その才能は早くから認められていました。
貴重なサラサーテが60才の時の演奏の録音が蓄音機で再々された動画です。彼の声が途中に入っています。
ジプシー(ロマ)の旋律
「チゴイネルワイゼン」という言葉は、「ジプシー(ロマ)の旋律」(チゴイネル=ジプシー、ワイゼン=旋律)という意味を持ちます。ジプシーはインドにルーツを持つとされる民族で、彼らの音楽には独自の音階があり、それを「ジプシー音階」と呼びます。このジプシー音階が「チゴイネルワイゼン」にも使用されています。具体的には、この曲はハンガリーを中心に活動していたロマの音楽に基づいており、その特徴的な音階を取り入れているため、「ハンガリー音階」とも呼ばれることがあります。
ロマ(Roma)
ロマ(Roma)は、インド北部を起源とし、中東欧を主として世界各地に居住する民族グループです。中世から近世にかけてヨーロッパに移住しました。呼称は、ジプシーがエジプトと関連付けられたことに由来し、国や地域で異なる呼称が使用されました。差別的な「ジプシー」という呼称に代わり、1971年には「ロマ」が公式な呼称として用いられました。
ジプシーは、多くの異なる集団や部族で構成されており、現代では多くが定住しています。具体的な集団として、ロマ(Romani)が広く知られ、ロマ語を話し、様々な国々で異なる方言を持っています。
カラチャイ(Kale/Kalderash)は中東欧やバルカン半島に主に居住し、ギリシャ系ロマとも呼ばれます。シンティ(Sinti)は主に中欧、ドイツ、オーストリア、フランスなどで見られ、独自の言語や文化を持っています。カレ(Kale/Kalé)はスペインに住むジプシーの集団で、スペイン・ロマとしても知られており、独自の文化を維持しています。ラトヴィヤ(Lăutari)はルーマニアに住むジプシーの集団で、伝統的な音楽家や演奏者として知られています。
日本に最初にきたインド人
ところで日本に最初にきたインド人はボーディセーナと言う仏教僧です。天平8年(736年)に遣唐使の要請に応じて来日。東大寺の大仏開眼では供養の導師を務めました。サンスクリット名は「ボーディセーナ(Bodhisena)」で、「菩提仙那」とも書かれ、また「婆羅門僧正(ばらもんそうじょう)」とも呼ばれました。日本でさまざまな仏教の活動を行い、墓は奈良市の霊山寺にあります。
吉川妃鞠さんの「チゴイネルワイゼン」を聞いたのをきっかけにして、調べてみるといろいろなことが分かってきました。
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