しゅんの本名は俊介という。

そもそもはぱぱの名前が雄介で、一族郎党の男子が介だらけの影響か、誰よりもぱぱが男なら介をつけようとこだわったこと。そして同世代のサッカーのヒーローである中村俊輔のことが夫婦揃って好きだったこと。

もちろん字画も調べたし、他の候補もないではなかったが、ままのお腹に彼がやってきたとき、少なくとも男の子だと分かったときには、すでに夫婦は「しゅんちゃん」とお腹に向かって呼びかけていた。

しゅんすけ、は長いので誕生後二年半もしゅんが呼び名で、家族親戚以外もやはりしゅんちゃんと呼ぶ。

その結果、二歳半の今、一人称もしゅん、またはしゅんちゃんに固定化され、昨日などは「わたしはしゅん!」と名乗っていた。

ありゃ、しゅんは、しゅんすけだよ。と教えるが、「ちがう。しゅんはしゅん」とまるで聞かない。ま、確かに子供には すけ が言いづらくて、邪魔なのは分からなくもない。

ただ、いくら俊介、しゅんすけと教えてもまったく話がかみ合わないのにはもう一つ理由がある。

しゅんの頭の中では、しゅんすけ=中村俊輔なのだ。

原因は彼と、彼がプレーする横浜Fマリノスが好きなままにある。ぱぱが巧みにしゅんをジャイアンツファン化しているのに刺激を受けたのか、ままもマリノスファンへの誘導を試みた。その成果で、中村俊輔の背番号をにじゅごばん!と覚えたことは以前にも書いた。

ままが、このにじゅごばんがしゅんと同じ名前の俊輔、中村俊輔だよと繰り返し繰り返し教え、ああ、このにじゅごばんの人はしゅんすけという名前なのかと覚えた。ただし、ぼくはしゅんであり、そのぼくと、しゅんすけの何が同じなのかまでは分からなかったということだ。

なので例えば「今日、体操の先生にしゅんすけくん!と呼ばれても返事しなかった」などということが起こる。そのことをぱぱままが会話してると、しゅんすけという単語を聞きつけて、ん?にじゅごばん? と完全にサッカーの話だと思ってしまう。

むむむ。

そのことが分かってからというもの、慌ててしゅんではなくて、しゅんすけと呼びかける。

が、分かってきたふうでもあるが、まだまだ慣れ親しんだ幼名:しゅんは根強い。

子供の名前は略さずに呼ぶべきだなぁ。長くて嫌なら、はじめから短い名前をつけるべきだなぁ。

今はぱぱはゆうすけ、しゅんはしゅんすけということを繰り返し伝えている。一歩間違うと、二歳半の息子から呼び捨てで呼ばれかねない捨て身の作戦である。

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お弁当箱の歌のほか、
黒猫のタンゴ、
どんぐりころころ、
きかんしゃトーマスの主題歌、
いとまき、
チューリップ、
ぞうさん


この辺りがしゅんの全レパートリー。
なんか歌詞はうろ覚えだけど、一生懸命歌っている。
私が知らないだけでまだあるかもしれない。

ちなみにきかんしゃトーマスの主題歌では、
トーマス! とっても元気
ジェームス! おしゃれで愉快

というように、次から次へと機関車の名前が挙げられ、
その特徴を紹介する歌詞がある。
しかしながら、しゅんの中では、どの機関車の名前があがってもほぼ全て「とっても元気」である。

その流れの中で、ぱぱは、とっても・・・何?という話になった。
初めて出された息子からの大喜利。ぱぱは必死に考えた。

結果たどりついたのは、
ぱぱ! とってもごはん!
まま! とってもねんね!だった。

これが大爆笑。うん、おかしいと分かることが嬉しい。

先週、しゅんは初めてプロのバイオリンとピアノ演奏を聴く機会に恵まれた。それ以来、キーボードを一生懸命に弾く真似をする。

それからテレビに出てくるAKBと一緒にダンスする。

…そのうちピアノ習わせてみようか?



日帰りの出張先、静岡からミサに電話。あまりにも「ひかり」を待つのが退屈だった。まったくのぞみが停まらない駅は不便だ。

他愛ない会話してると、しゅん乱入。

し:ぱぱー?あしたさっかーみよっか?にじゅごばんみよっか?でんしゃのろっか?

解説するとあすはJリーグの最終戦、ぱばは新潟の動向が気が気でないのだが、ままの意向を受けてマリノスの応援で新横浜へ。そのキックオフ直前まで駅ビルのパンやで働くそうで、すなわちしゅんとぱぱは二人で現地までいかなければならない。なので電車に乗る。

にじゅごばんとは俊介の命名にあたって多大な影響を与えた、元日本代表のエース、横浜Fマリノスの中村俊輔選手が背番号25、であることを指している。

ぱぱも負けずに、今日は花金で遅くまで同僚と飲み会があるために、

ぱ:パパは疲れてるからねんねしたいのね。
し:うん。
ぱ:だからしゅんが起きたときにパパを起こしてね?
し:うん。いいよ。

なんと電話を通じて会話が成立しとる。すごい。

なぜかその後は、先週届いたベネッセの月一回の教材を

し:きのう、あたらしいしまがとどいたよ!

と嬉しそうに報告していたが。三回くらい。しまはしまじろうのこと。

面倒なので、へえ、すごいね!と言っておいた。

そんなこんなで、かくれんぼも成立するようになってきた。すっかりお兄ちゃんだなあ。







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そんな言葉、どこで覚えたの?と、なんでも周りで聞こえる言葉を覚えてしまうお年頃。

そんな語録がシリーズ化されるかはともかく、第一回目として司令官っぷりを記録しておこう。

ぱぱが久しぶりに家でゴルフのパット練習をしようと、マットをくるくると広げた。

目を輝かせて、加わるしゅん。何をするのかと思えば、ぱぱが転がしたボールをしゅんが取ってきてくれるという。

し:しゅんちゃんがひろうよ!とってくるね!…はい、ぱぱ、打っていいよ!

喜色満面で球拾いをしてくれる。こちらもテンションの高さに驚きながらも、球拾いしてくれるのは助かるなあなどと思っていた。

さて、再びパット練習。ころころ。あっ、外れてしまった。

し:(外れたボールを拾いながら穴を指して)ぱぱ、ここ!ここにいれなさい!

んー、ぱぱも狙ってるんだけどねえ。いれなさいって、あなた命令形なんて、どこで覚えたのさ。

けっこう応用力もついてきていて、自分が寝る時間になると、ぱぱもねなさい!あるときは、ごはんたべなさい!

なんだか二歳児の命令形は違和感があるのだけども、かといって親にその口の利き方はなんだ、と言うわけにもいかず。

ま、まあ、徐々におしえてあげればいいのかな(^^;;

今はまたボキャブラリーが増えたと、のんきに喜ぶことにする。



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あーべちゅうをしに、じいじとばあばのうちに行きました。

あーべちゅうしようか?と、前の晩にぱぱが聞いてきました。なんでもお肉とかお野菜をみんなでお庭で焼いて食べるそうです。

ぱぱもままも楽しそうなので、僕はかぼちゃを食べたい!と言いました。僕の特技はなんでもよく食べることです。お野菜も好きです。甘いかぼちゃは大好きです。

お昼過ぎから準備を始めたのに火がなかなかつかなくて、じいじとままが困ってます。買ってから初めて使うあーべちゅうセットみたい。

僕はそんなの待っていられないので、お家の中でハンバーグとか、つくねとか、煮物とか、ご飯とか一通りのものをごちそうになりました。

ちなみに火がつくのはむちゃくちゃ怖くて嫌でした。

ぱぱがガスバーナーと着火しやすい炭を買い直すため、スーパーに行くことになりました。僕もとうぜん行きたいです。

ところがあっという間に車の中で寝てしまい、次に起きたときはまたじいじとばあばのうちの中でした。

「すーぱ行く!」と思い出した僕でしたがすべては終ったあと。思わずなきました。

火が付くころにはじいじとばあばはお疲れで、僕はすでにお腹いっぱい。

ぱぱとままのふたりが、結局はあーべちゅうしてました。あっ、かぼちゃだけはごっそりいただいたけど。

夜におうちに帰ってから、僕はおもちゃ箱の夕飯でおもちゃをトングでかき混ぜて、もう一度あーべちゅうしました。

おにくや野菜はとても熱いのに、ぱぱが手づかみするので、怒りました。

よる遅くまであーべちゅうしましたが、もう寝なさいと言われてしまいました。

明日もあーべちゅうしよっか!と約束して、僕はお化けがくる前に寝ることにしましたとさ。


みんなでたべると、おいしいね。



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ご存知、これっくらいの、お弁当箱に~の名曲。蕗(フキ)をこの歌で知ったっけなあ。

我が家には振り付きで得意げに歌う子がいる。
ママと練習した曲のため、パパが一緒に歌うことは厳しく禁じられていた。

し:ぱぱはうたっちゃだめー。うたわないのー。

なんと、意地悪というか、排他的というか。その風向きが変わったのが、三人でJリーグを見に行ったときの道すがらだった。

しゅんがお弁当の具を勝手にいじり出したのだ。

にんじんさん、さくらんぼさん、しいたけさん、ごぼうさん、穴の空いたレンコンさん、のはずが、ごぼうのあとになぜかハンバーグとレタスが入る。

好物を放り込んでくるなんて自由で、なんて厚かましいのか。

面白がって、次から次へとぱぱは具を足してみた。

ハンバーグ、レタス、納豆、味噌汁、お肉、ふりかけ、うどん、焼きそば、おいも…。

すでにあらゆる弁当箱のキャパを超えている。どんだけ腹減ってんだ。しかも炭水化物すごーい。

前提として「おにぎり、おにぎり、ちょっと詰めて」の歌詞があるから、もう弁当箱も胃袋もパンパンのはずなのだ。

だが、クライマックスはにんじんからごぼうまでを入れ、ハンバーグなど好物を入れたあとの、ごはん、ごはん、ごはん、ごはん!である。

ちなみに、にんじんさんや、ハンバーグが四分音符だとするなら、ごはんは八分音符、スタッカートつきである。

出た。大喜び。彼は地球上の食べ物がたいがい好きだが、最新の統計によるとあえて第一位を選ぶなら白いご飯らしい。それも作用したのか、ごはんの連呼にすっかりはまってしまったらしい。

以来、ぱぱもこれっくらいの!と歌うのが許されるようになった。全く暴君で、そして食いしん坊だ。

ちなみにこないだの夕飯で、しゅんより先に白飯をおかわりしたら、ぱぱおかやりだめー!と怒られた。それでもなだめすかして食べたけど。


よっしゃ、君が腹一杯食べられるように明日も仕事頑張ってくるからな。




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おばけが怖くて得体のしれないものだと理解するようになった。

おどしが教育上いいとは思わないが、言うことを聞かないとき、とくに夜寝床に向かわずずっと遊んでいようとするときに、実に効く。

おばけが本当に怖いらしい。二ヶ月くらい前はこわーいおばけだぞうとか脅かしても意味不明に笑ってたのに。

しかも一発、どんなにわがまま言ってても。

やだー、と慌ててお気に入りのぬいぐるみ一揃えを持って、ベッドに一目散。

ベッドサイドで「あー、よかった。しゅんがおばけに連れていかれなかった。おばけは夜寝ない子が大好きだからね。おばけ、おうち帰ったね。」とかフォローしておく。あんまり乱用すると性格が悪くなりそうだし最小限に。

パパがうちに帰ってきて、おかえりを言うときも二言目には、おばけ、おうち帰ったよ。帰った。だからどんだけ怖いんだと。そして、勝手に帰ったことにして自分に言い聞かせている。

んー、典型的な男の子になってきたね。





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あら、気がつけば一ヶ月ぶり。サボる期間が長くなると再開のハードルがあがることを実感。

愛犬たくの死と葬儀の参列、ジャイアンツ日本一に伴う我が家での俊介の胴上げ、ママが大好きで甘えまくる急速な右傾化…など書くべきネタはあったのだが。ごめんね。

で、表題のごっこ。何を隠そうパパもおままごとが好きだったらしい。そんな記憶も確かにある。

まったく子供はなんででも遊んでしまうのだが、しゅんがりんごのおもちゃをプラスチックのコップに入れて、りんごジュースを作る。もう一つのコップにはバナナのおもちゃが入ってるが、これもりんごジュース。

彼の中ではジュースといえばりんごジュース。大好きだけど、いつももらえるわけではない高嶺の花。

ごっこでは、彼は自分で作ったりんごジュースを大量にエア飲みできるというわけだ。で、周りの人もしこたまエア飲みさせられる。おかわりをどんどん持ってくるからね。

おかしかったのは、ジュースのバリエーション。何度もりんごを飲むのも(エアだが)飽きるので、違うジュースはないの?と聞く。

しゅん:えっ?
ぱぱ:今度はオレンジジュースがのみたいな。

同じ作法でりんごのおもちゃをカップに加えて…オレンジジュースのできあがり。また飲む。あっ、ちなみにもちろんいちいち乾杯!がつく。面倒は面倒だ。

ぱ:今度はいちごジュースがいいなあ。
し:(数秒考えて)いちごじゅーす、ない!
ぱ:えーっ、じゃあ何ジュースがあるの?
し:りんごとー、おれんじとー、ももとー、あとはー?
ぱ:(こっちが聞いてるのに)なしは?
し:…なしじゅーすある。あとはー?
ぱ:ぶどうは?
し:……ない!
ぱ:えーっ。じゃあおいもジュースは?笑
し:(おいもがツボだったのか、げへげへ笑って)ある!おいもじゅーすつくろっか!

謎のおいもジュースを立て続けに5杯飲む。(エアで良かった)

よほどおいもジュースがお気に入りのようで、このあとはなんのジュースをオーダーしても、ない!おいもじゅーす!状態になった。

他にもジュースあるでしょうとしつこく聞くと、

し:おいもじゅーすと、、、、、なしじゅーす!!

ぱ:そ、そう。よかったね。他には?
し:、、、おいもじゅーす!!

おいおい、大好きなりんごジュースはもう買わないぞ。

なおアイスは、ひーばちゃんの家におもちゃのアイスのコーンと、アイスをよそうスプーンがあって、そこでも…。

し:おいもあいすとー、、、なしあいす!!
ぱ:おいしそうだね。納豆アイスは?味噌汁アイスは?ハンバーグアイスは?

と、彼の好物を立て続けに質問すると、全部あるのだという。ランキング一位がおいもなのはこちらも変わらないが、アイスについては緩やかに豊富なバリエーションが認められてるらしい。

さらに言うと、最近しょっちゅうコップの水や味噌汁のお椀をひっくり返しておこられるため、エアこぼしを仕掛けてくる。

アイスもジュースもサーブするときに、わざと「あっこぼしちゃった!」と言うが早いか、ぶちまける。

あまりにも変な遊びである。





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父、一年で一番忙しい時期。母、珍しく美容院に行くという。

休日出勤を終え、息子を引き渡し、母と交代。図らずも昼寝のしゅん。

豈図らんや、折しも台風。で、美容院が暇なのか、やたら時間をかけていたらしい。

美容院三時の予約が、終わったのは六時半。全く考えられない時間である。

息子さん起きて、全力で遊ぶ。一緒に遊ぶ。プラレールをするものの、いちいち彼のルールが厳しい。やれ、後ろからパパの車両が迫ると、「じゅんばん!」。
他方、動かないで待ってると「ぱぱ、はしって!」。

全く王様である。面倒になってプラレール前を立ち去ると、すっごい怒られる。


仕方が無いので、半分本気にパパはご飯の支度があるからといさめる。

で、なんとなく米を研いでごまかすつもりが、がぜん飯は何だ?と興味を示すしゅん。

えーい、覚悟を決めて、しゅんの晩餐の準備を始める。ソーセージを炒めて、トマトとキュウリのサラダを作って、鳥肉に塩麹で味をつけて。

パパの本気ご飯。

…美味しいらしい。よかったわぁ。

やがて、腹一杯食べて、ふたりでお風呂へ。


要するに仕事が忙しいぱぱと接点が少なかったが一気に回復。

パパっ子になっててホッとした。
そして、ぱぱがこの先料理を少しするようになったらそれはこの日の影響かもしれない。


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日曜日は5回めの結婚記念日。
あの日があって、今がある、という気もするわけで、ほとんど忘れていたけど週のあたまに思い出させてもらったので、つい売り言葉に買い言葉で、ごはんを作ることになってしまった。

たぶん3年ぶり。なので、しゅんが生まれてから、レンジをちんとか以外では初めてということになる。

そうは言っても、オムライスを作るだけで3時間かけたことがある私。間違いなく「作った」けれども、最大限手間をかけないというバランスが求められる。

思いついたのは手巻き寿司、あら汁。

小田急百貨店新宿店は頼りになる。あほのように高くなく、手巻き寿司セットなるものも売っている。具材も適宜切ってあるから、大変助かる。

それからあら汁用のあらを買い足す。
あっ、別にわざわざ新宿に行ったのではなくて、休日出勤の帰りだった。

で、いちお花とか買って、おうちに帰る。
さあ、酢飯を作るぞ、あらの下ごしらえだぞ、と慣れないながらも張り切っていたら。

しゅんが、「ぱぱとじてんしゃにのりたい」という。パパは料理があるからだめだ、ご飯の支度しないと君も食べられないぞ、と諭すが、要するにぱぱが厨房に立つこと自体が彼からするとちょっとうさん臭いのだ。 りょうりやだ、ぱぱ、しゅんちゃんとじてんしゃ。のりたい。のりたーい。

まったく。しかもおっきいじてんしゃでおでかけ、という注文だったので、結局三人で、近所のサーティワンアイスクリームへ。出ました31%割引。ついに彼も、メロンアイスを食べる。ご満悦。

そんな寄り道を経たこともあって、ままとぱぱが二人して準備するが、その間もしゅんの妨害、いや積極的なお手伝いもあった。・・要するに3人掛かりで準備、ということにしよう。

ぱぱがひとりで料理しなかったことが勝因となって、手巻き寿司、あら汁は大成功。

しゅんはまだ生魚を食べられないながらも、しらす巻き、納豆巻き、かっぱ巻きと絶好調。
あら汁も大人並みに食べていた。

これくらいみんなで楽しく食事ができて、この程度の労力ならまた料理当番してみようかと思ったのでした。