サンダーブラスター! | スタッフブログ

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ヴァルシュトレイの開発日記

  今日みたいな日を小春日和というのでしょうけどね、自分的には少々やりづらいといいますか、こういう日に花の東京なんかを歩き回ったりしますと、ときおり暑くてかなわん場合がございましてこう、上着なんかを脱ぎたくなるわけなんですけど、でもやっぱり仕事の上ではフォーマルなカッコというのも大事なもので、うかつな真似は出来んわけです。痩せててシュッとはしていないのは言わずもがな、せめて一歩ごとにふしゅーッ、ふしゅーッ、とは漏らさぬよう、気をつけて歩くほうが先ってもの。特に駅の階段が辛いですね。ヘビメタといえばおっさんでいうところのヘビーメタボりっくでございまして、そういった部分が重いと感じるたびに、これはもういいかげん、なんとかせねばな……などと焦燥を余儀なくされるのも致し方ございません。かの機械伯爵がうらやましいなどといえば、よけいにおじさん臭くなるところではございますが、果たしてそんなことを思わずにはいられない昨今です。

 

 などといった、マジでどうでもよい前置きに続くのは、本日はとあるとても面白いお話をしてきましたよ、ってことなんですが、そりゃまあ当然言えないわけでして。でもこう、打ち合わせが終わった帰りに喫茶店なんかに行きますと、そりゃあもう、ゲーム談議に花が咲くってのが業界人どうしのおつきあいとでも言いますか、ある種たしなみのようなものでもあるわけです。それも自分たちよりもいろんなことを知っているお方がいらっしゃれば話の種が尽きることなど当然なく、仕事の確認は五分そこそこにあとはずっと業界よもやま話。いやこれ大事なことなんですよ? 我々にとってはものすごく貴重な情報源。お互い言ったらいけないことには注意をしつつ、古今東西のゲームタイトルをブァーっと話柄に上げるのですね。
 

 そんな中で本日、一つ思い出したのがこの

「サンダーブラスター」

ですね。SFが題材で背景が宇宙っぽくて、撃てば撃つほどショットが強くなってボム的なものが自動回復して無限に使える縦シュー……なんてものが確かに昔、アイレムさんから出ていたよなあ、などといったお話からこんなマイナーなタイトルがちゃんと出てきちゃうのも業界人ならではです。これ、絵面もなんか、アイレムさんぽくなかったようなところもあって、それでよく思い出せなかったんですねぇ。

 

 マイナーなどと言ったら失礼ですけど、でもこれはマイナーだったと思いますよ。当時、上尾という隣町にあったハイテクランド三階の入り口付近に一台置いてあったきりで、あとは自分見たことない。(それとも
自分の地元だけだったのだろうか??)それに当時はスト2の全盛期で誰もやっていませんでしたからね、台待ちなど積極的にはしたくない自分はこいつをひっそり遊んでいたわけです。連射が命であるというシステムにも心惹かれました。達人(東亜のね)仕込みのピアノ連打が得意で連射には定評がありましたからね、自分にとってはとっつきもよかったわけです。
 

 でもね、いかんせん難しかった覚えが。連射すると画面を埋め尽くさんばかりにショット撃てるのですけど、そのぶん敵も硬くて、連射できない人には何が何やらわからんうちに死んじゃうんですね。ボムは結構撃てるけどそれだけで切り抜けられるところのほうが少なくて、貯まる前に死。ボム系STGなんてまあ、ちゃんとパターン覚えてないと大体そんなもんですが、ここは曲がりなりにもアイレムさん、敵ギミックも相当いやらしくって、パターン化したところでえらく難しかった覚えがありますよ~。
 

 

 ただほんとにこれ、よく覚えてないんですよね。わりと短期間で消えてしまって、クリアはおろか、3~4面くらいしか行かなかった気がします。そのうえ移植もないようで、遊ぼうにも遊べない。どこかで奇跡的に見かけたらぜひ、またあそんでみたいな~などと思っておりますけど、あるもんですかね~。

 

 

 自分、R-TYPEシリーズはもちろん、アイレムシューは大好物です。イメージファイト、エアデュエル(これもマイナーと言わざるを得ない)などはずいぶんやり込みましたが、このサンダーブラスターだけはあまり話ができず、ちょっと悔しいですね。あとギャロップ! これは語れます!  ……が、それはまたの機会にしておきましょう。

 

 

 

 つまりですよ。ショットが強力なぶん、敵がかったーいサンダーブラスター。これが好きな人ならヴァルシュトレイだって楽しんでもらえるはずだ(そのうえ特には固くない)!  とか思うんですけど、おひとつどうでしょう?