言うまでもなく派遣会社にとって2010年は厳しい1年となりました。
先日、大手派遣会社の方とお話しする機会があり、生々しい現状を教えてくれました。
30%リストラしても、拠点を統合してもまだ余剰感がある。コンプライアンス監視の厳しい現場では請負への切替が相次いでいる。そこで、先日まで支社長だった人員が請け負い現場の管理者として駆り出される事例が相次いでいる・・・とのこと。しかも請負に切替える上での入札やコンペでは利益を度外視した金額で応札するケースも。
雇用を守る上で仕方がないとは言え、利益に貢献しない仕事を任せられた人たちのモチベーションダウンは計り知れません。
このところの派遣コンプラの強化と引き換えに、請負の規制が緩くなったように感じます。そしてまた、偽装請負の取り締まり強化。時代は繰り返す・・・ですかね。