二年間は、絵の為に費やせることになった。

その際、自分の事について、
物を作らなければという意地について、
そしてその元について、
話をした。
実際、生んでくれた親に話すのは、
思っていた以上に、勇気が必要だった。


未来の事は、分からない。
この先、自分がどんな人にであって、どんな事があるか、わからないけど。

いろいろあったけどね、今はまだ、男の人は無理だと、思った。
絵をかくモードに入った時点で、自分自身が、
そんなものだから、しばらくは無理だ。

いつかもっと、寛容になりたいけれど、
私にはどうしても築けない関係があるから、

物を、作っていきたいと、思った。
何があるかわからないけど、
物は、つくりつづけなければいけないと思った。

それが、私の、意地だ。

親と喧嘩し、出て行けと言われ、
出て行ってやるといい、自室にこもり、
15分後には、ピックアップしておいたところと、新たなところ、三軒の不動産屋に連絡をし、
物件見学の約束をとりつけていました。

我ながら、キレると行動が早い。
本当に、はやい。

これからどうするんだ。



今は心がすこし病んでいて、家で、絵が描けない。
でも、私が練習したいのが、つけぺんだから、
家でしかできない。
そのジレンマが、どんどん重くのしかかって、自重で自らを潰している状態だということを、
すごくよく理解している。

満足いく様に、描けなくて、これからこれで一体どうするんだと思ったりしてしまう。

それに、私は凄く考えすぎる方で、
一度、思考が暗礁に乗り上げると、目の前が真っ暗になって、
なにも見えなくなる位、落ち込む。
足下がグラグラと揺らいで、重力が感じられなくなる。

感情の起伏が激しすぎて、時折自分でもついてゆけなくなる。

でも、私を救えるのは、私だけだ。
真っ暗なら、自分で無理矢理、光を作って進むしか、方法が無い。
本当に、私には、戻る道が無い。
最初から、作ってなかったし、捨ててしまっていた。
戻っても、どうしようも、ない。
どうしようもない。


大体、いくら、毎日呪文の様に、無理だ無理だこれからどうするんだ、無理だ無理だと
言われていたとしても、
あの女の言葉に振り回されて、今から崩れる事もないのだ。
愚かな。




今は、自分が信じられない。
きちんと食べていけるのかとか、就職できるのかとか、
絵で食っていけるのかとか。
でも、こうやって、日記を書いて、無理矢理強気になって、
(書いてたら、本当に復活できてるし。)
がんばるぞ。

やっぱり、出来るなら、絵の事務所就職したいけど、
やっぱり、今の私には、むりだよな。

もう少し、もう少し、自信がついたら、また馬鹿みたいに、持ち込みをしよう。

キレた時の行動力は、自分でも、保証する。

いつでも、できるから、
いざという時の、馬鹿みたいな度胸だけは、あるから、

だから、そんな自分を信じて、
今を生きるしか無い。

最後に、自分で、スゲエ格好良く生きたぜ。と思える様に生きたいから、
後の自分にあのとき頑張ったんだぜと言える様に、日々を生きたい。
そうしなければ、生きている意味が、無い。

私は私にとって、格好良く在りたい。
押し潰されてしまいそうで、
必死にしがみつく。
志とか、夢とか、そういう強い感情が、音を立てて崩れてゆく感覚に陥る。


毎日、足場を確認して、少しでも崩れて行かないように、必死で居場所を確認する。


私は、強い。
何度だって、乗り越えてきた。

その事実を頼りに、前を見る。



たった一人で、自分を見つめるような作業は、凄く強い精神力がいる。


私は、それを持っているのに。筈なのに。





不思議な物で、ひとりでいる時は、夢も見れて、強く在れるのだけど、家族がいるときは、現実が重くのしかかって、目の前が真っ暗になる。

現実を、見詰めろと、言う。
現実なんざ、毎日見ている。
その上で、伸びて行きたいという意志を、持ち続けたいのに、それさえ、毎日の嫌みが奪ってゆく。


はっきり言って、母とは、一生分かり合えないだろう。
理解しているような、応援しているような顔をして、見当外れなことを言って私を追い詰める。
昔からそうだ。
私がどん底に落ちている時に、さらに私を突き落とす。
きっと自分が正しい事してるつもりだから、否定するのも、面倒になってくる。
あの人には母の「感」など、微塵も無い。


…私も、ずっと昔に腹を割る事を放棄してきたから、
知らないのは当然なのだろうけど。

多分言った所で、理解が出来ないだろう。

そう思ってしまう位、私はあの人に絶望してきた。
…会社を辞める時に相談しなかった事で腹を立てた姿を見て、笑いすらこみ上げてきた。

相談する価値も、本心を知らせる、価値すら、無い。










苦しみは、
誰にも、相談はしない。
それくらいのプライドも、強さも、残ってる。

腐っても、私だ。
そんなに弱くはない。
今、弱っているだけだ。

それに、こういう事は、他人に見せる物じゃない。
自分一人で、消化して、乗り越えるからこそ、意味がある。

その事実が、これからを支えてゆく事になるから、
今、崩れる訳には行かない。
私は、大丈夫だ。


ただ今は、
離れたい。

離れたい。
向上心も、夢も、全てを奪う、人間から、
離れたい。