今では世界三大コンクールの1つとなったモスクワ国際バレエコンクールの第一回が行われた時の事。
世間の予想は、当時から若手の最有望株だったバリシニコフがぶっちぎるだろうという事だったんだそうだ。
バリシニコフは自伝の中でその時の事をこんな感じで述べていた。
「日本から深川秀夫が来ている。彼が出場する以上、私に賞が約束されているとは言えない。」(結果はバリシニコフ金賞、深川秀夫先生銀賞)
あのバリシニコフにここまで言わしめるダンサーが、かって日本にはいたのだ。
この話を知って以来、怪人の中の深川先生幻想は高まるばかり。
いったいどんな踊りをする方だったのか・・。
せめて映像だけでも残っていればと思っていたのだが、何せ昔の事だから難しいかなともう諦めかけていた。
ところが、ついにこのモスクワ国際の時の映像を動画サイトで見つけたのだ!。
やっと会えた・・(フランダースの犬ラストシーン調)
その切れ味鋭い踊りは名刀正宗か兼定か。
バリシニコフに引けを取る部分はいささかもない。
何かこう、いつまでもこの映像を眺めていたい、そんな気がした。
怪人如きがバレエ界伝説の方に憧れるなんでおこがましい事ではあるが、とりあえず、深川先生が映像の中でやってるグラン・ジュテ・バッチュの練習だけでもしちゃおうかな~と(可愛いらしく)(^O^)。
え、フランダースのネロみたいに死ぬぞだって?。
怪人は死にましぇ~ん!(ネタが古いっつーの!)(≧∇≦)。