3か月ぶりの漢方診療に行ってまいりまして。

 

この冬は暖冬のおかげか、漢方のおかげか、体が冷えて困るということは感じませんでしたな(腰痛は出たけどw)。

で、今月3月に入ってから、春の陽気が起こってきたせいか、体調に異変が……。

 

 

寝汗びっしょりで目が覚める! 

 

 

……ああ、今年もやってきたのね、睡眠困難w

 

 

去年の9月に「秋のお薬出すわね」と先生に言われて

『帰脾湯(キヒトウ)』を飲んでいたのですが、

 

今回、「じゃ、春のお薬ね」とこちら↓

『補中益気湯(ホチュウエッキトウ)』をいただくことに。

 

 

後にお待ちの患者さんもいらっしゃるので、詳しい話は聞けなかったのだけれど、薬局(薬を受け取る場所)で、会計のお姉さんが教えてくださいました。

「『帰脾湯』は、体を温める薬で、『補中益気湯』は、元気が出るお薬ですねー」

 

 

元気がでるのかー。それは期待しちゃうねぇ(←万年虚弱w)。

 

 

基本は、生まれつき悪い『気』と『血』のめぐりを良くする。それは変わらないはず。

というわけで、2種類の薬の違いを、生薬の差でみつけてみようと比べてみました。

 

     は、ダブっている生薬。

『帰脾湯(キヒトウ)』

黄耆(オウギ)、酸棗仁(サンソウニン)、人参(ニンジン)白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、遠志(オンジ)、大棗(タイソウ)当帰(トウキ)甘草(カンゾウ)生姜(ショウキョウ)、木香(モッコウ)、竜眼肉(リュウガンニク)

 

『補中益気湯(ホチュウエッキトウ)』

人参(ニンジン)白朮(ビャクジュツ)黄耆(オウギ)当帰(トウキ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)、柴胡(サイコ)、甘草(カンゾウ)生姜(ショウキョウ)、升麻(ショウマ)

 

 

ダブっていない生薬の効果をググってみますと、なるほど解熱作用があるものや、自律神経を整える、鎮痛・鎮静などなど。 

 

 

これで、少しでも快眠が得られればいいなぁ~。