さて、できあがりました念願のマイホーム!

最後のチェックとして残っているのが、完成物件のお披露目ともいえる竣工検査(内覧)です。

外側のチェックポイントとしては、まず外壁。

ヒビがないかどうか、浮きや凹みがないかどうかなどをよーく見ましょう。

基礎はコンクリートの表面にモルタル仕上げをしていることがほとんどだと思います。

モルタル表面の、髪の太さぐらいのクラック(ヒビ)は

さほど気にすることはないと思いますが、クラックが深かったり、

0.5ミリ幅(シャープペンシルの芯の太さ)を超えるようなものがあれば要注意です。

屋根なども見られる部分はヒビやズレなどがないか見ておきましょう。

双眼鏡を持っていくといいですよ。

また、外構部分に傷や汚れがないかなどもチェックしておきましょう。

家の内側では、床鳴りがないかどうか。

これは特に重要なので、くまなく歩いて確かめてみましょう。

階段も同様です。

クロスのヒビは、これも髪の毛程度の太さなら問題ありませんが、

見た目はきれいな方がいいので、補修を頼みましょう。

しかしこのヒビが大きいようなら、壁そのものや構造に問題がある場合もあります。

また、部屋の角の部分にズレが生じていないかも見てみましょう。

また、クロスで浮きが気になる部分があれば、触ってみることをおすすめします。

信じられないことですが、浮いたクロスを触ると手ごたえがなく、

はがすとそこは天井板が貼られていなかった、なんてケースも昔はありました(^_^;)


天井裏も眺めてみます。

断熱材に隙間はないか、きれいになっているかなど。

天井裏にゴミや断熱材を放置していた業者さんの話も聞いたことがあります(^_^;)

ドアの開閉がスムーズかどうかを確かめるのはもちろんですが、

閉めた際にドアとドア枠の間に不自然な隙間がないかどうかも見ておいた方がいいでしょう。

ちなみにドアの下は数ミリの隙間があるのは当然ですのであしからず。

窓・網戸の開閉も何度かやって確かめておきましょう。

ドアや窓の開閉で少しでも「かたい」と感じることがあったら遠慮なく申し出ましょう。

台所・洗面所など、水はひととおり流してみて下さい。

その際カウンター下の扉を開けて、水漏れがおきてないかどうかもチェックしましょう。

また、こうした隠れた部分でヒビなどを発見するケースもありますのでよく見て下さい。

クローゼットのハンガーパイプや棚の固定も確かめておきましょう。

床下は、床下収納庫部分や、床下点検口などから見ることができます。

湿気がないかどうかを確認して下さい。

とにかく、思いつくところは隅から隅まで見て、

気になるところは忘れないようにメモをとるか付箋でも貼っておきましょう。


そして、調整や修正をしてもらう箇所を話し合い確認して、合意するというわけです。

このチェックの良し悪しも、これからの快適性を大きく左右するポイントですので

最後のひとふんばりで、頑張ってチェックしましょう!
さて、実際の生活を快適に過ごすためには家の断熱性も欠かせない要素。

この断熱性を左右する断熱材の施工チェックも欠かせません。

まず、一般住宅の断熱材としてよく利用されているのはグラスウールやロックウールなどですが、

こちらは断熱材そのものが湿気を吸ってはいけないので、防湿性をもった袋の中に入っています。

室内から見て、『こちらの面が防湿面です』のような注意書きが見えるかどうか確かめましょう。

また、この防湿面に大きな破れがあったりしたら

必ず取り替えてもらうなり補修してもらうなりしましょう。

雑な作業で破ってさらに放ったらかしというのは最低な姿勢です。

そしてズレたり落ちたりしないように十分な対策がほどこされているかをよく見ましょう。


グラスウールやロックウールの場合は、

袋の「耳」の部分をステープルというホチキスの親玉みたいなので固定します。

もちろん固定が大事なのはこれら以外のどの断熱材でも同じことです。

きっちり止めておかないと、工事中期間程度では目立たなくても、

数年も経てば、壁の中でずり下がったりはがれたり、

床下では垂れ下がってくるという目も当てられない状態になってしまいます。

そして、断熱材というものは、隙間なくびっちり埋めていかなければなりません。

隙間はないか、入れ忘れはないか、きちんと見ておきましょう。

たとえ数センチ程度の隙間でも、あるのとないのとでは快適性に大きな違いがでてきます。

断熱材は快適性を大きく左右する大事なものですから、きっちり見ておきましょう。

防水に関する施工がきちんとおこなわれているかどうかも、

家の質と寿命を左右する大きなポイントになってきます。

家の中に水が入ってきてしまっては、一気に痛みを加速させてしまいますからね。


まず、もっとも重要な屋根部分。

防水紙を貼っていくのですが、この貼り方は、『横ばりで、下から順に貼っていく』ということです。

もしこれを上から順に貼ってしまうと、雨がどんどん入ってきてしまいます。

そして、隙間なく貼ればいいというのではなく、ある程度重ねて貼らなければなりません。

上下10センチ、左右20センチ以上の重ね幅が必要です。

「そんな数値いわれても、屋根に上れるわけじゃなし、確認できないよ」と思われる方は、

双眼鏡持参で見られそうな部分だけでも見てみましょう。

防水紙には、重ね幅のガイドとなる線がひかれていますので、

その線を守って下から上に貼られていたらOKです。

外壁も同じく、下から上。

ドア部分などの開口部には、防水テープが貼られているかなども見ておきましょう。

窓の周りにも防水紙と防水テープがきちんと貼られていることが必要です。


あとはベランダですね。

ここは防水性にすぐれた素材を使うのが一般的なので、

仕様についてはよほどのことがないかぎり大丈夫だと思うのですが、

排水口のチェックをしておきましょう。

ポイントは、「2つあるかどうか」です。

ベランダは屋外にあるものですから、何だかんだと外から落ち葉やゴミが運ばれてきます。

それで排水口がつまってしまったら?

もし排水口が一箇所だと、雨が降ってもベランダがプール状。大変です。

2箇所同時につまるということはほとんどないと思われますので、

安心のためにも排水口の数はチェックしておきましょう。