増える鎮痛剤依存症、痛みの緩和には「瞑想」の方が効果的? | トウドウ (ヴェーダプラカーシャ)オフィシャル

トウドウ (ヴェーダプラカーシャ)オフィシャル

ヴェーダセンター代表、瞑想教師/ヨーガ哲学&アーユルヴェーダ講師、インド政府公認プロフェッショナルヨーガ・インストラクター、同プロフェッショナルヨガ検定試験官、産業カウンセラー、ヴェーダ詠唱家

オピオイド系鎮痛薬の依存症が急増し、アメリカでは各種機関や専門家が、痛みのケアについて改めて考え直すよう呼びかけているといいます。

米疾病管理予防センター(CDC)は2016年、米国医師会雑誌(JAMA)で、医師に向け、慢性的な痛みに、薬理学的な方法ではなく薬を使わない方法で対処を試みるよう提言したといいます。
 
2016年の調査では、慢性的な腰痛を抱える人々が8週間、「瞑想を取り入れたストレス逓減法(MBSR)」か、「認知行動療法(CBT)」のコースのいずれかに参加しました。MBSRを受講者は約44%、CTBは約45%、通常治療グループは27%軽減と、標準的治療よりも大幅に痛みが軽減しました。

別研究では、オピオイドのレセプター(受容体)をブロックした状態で被験者が瞑想を学んだが、それでも刺激に対する痛みの感じ方は軽かったそうです。

MRI(磁気共鳴映像法)を使った研究では、瞑想が脳内の眼窩前頭皮質と呼ばれる部分(自分のいる環境で何が起こっているかを解釈する機能をつかさどる)と、前帯状皮質と呼ばれる部分(認知機能を制御し感情を調整する)に影響があったといいます。

参照記事
http://forbesjapan.com/articles/detail/12470/1/1/1