気を取り直して

後日、郊外にある管轄警察署に出直す。


ところが、

パリでの話とは異なり

やはり予約が必要なようで、

その予約をとるために半日かかった。


そして、日を改めて、

予約日に書類をそろえていざ出陣。

はあ~ ここまでが長かったなア。


書類は全部提出し、

受付の人がパソコンで私のデーターを検索し、

思わぬことを耳にする。

警「パリ警察署で、滞在許可証の発行が

却下になっています。」

バ「はあ???」

警「家に警察の人が来たことありませんでしたか?」

ト・バ「無いですけど・・・」トマ五郎と顔を見合す。


パリ警察署が何らかの理由で私の滞在許可証の発行を許可しない、

と判断した、と管轄警察署では言っているのだ。

家に警察の人が来たことが無いか、という確認は、

結婚して2年間(だったと思うが)に、

警察の人が家に来て、実際結婚生活を送っているかを確かめることがある。

それは、実際の結婚生活をしないけれども

滞在許可証取得のために結婚をするマリアージュ・ブロン(Mariage Blanc)を

目的とする外国人が多いため。

仮に警察が家に来たときに

いつも二人仲良くにこにこと迎えていたかは約束できないが、

(なにしろ、当時は夫婦喧嘩をしていたことが多い時期なので・・・)

一緒に住んでいるかを問えば明らかにOuiだし、

喧嘩だって、これから一緒に住もうと思うからこそ、

わかって欲しい、お互いにわかりあおうとする形、

一緒に住みたいという気持ちの前提にあることは間違いない。


それに通常意地悪で有名な警察署だけれど、

そんな「滞在許可証却下」の重大事の件なんてちーっとも触れないし、

パリでは終始にこやかに会話が進んだっつうの。


ていうか、もしやパリの警察署の策略か?

そんなににこやかに対応していながら、

裏でぼちって「却下」しているのはそれはそれでかな~りいやらしいんだけど。。

フランスの警察ならやりかねないか?


と、一瞬は思ったものの、

(一瞬でも思えるのが、パリの警察事情)

冷静に考えればおかしい。後ろめたいこと無いもの。


こちらの事情はともかく、

パリが却下しているので

今の状況では滞在許可証を発行できない、というのが、

その警察署の回答。


でも、こんなときは

必要書類は提出してあるんだし、

滞在許可証の発行はすぐとはいかないまでも、

通常であればここでレセピセといわれる

書類受領証をもらって本日は終了というところだろう。


そこで、私は

「レセピセはいただけるんでよね」

と確認すると、


「レセピセも出せません。」


\(゜□゜)/


持っている滞在許可証の期限は切れているし

・・・・・ということは

私は紙なし??

身分を証明するものが無い・・・・・。


「あの、私仕事しているんですけれど・・・」


「しばらくは外を歩かないほうがいいわね。」


・・・・。


一応、

警察署の方でも

パリの方に確認をして

再度、こちらに連絡をくれる、ということになった。


ということでこの日は仕方なく

紙無しで警察署を出る。


でも、この間、道で警察官に

「身分証明書」出して!と言われたら、

出せない。

「君、不法滞在だね。」と言われて

逮捕される、という状況、っていうこと・・・だよね。


不安でいっぱい・・・・。ガーン




思ったより長くなってしまったので、

続きは次回へつ・づ・く。



ドキドキ先日のブログで

抗議の模様を書いたが、

抗議といって、思い出すことがひとつ。


不法滞在事件!!!


初めて渡仏をしたのは、

学生として学生ビザを取得。

その後、学生ビザの更新を繰り返し、

後に結婚し、ビザがフランス人家族のビザに切り替わった。


そして、そのビザもしばらくは1年更新をし続ける。

例にもれず、私もパリの警察署に滞在許可証更新のための、

予約をいれた。

が、その間、郊外への引越しが決まる。

それにより、予約日には、

郊外に在住することとなった。


実際、手続きについてパリに行くか郊外の方に行くか迷ったが、

予約日も迫っていたので、

とりあえず予約をしてあるパリに出向いた。

というのも、

引越しをし、パリから郊外へ移動なぞしたときに、

書類の紛失等があることもありややこしくなったことがある、と聞いたいた。

口約束で手続きの仕方を確認し、後々書類をなくされた挙句に

「あなた、もう滞在許可証切れているじゃない」なんて文句言われるのも

困ると思ったので、

とりあえず、予約をしてあるという事実があり、少なくてもそこに行ったという事実を

作っておいたほうがいいだろうと思ったからだ。


予約当日、

パリの警察署に行き、手続きを試みる。

まず、受付に行き、

予約をしてあることを確認、

それから、必要書類の確認・・

すると、

「ご主人は?」と。

「え、仕事ですけれど。身分証明書はあるけれど。」と私が答えると、

一応、トマ五郎の身分証明書を手に取り、

「ご主人の同行は義務なのよ。彼に来てもらって。」とあっさり。

知らなかった。。

このフランス語に意味はそういうことなんだ!と後で納得し、

公衆電話電話を探すために、外に出る。

(この期に及んで未だ携帯を持っていないのだ・・・

あまり必要性感じないしね。)


仕方なく彼に電話をし、

彼の警察署への到着を待って出直す。


再度、受付のところで書類の確認

「はい、それじゃあ、彼の身分証明書を出して!」

「はい。」


・・・・


 (゜д゜;)


   ・・・・・


探す。


・・・・

   ・・・・

 

それでもひたすら探す。


・・・・

   ・・・・


。(;°皿°) 



無い。



「あれ、見つからない。渡してなかったですか?」


「返したと思うけど・・・。」と受付の人。


「まあ、さっき、本物見せてもらったから・・・

持っていたことは事実なのはこちらでもわかっているんだけどねエ。」

と相手もどうしたらいいかわからず困っている様子。


他の人にも話し、

その人が、過去6年程の私の書類を持ってきて、

「ここに彼の身分証明書のコピーあるから、

これで対応してもいいんだけれどねえ。」


(あ、なーんだ。警察署もなかなかやるじゃん。

結構、しっかり書類管理しているんだ。

でかした。でかした。)


なんて、自分のことを棚にあげて、

人のこと感心している場合じゃないだろ、バンブ。


後ろで、トマ五郎が、ぼそりと、

「ったく!」


どうしよーーー。ガーン


そこで、

とりあえず、身分証明書を探しに行ってみる事に。。。走る人

そんなに遠くで無くしている訳ではないはずなので・・・。


トマ五郎も、

「それ、書類の中で唯一なくしちゃいけないものだろが・・」と一言。

いつも強きなバンブも

「ごめん。。。」と今日ばかりは素直。


再度、警察署を出て、

出たところでふと、トマ五郎が出口にいる警察官に

「何か落し物ありませんでした?」とたずねる。

すると、警察官がそそくさと、モノをとりに行き、

持ってきたものが、ビンゴ!

なんと、

トマ五郎の身分証明書。


まず、よくここで、質問する気になったね。トマ五郎。

私は電話をした時に、テレホンカードを出すために、

かばんカバンをいじくり、そのはずみで身分証明書が

落ちたもんだと推理したのだが・・・。


ということで、

再度、警察署の受付に戻る。

本日3度目。


すると、

扉を開けたところで

私たちを見つけた複数のスタッフがすぐに、

「あった?」と確認。

「あった!」チョキと身分証明書を見せながら答えると、

皆安心してくれている。私達のために。


意外といい人達じゃない。警察署の人たち。


そして、窓口での手続きもすぐに行ってくれたように記憶している。


さて、この窓口のスタッフにも

「よかったわねー」と、身分証明書紛失事件から

和やかな雰囲気で会話が始まる。

が、

結果的にはやはりパリに住んでいないじゃない、ということになり、

郊外の管轄警察署に行くように言われ、

ここでは予約は必要ないからすぐに言って手続きをすれば大丈夫。

と、終始にこやかに対応してもらった。


私に怒らなかったトマ五郎にも感謝。ドキドキドキドキ

だって、本当に本当に困っていたし、

罪の意識を感じているのに、

その上、さらに怒られたら

ほんとうに、しゅんってなっていたもの。


でも、何を隠そう。

トマ五郎が私が預けていた証明書をなくしたとなったら、

私はトマ五郎のようには絶対いかなかっただろうな。

「何やってんの~」ときっと見事にフランス人女性のように

怒っていたと思うんだな。ダウン

トマ五郎、君はえらいよ。感心!!


こうして、2人気をよくして警察署を出て

後日、郊外の管轄警察署に向かうのでした。


ここでとんでもないことを聞かされることを

知らずに・・・・。


つづく。





先日にも少し書いたが、

搬入直前になって車をレンタルするにあたり、

実はちょっと問題があった。


金曜日の午後、

さて、車を借りようという段になって、

借りる時間を1時間送らせよう、ということで、

レンタカー会社に連絡をしなくては・・・・と、

トマ五郎にお願いをした。


そのときに、

電話番号を探しているトマ五郎を見て、

ふと気になって質問。

「予約した証明は無いの?

そこに電話番号載っているんじゃないの?」

すると、トマ五郎は、平気な顔して

「無いよ。でも電話で(予約)言っているから大丈夫!!」と。

「でも、もし向こうのミスがあったら

どうやって抗議するつもり!!!」と私。

「まあまあ、見てればわかるよ。」と余裕なトマ五郎。


なんておひとよしなんだろう。フランス人の仕事を信じることができるなんて?


そして、電話をかけると、

なにやら相手の返答に時間がかかる。

嫌な予感・・・・・・・・・。


そして、

「いやあ、1週間くらい前に確かに予約したはずなんだけれど・・・」とトマ五郎。


\(*`∧´)/


だから言ったこっちゃない!!


そして、また言いくるめられそうになっている!!!


・・・・


「予約の番号?いやあ、もらっていないけど・・・」


・・・・


「いやあ、困るんだけど・・・。どうしても今日必要なもので・・・。」


 生ぬるい!!もっと、相手のせいだとつっこめーーーー。パンチ!


私もかなりあせった。

何としても車を今日中に確保しなくてはならない。

もし、車が見つからなかったら・・・

 もし、コンクールに作品を出すことができなかったら・・・・


うぅぅぅぅ~どうしよう。

皆の努力が無になってしまう。。


そして、見るに見かねて受話器をとり、


「おたく、どういう教育をしているんですか?

完全なおたくのミスですよ。何とかしてください」と私。


「いやあ、うちのミスではありません。

じゃあ、なぜ、あなた方は予約の番号を持っていないんですか?」

と開き直るレンタル会社側。


「そうじゃないでしょ。

なぜ、あなた方が私達に予約番号を渡さなかったのか、

というのが、問題なんじゃないですか!!!」


「それは、問い合わせの電話のこともよくあるので、

問い合わせだと思えば番号を渡すことはありませんよ。」


「電話を受けたのはあなたではないわけですよね!

であれば、そのときのこちらの電話が、問い合わせの電話だったと

断定できませんよねエ。

いいですか。

私たちは、すべてのレンタル会社の予約マニュアルを

知っているわけではないんです。

あなた方がキチンと仕事をしなければ客にわかることではないでしょう。

やっぱりきちんと仕事をしていないあなた方のミスですよ。!!これは。」

かなりへりくつをまくしたてた私。


・・・・・


2-3分くらいの問答だったと思うが、

相手が

「電話を受けたのは男性でしたか?女性でしたか?」

と自分側の非を認め始める発言をしてきたので、

予約の電話をしたトマ五郎に代わる。


最終的には、

レンタル会社側が他の営業所に確認をして

車の空きの有無を確認して連絡してもらうことになった。

してやったり。かなり満足チョキ


ただし、こちらとしても

無いときのことを考えて、

他のレンタル会社を当り始める。


すると、5分もしないうちに、

例のレンタル会社から電話電話があり、

車を見つけてくれ、

コンクールの搬入が無事に行えることになった。

でも、この間、本当にはらはらし通し。


実際、レンタル会社に

「すべての会社の予約マニュアルを知らないんだから・・・」とか

いいながらも、頭の中では、絶対、何かあるのは知っているし、

紙面にて予約の証明を残していない

自分達側にも責任があると思ってはいるが、

車確保のためには背に腹は変えられない。

100%相手のせいだと言わせてもらった。


でも、フランスではごねると無理なことがかなうことが

よくある。

フランス人の友人にも、

優しすぎると何も進まないよ。フランスでは。

とも言われ、その教訓が生きた例でもある。


例のレンタカー会社と電話し終わった時には、

「よくやったね。バンブ。

警察でもそうなんだよ。

犯人に認めさせるために

意地悪な警察と、やさしい警察両方立ち会うんだ」

と、なにやら 僕達名コンビだね。とでも言いたげ。


ていうか、トマ五郎よ。

お願いだからフランス人の仕事を信じないでくれエ~。

もっとしっかりしようヨ。


私が高校の頃は、

「バンブは、すっごーくいい人と結婚するか、だまされるかの

どっちかだね。」

と言われ、

大学生の頃は

「バンブって、ほんとーーーに怒らないよね。

普通だったら、コレ怒ってておかしくないもん」

と言われたのが懐かしい。。