フランスでは、電気を煌々とつけない。
エクスのオディーユの家でもそうだった。
興味のあるテレビがあれば、真っ暗な部屋でテレビを見て、
その日おもしろいテレビが無ければ、各自部屋へ戻って
電気スタンドの明かりで本を読んだり、勉強したり・・・。
当時の私は、フランス語の生活に知らないところで疲れているのか、
10時にはしっかり寝ていたっけ。
目の色素が違い、という理由もあるようだし、
電気代が比較的、高いというのも理由かもしれない。
もちろん、我が家もその例にもれず、テレビを見るときに真っ暗。
今日は、トマ五郎の提案
で食事の時にろうそくをともした。
これは、電気代節約ということもあるが、
やはり、二酸化炭素削減にも一役買いたいと思うこともある。
もちろん、ろうそくでも、二酸化炭素は出るだろうが、
昔からのやり方の方が地球に対する負荷は間違いなく少ないと思う。
そこで、いつも気づくのだけれど、
炎を前にすると、人の話が聞ける。![]()
いつもは、さんざん話した後にも
トマ五郎「えっと、僕、何を言おうとしていたんだっけ?」としきりに話を続けようとする。
そして、私は冷たく、「Rien!(何にも話したくなかったと思うよ、の意)」。
ろうそくの前だと、
「えっと、○×△○×△○×△○×△・・・・」と続けるトマ五郎に
「それで?」と私。
電気だと知らない間に体を疲れさせているんだろうな。
炎の前では人を饒舌にするともいうし(トマ五郎はいつも饒舌だが、)
体の五感を、ひとつの対象に集中することができる。
(トマ五郎は見たいテレビのことを考えていたが)
ろうそくの前で私の五感がトマ五郎に向かっているときは
とても穏やかな気持ちになるので、
彼が、テレビが見たいがために、
食べ物を詰め込め、味わわず、
口にいっぱい入れてハムスター状態になって、![]()
私の話を聞きたがらなくても、
私は結構幸せでいられる。![]()
エコロジーだし、家族円満。
ろうそくの灯火での食事はこれからも続けるとしよう。


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