中年サラリーマンはミタ「裁判傍聴日記」 -4ページ目

中年サラリーマンはミタ「裁判傍聴日記」

刑事裁判を傍聴した、裁判所内での裁判官、検察官、弁護人、被告人、証言人のやり取り。
事件の内容などを、ザックリと書いています。
法律とは無縁の私が書いています。
変な事を書いている場合がありますので、ご了承願います。

 

名古屋地裁岡崎支部

平成26年10月16日(木)

302号法廷

強盗致傷、覚せい剤取締法違反(裁判員裁判初公判)

被告人(男性32歳無職)

裁判長(近道暁郎裁判長)

裁判官A(男性40代)

裁判官B(女性40代)

裁判員

A(女性50代)
B(男性30代)
C(男性50代)
D(男性40代)
E(男性40代)
F(男性40代)

検察官A(男性40代)
検察官B(男性50代)

弁護人A(男性30代)
弁護人B(男性60代)

 刑事裁判傍聴ノンフィクションブロガーのacceleです。

 5か月ぶりに岡崎支部へ裁判員裁判傍聴へ訪れました。
 裁判員裁判の傍聴は、3月11日に地裁浜松支部で傍聴した以来でしたから、色々期待しながら岡崎支部へ向かいました。
  
 しかし、はじめに言いますが、この公判はそれほど興味深い内容ではありませんでした。
 つまらない裁判員裁判を抜け出して、303号法廷でドS美女検察官の公判を傍聴してきました。
 相変わらずナイスなパフォーマンスを傍聴してきましたから、次の記事で更新したいと思います。


 それでは、裁判員裁判の起訴状朗読です。

 検察官が証拠によって立証しようとしている公訴事実は以下の通りです。
 被告人は第1に、平成26年6月7日午後6時40分ごろ豊田市○○町セブンイレブン○○店でモンブランやヨモギ大福等合計770円を万引きした。

 防犯カメラで万引きの様子を見ていた店長(Nさん)は、万引き後車に乗った被告人を呼び止めて車から降ろすつもりで運転席ドアを開けて、被告人へ車から降りるように話かけるが被告人は無視して運転席が開いた状態で車を後退させて、被害者Nさんは運転席ドアに押されながら13.1メートル先の駐車場内で転倒した。 
 Nさんは転倒した時、左ひざ、右ひじ、左手のひらに挫傷し加療8日間の被害を受けた。
 罪名強盗致傷、刑法第238条。

 第2、平成26年6月5日ごろ、豊田市寿町内のマンガ喫茶駐車場内において、被告人の車ダイハツハイゼット車内で、覚せい剤フェニルメチルアミノプロパン塩酸塩を含む水溶液を自身の体内に注射した。罪名覚せい剤取締法違反、刑法第41条の3第1項19号。
 

罪状認否「間違いありません」

弁護人の意見も「被告人と同じです」

 それにしても、この公判なにがビックリしたかと言いますと、裁判員裁判であるにも関わらず、あろうことか被告人は保釈の身分です。
 そこに先ず驚きました。
 後から分かるのですが、保釈金300万円を被告人の父親が出してくれていたり、被害者に示談金50万円を払っているのです。
 親不孝な息子ですな~。
 こんな事件起こす前に、お父さんにお金借りとけば良かったでは?と思ってしまいました。
 それとも、もう借りれないほど借りているのでしょうか?? 


 被告人のルックスは、両手の甲に刺青があり、黒いタートルネックを着ていますがそれでも首から耳付近まで刺青が彫られており、おそらく全身刺青では?と思われます。
 目つきも悪くとてもカタギの人間には見えませんが、暴力団員ではないようです。

 起訴状を聴いた感想は、これは強盗なのか?という疑問です。
 素人の私には、窃盗の事後逃げるために傷害事件を起こしたと思うのですが。。。

 強盗の要件には、(窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために、暴行又は脅迫をしたとき)とありますから、これに当てはまるとは思いますが、何か引っかかります。

 後から分かるのですが、2回大麻や覚せい剤で有罪となり3年前に服役していますから情状は悪いのは確かです。(しかも全身刺青ですし)


検察官冒頭陳述

 被告人の身上経歴は、高校中退後は建設関係や解体業で稼働していたが逮捕時は無職です。
 年金受給している父親と豊田市内で同居していた。
 被告人に婚姻歴はありません。
 情状は、平成19年大麻取締法違反、平成23年覚せい剤取締法違反で前科2犯、直近では平成23年11月覚せい剤取締法違反で懲役1年6月確定、平成25年1月22日仮釈、平成25年5月22日刑の執行終了。

 第1の事件については平成26年6月7日午後6時40分ごろ、被告人は豊田市○○町セブンイレブンで菓子等?2点をレジで精算後、そのレジ袋を持ったまま店内を物色しはじめた。
 不審な被告人の動きを察知した店長は、店の防犯カメラで被告人の様子を確認していたところデザートコーナーでモンブランをレジ袋に入れるのを確認した、その後ヨモギ大福を入れた。
 惣菜コーナーではテリヤキハンバーグと金の和風ハンバーグをそれぞれ1点づつレジ袋に入れるのを確認した。

 そして、被告人はそのまま店から出て行き、車に乗り込んだところ店長が運転席ドアを開けて、被告人に車から降りるように話しかけるが被告人は無視して車を後退させた。
 ドアの内側に立っていた店長は、ドアに手をかけた状態で車といっしょに後ろに下がり、13.1m後方で足が絡まり転倒した。
 転倒した時に、左ひざ、右ひじ、左手のひらに挫傷し加療8日間の被害を受けた。

 被告人はそのまま逃走して、友達の自宅へ行った。
 
 店長は、目撃した車のナンバープレート番号を覚えており直ぐに豊田警察署へ被害を通報しし、(被告人の特徴ガッツリ刺青がある事等)連絡を受けた警察は付近を検索したところ、近くのアパートで通報を受けたナンバープレートの車を見つけて、住民を訪ねます。
 はじめは、被告人の友達が警察官と対応していてが、知らないと言い続けているうちに被告人が「分かった。出るわ」と言いながら玄関に現れます。

 被告人は万引きの事実を認めて冷蔵庫に、モンブランやヨモギ大福等を入れた事を自白した。

 第2の覚せい剤取締法違反については、第1の事件で逮捕されて警察署で尿検査されて、尿から覚せい剤フェニルメチルアミノプロパンが検出された事から、被告人を追求し6月5日に豊田市内のマンガ喫茶店駐車場車内で、覚せい剤を使用した事を自白した。

 検察官からの証拠でコンビニ店内の防犯カメラの映像が、法廷内の大きなモニターで映し出されましたが、それはそれはきれいな映像でした。(ハイビジョンか?)
 手前に映ったカップラーメンは銘柄まで確認できるほどです。
 もちろん、被告人の顔もバッチリ確認できます。
 
 変なところにすごく関心しました。
 これを見せられたら、言い逃れ出来ません。


 それから、弁護人からも冒頭陳述が朗読されます。

 公訴事実は認めています。
 裁判員の皆さんには、被告人にどのくらいの刑を科すのかを検討していただく事になります。

1.強盗の態様、傷害の程度
2.被害金額770円
3.被害者の処罰感情
4.動機、積極的ではない(計画性なし)

 まとめると、強盗ではあるが刃物で脅したり脅迫した悪質な事案ではない事。
 被害者の傷害の程度は幸い軽い事(加療8日間)。
 被害者と示談金50万円で示談が成立している事。
 被害者の処罰感情は事件当時より今は重くない事。
 突発的に逃げるために起こした行動で、計画性はない事。
 

 覚せい剤については、平成25年1月22日に出所後1年6か月間覚せい剤を使用してなかった事実からは、依存性や親和性は高くはない。

(薬物前科2犯で、出所後1年6か月で覚せい剤使うのは、私から見ると十分依存性や親和性高いと思います。)


検察官提出証拠
 証拠調べですが、冒頭陳述を裁判員へ分かりやすくパワーポイントで説明した内容ですから省略します。

 検察からの証人尋問は、被害者の店長Nさんです。(私のすぐ横に座っていました)

検察官:あなたは被害に遭ったセブンイレブンの経営者ですね?
証人 :はい
検察官:事件当日6月7日に万引き被害に遭い、犯人を車へ追いかけて行きその後車でケガをされましたね?
証人 :はい
検察官:万引きの様子はあなたは見ていましたか?
証人 :えーと、直接は見ていないのですが店内の防犯カメラの映像を見て確認しました。

検察官:はじめから、被告人が万引きをすると思って見ていたのですか?
証人 :いいえレジで会計後、レジ袋を持って店内を回り始めたので少し怪しいと思って映像を見ていました。
検察官:防犯カメラの映像で万引きを確認したのですね?
証人 :はい、それから店の中を遠回りして店から出て行き、車に乗り込みましたから直ぐに追いかけて運転席のドアを開けました。

検察官:被告人は急に車をバックで発進させた時、ドアの内側に立っていたあなたはどのようになったのですか?
証人 :右手はドアをつかんでいましたから、ドアに押されながら体は横向きに後ろに押される状態になりました。
検察官:あなたは、どうなってしまうと感じましたか?
証人 :考える余裕はなかったのですが、とっさに飛んで車から離れようと思いました。

検察官:今考えると、その時の行動は正しかったと思っていますか?
証人 :車にひかれるかもしれませんでしたから、飛んで離れて良かったと思っています。
検察官:病院へは直ぐに行かれましたか?
検察官:いいえ、その後警察で事情聴取受けたりして夜中の1時ごろ、トヨタ記念病院で診察受けました。
検察官:ケガの痛みはどのくらい続きましたか?
証人 :痛かったのは1週間くらいです。

検察官:万引きの被害は770円でしたが、770円の金額は経営者のNさんからするとどの程度の被害と考えますか?
証人 :万引きは、経営者からすると財産を奪われる気持ちです。770円の売り上げのうち仕入れ値や人件費、光熱費、ロイヤリティーを差引くと粗利は50円ほどになります。770円を万引きされた場合は1万円を売らなければいけません。

検察官:それから、この日は店を閉めて捜査に協力していただいていますね?
証人 :はい、この日は土曜日の午後6時40分と売り上げの多い日、時間に店を閉める事になった損失も大きいです。
検察官:万引きは多いですか?
証人 :実は先週もあったのですが、気付いていないだけでもっと多いと思います。

検察官:犯人と話し合いで示談になっていますが50万円の金額は納得していますか?
証人 :当日店を閉めた4時間分の売り上げや、替りの人件費で50万円と考えています。
検察官:示談書には犯人を許すと書いていますが、許しますか?
証人 :いいえ。犯罪は犯罪です。それ相当の罪を受けてもらいたいです。
検察官:最後に言っておきたい事はありますか?
証人 :万引き被害はその損失を回収するのに、大変な努力が必要です。万引きと軽く考えずにもっと罪を重たくして欲しいと思います。


 証人はコンビニの経営者ですから、犯人を許せない気持ちが今回の行動になったのでしょうね。
 私は小売業には全く無知ですが、ロイヤリティーって結構キツイのでしょうか?
 小売業は売り上げの1/3は利益になると思っていました。
 今後は、コンビニで買い物する時には数百円の買い物は、しづらくなったな~。


 そのあとは、裁判員裁判抜け出して、ドS検察官の公判を傍聴して帰りました。
 10月17日に論告公判があり(傍聴していません)
 10月21日判決公判です。





 そして今日10月21日、判決公判傍聴しました。

 主文被告人を懲役4年6月に処する、未決勾留日数60日算入する事とする。
(訴訟費用はあれ?メモなし。。書き忘れたか言ってない?)

 論告公判傍聴していませんから、求刑は分かりませんが実刑でした。

 被告人は今の今まで自由の身が、この瞬間から身柄拘束されます。


 裁判員の皆さん、お疲れ様です。

 中途半端な記事で申し訳ありません。
 いつもの事ですが。。。

 以上です。


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名古屋地裁豊橋支部

平成26年9月25日(木)
 
401号法廷

道路交通法違反(新件)

被告人(男性28才)職業大工

裁判長(前澤裁判長)

検察官(男性30代)

弁護人(男性30代)

 刑事裁判傍聴ノンフィクションライターのacceleです。

 超久しぶりの更新です。
 3ヶ月以上ブログ放置しておりました。
 申し訳ありません。

 月1回は、傍聴へは行っていましたが、判決だけとか審理だけとか傍聴していまして、記事でお伝えする内容を把握できない公判が多く、更新出来ませんでした。

 acceleは、ついに逮捕勾留されたかと思った読者様もいらっしゃると思いますが、元気にシャバで生活していました。

 今回の記事は、最近ニュースでよく聞く危険ドラック吸引しラリッタまま車を運転して自損事故を起こした公判です。
 豊橋でも危険ドラックが出回り、ドラック吸引して危険運転する奴がいます。

公訴事実

 検察官が証拠によって証明しようとしてる公訴事実は以下の通りです。
 被告人は、平成26年7月8日午後10時ごろ愛知県豊橋市三ノ輪町において、駐車場で危険ドラックを吸引した後ガソリンスタンドでガソリンを給油し、コンビニエンスストアへ行く途中で街路樹に車を激突させ車を大破させた、罪名道路交通法違反。

罪状認否

「間違いありません」

 弁護人の意見も「被告人と同様です」

冒頭陳述

 被告人の身上経歴は、豊橋市で出生し名古屋市内の専門学校卒業後は、大工として稼働していた。
 平成26年7月8日午後10時頃、豊橋市三ノ輪町で公訴事実記載の通り、危険ドラック吸引後、自動車を運転して、自動車を街路樹に激突させ車を大破させた。
 車内から、乾燥植物片が発見され、それを科学捜査研究所で鑑定したところ、危険ドラックの1種である合成カンナビノイドが含まれていた。
 情状他、公訴事実を立証するために関係カード記載の証拠取調べを請求いたします。
 

 東京で、危険ドラックを吸引した交通事故は報道で知っていましたが、ついにと言いますか、全国的に同様な事故が起きているのを実感しました。

 若い被告人ですが、お子さんが3人います。
 傍聴席には、奥さんと思われる方もいらっしゃいます。
(豊橋支部は、傍聴席ガラガラですから直ぐに分かります)

甲号証、乙号証メモ取れた内容です。

甲号証
1.自損事故目撃情報。(急に車が道路から外れ街路樹に激突し車は大破した)
2~3.写真撮影報告書(自動車が街路樹に激突した写真。大破した車)
4.乾燥植物片には、覚せい剤や大麻の成分は検出されなかった鑑定カード)
5.上記の鑑定書
6.メモれず。
7~8.実況見分報告書(逮捕後、被告人立会いのもと事故現場の確認)
9.メモれず。
10.写真撮影報告書(事故車両の破損状態)
11~14.写真撮影報告書(車内で発見せれた植物片)
15.上記植物片から覚せい剤や大麻の成分は検出せれなかった科捜研の鑑定書。
16~18.メモれず。
19.被告人の父親からの電話聴き取り内容。
20.捜査報告書(植物片から危険ドラック合成カンナビノイドが検出された鑑定書)
21.捜査報告書(内容?)
22.捜査報告書(内容?)
23.被告人の父親供述調書(被告人の雇用主でもある父親に勤怠状況の確認)
24~26.被告人の妻供述調書(被告人の日頃の生活状況の確認)

乙号証

1.身上経歴
2~9被告人供述調書(危険ドラック吸引すると頭の回転が良くなるから吸った)
10.戸籍
11.前歴(複数の交通違反歴あり)
12.その交通違反の内容


 弁護人からの証拠請求は、
弁1被告人の反省文
弁2被告人父親の陳述書
被告人の妻情状証人
被告人質問です。

 情状証人に被告人の奥さんが証言台に立ちます。

弁護人:あなたは被告人の妻ですね?
証人: はい
弁護人:先ほど宣誓文を読んでいただきましたが、質問に正直に答えて下さい。
証人: はい。
弁護人:ご主人を被告人と呼びますが、被告人が脱法ハーブを使っているのを知っていましたか?
証人: はい。
弁護人:なぜ、使っていると分かったのですか?
証人: 臭いとか態度で分かりました。
弁護人:それに気付いたのはいつ頃でしょうか?
証人: 6か月前くらいです。

弁護人:あなたは、脱法ハーブ使うのを止めるようには言わなかったのですか?
証人: 言いましたが、その時は止める止めるとは言っていました。
弁護人:それでも結局は止めってなかったのですね?
証人: はい
弁護人:事故がきっかけで、脱法ハーブの事は2人で話し合いましたか?
証人: はい
弁護人:どのような話をしましたか?
証人: 子供の為にも、もうやらないと言いました。

弁護人:保釈後は被告人の両親とも話し合ったのですか?
証人: はい、もし次やったら離婚させると言われました。
弁護人:その事については、被告人も十分わかっていますね?
証人: はい
弁護人:もしも、次に脱法ハーブ見つけたらどうしますか?
証人: 警察に通報します。
弁護人:今回はそれだけの強い意志があると誓いますか?
証人: はい、誓います。

弁護人:提出された資料を見ると、被告人のお父さんも脱法ハーブ使用していたようですね?その事についても話し合いしましたか?
証人: 親子で止めると言いました。
弁護人:もしお父さんが今後脱法ハーブ使っているのを見つけたら、どうしますか?
証人: 警察に通報します。
弁護人:お子さんが3人いらっしゃいますが、被告人が無職になったり刑務所に入ると生活できますか?
証人: いいえ、できません。
弁護人:免許についてお聞きします。免許取消になっていますが、何年欠格期間ありますか?
証人: 2年です。
弁護人:今後は被告人が、脱法ハーブ使わないようにしっかり監督できますか?
証人: はい


 被告人は、被告人の父親が経営する大工店で働いていますが、親子で危険ドラック使用していたのです。
 仕事の合間に危険ドラック吸っていたりしていたのでしょうか?

 
 私は専門家ではありませんから、詳しくは分かりませんが覚せい剤は元々人間が使用するために開発されて、ある程度は健康被害を予測しながら商品にしています。
 第2次世界大戦中の、神風特攻隊員にもヒロポン(当時の覚せい剤の商品名)は使用され戦後その後遺症に苦しんだ元兵士が多数います。
(1951年覚せい剤取締法が制定されるまでは、日本でヒロポンと呼ばれた覚せい剤が薬局で普通に販売されていました)
 それに対して、危険ドラックに使用されている成分の人的健康被害や中毒性など全く分からないものが多く、人体実験と言う識者がいます。
(覚せい剤より危険性が高い可能性があるのです)


検察官→証人尋問

検察官:半年前に臭いとかで危険ドラック気付いたと言いましたが、それは子供が生まれる前ですか後ですか?
証人: 生まれた後です。
検察官:3番目のお子さんが生まれた後になぜ危険ドラック使ったと思いますか?
証人: 考え事が良くできると言っていました。
検察官:今回ね、自損事故で済んでいますが、通行人をはねたら大変な事になっていますよね?
証人: はい
検察官:自宅からパイプとかも押収されていますよね?
証人: 隠していたから、気付きませんでした。
検察官:今後、このような事が無いようにしっかり監督できますか?
証人: はい


 そして、被告人質問先ずは弁護人からです。

弁護人→被告人質問

弁護人:改めてお聞きしますが、起訴事実に間違いありませんか?
被告人:はい
弁護人:事故の写真を見たと思いますが、車の破損状態大変な事になっていますよね?
被告人:はい、大変な事をしたと思います。
弁護人:テレビや新聞で、脱法ハーブで事故を起こした事件見た事あると思いますが、自分がそうならないかと考えた事ないのですか?
被告人:考えましたが・・・・
弁護人:考えた上で運転したの?
被告人:・・・・・・

弁護人:人にぶつからなかったから幸いでしたが、今後脱法ハーブやらないと言えますか?
被告人:はい、もう絶対吸いません。
弁護人:脱法ハーブの危険性は認識できましたか?
被告人:はい、覚せい剤より恐いと分かりました。
弁護人:脱法ハーブ使う理由はなんですか?
被告人:頭の回転か速くなるからです。

弁護人:脱法ハーブの依存性も強いのですが、あなたはタバコも今回止めたようですね?何才からタバコ吸っていましたか?
被告人:20才からです。
弁護人:タバコもハーブも止める決意があるのですね?
被告人:はい
弁護人:免許は、警察に没収されましたね?
被告人:保釈された日に、警察に没収されました。


弁護人:奥さんは次に脱法ハーブ見つけたら、警察へ通報したり離婚を決意しています。最後のチャンスと理解していますか?
被告人:はい。
弁護人:父親の会社で仕事をしていますね?給料はいくら貰っているのですか?
被告人:20万円です。
弁護人:保釈後は、きちんと働いていますか?
被告人:はい

弁護人:お父さんも脱法ハーブ吸っていたのですが、親子で止めると約束できますか?
被告人:はい
弁護人:免許の欠格期間は2年ですが、2年後に免許取得するつもりですか?
被告人:はい、仕事でどうしても必要ですから。
弁護人:そもそも、脱法ハーブ使うきっかけはなんですか?
被告人:浜名バイパスで起こした事故を忘れたくて使いました。
弁護人:脱法ハーブ使って事故を起こしたのですから、もう使わないと約束できますね?
被告人:家族の事を考えてもう使いません。


 被告人は、危険ハーブ使うと頭の回転が良くなると言いますが、とんでもない事故を起こしているのに、頭の回転が良くなるどころか、思考停止に近かったと思います。
 危険ハーブ使ったきっかけが、浜名バイパスで起こした事故とは意味が分かりません。
 むしろ、逆だと思うのですが。。。
 
検察官→被告人質問

検察官:事故を起こすまで、奥さんに何度か危険ハーブ見つかって止めるように注意されていますがなぜ止めなかったのですか?
被告人:浜名バイパスの事故が頭から離れなくて・・・・
検察官:危険ドラックは危ないと報道されているは知っていますよね?
被告人:はい
検察官:あなたが事故で亡くなったりしたら、家族はどうなるのですか?
被告人:生活できなくなります。

検察官:家宅捜索でパイプもありましたよね?
被告人:・・・・
検察官:2度と危険ドラック使わないと誓いますか?
被告人:はい



裁判長→被告人質問

裁判長:脱法ハーブ使用して車を運転したら危険な事はわかりましたか?
被告人:はい
裁判長:脱法ハーブは覚せい剤と違って、毒性についても分からない事が多く大変危険なのですよ。
被告人:はい
裁判長:今止めないと、今後大変な事になると分かっていますか?
被告人:はい

裁判長:自分の力で止められない時は、精神科の病院へ行ったり出来ますか?
被告人:はい、家族の事を考えると、もう使えません。


論告

 事実関係については、当公判廷で取調べた証拠によりその証明は十分である。
 情状は、危険ドラックを吸いたい欲求だけの動機に酌量の余地なし。
 今回は物損事故で済んでいるが、歩行者がいなかったのが幸いで人をはねた場合の結果は甚大な被害になる。
 危険ドラックを吸引後、車を運転した事は法律を順守する気持ちが鈍磨しているのはあきらかでえある。
 全国的に同様な事案が起こり、この手の犯罪には厳罰に処するのが当然である。
 一般予防、また特別予防の見地からも厳罰にするべきである。
 諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上、被告人を懲役10月に処するのが相当であると思慮します。


弁論

 公訴事実は争いません。
 事実を認めて反省している。
 長期間の勾留により、すでに一定の処分を受けている。
 幼い子供が3人おり、被告人の稼働が必要不可欠である。
 今後も、父親の会社で雇用が約束されている。
 今回に限り、執行猶予付き判決をお願いする。

最終陳述

「もう2度と脱法ハーブはしません」


判決期日平成26年10月9日午後2:00~



 この公判の感想は、身近な場所でも危険ドラックは流通しており実際に危険ドラックを吸った状態で車を運転している危険な運転手がいる事に驚きました。
 それにしても、危険ドラックとか脱法ハーブとか呼び方が違って紛らわしいですね。
 
 私も車は毎日のように運転します。
 道路を走行中に、ある日突然反対車線から危険運転手が正面から突っ込んできたら?と考えるとゾッとします。
 今回の事故は、たまたま歩行者や車にはぶつかりませんでしたから幸運でしたが、他人を巻き込んでいたら甚大な被害です。
 
 危険ドラックの種類が多くて難しいかも知れませんが、危険ドラック取締法を制定して危険ドラック所持や、販売したら処罰の対象にして欲しいものです。
 


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名古屋地裁岡崎支部

平成26年5月19日(月)

302号法廷

強制わいせつ(新件)

被告人(男性49才)

裁判長(丹下裁判長女性30代可愛らしい方)

検察官(女性30代 名古屋地裁岡崎支部で見つけた美女検察官Vs極悪顔被告人『覚せい剤取締法違反』←こちらと同じ公判の検察官

弁護人A(男性30代)
弁護人B(男性50代)
弁護人C(男性30代)

 刑事裁判傍聴ノンフィクションライターacceleです。

 実は、スキャナがとうとう壊れてしましました。
 そこで、デジカメでイラスト撮ったのですが慣れずにボケボケですがすみません。
 今更スキャナ買い直すの何ですから、もう少しデジカメの写し方慣れます。
 
 
 今月も岡崎支部傍聴へ訪れました。
 そして、今月3度目の更新です。GWのおかげで今月はいつになく傍聴へ行く事ができました。
 
 午後から時間があり、岡崎支部へ午後からの公判予定を電話で確認したところ、3時から強制わいせつの新件がある事が分かりました。

 強制わいせつ=性犯罪=女性検察官=あの美女検察官の公式を勝手に予想して向かいました岡崎へ。
 しかし、性犯罪は追起訴が付きものです。(追起訴とは、今回起訴された以外の余罪がありそれについては、後から起訴を追加する事です)
 追起訴あると起訴状朗読、冒頭陳述の先には進まなくなり10分程で終わります。

 岡崎へ向かう車の中で、悪い展開になる事は忘れて運転します。

 傍聴席に入ると、おっ!いらっしゃいました。
 あの美女検察官です。
 
公訴事実

 平成25年10月26日、愛知県碧南市○○町、酒屋駐車場内にて被害者女性15才に対して下着の上から乳房を触った罪名強制わいせつ、刑法第176条。

罪状認否「間違いありません」

冒頭陳述

 身上経歴は、高校卒業後逮捕時はラブホテルでアルバイトをしていた。
 婚姻歴は無く、碧南の自宅で母親と2人で生活していた。
 情状については、同種前科3犯あり直近では平成15年、児童に対する強制わいせつ罪で執行猶予付有罪判決を受けている。

 平成26年10月26日、被告人はアルバイトから帰宅中、碧南市○○中学付近にて被害者を見つけて話しかけます。「土曜日なのになぜ学校いたの?」などと話しかけて文化祭があった事や合唱コンクールで金賞をとった話を聞き出します。
 そして、ジュースを買ってあげると近くの酒屋自動販売機へ連れて行き、ジュースを買った後死角になる酒屋駐車場へ誘導します。

 被告人は裏声で話していた事から被害者に「女ですか?」と聞かれ「女だよ」と言いながら被害者の手を取り、被告人の胸を触らせます。
 その後、被告人は被害者の下着の上から乳房を触った事から、被害者に「止めて下さい」と言われ被害者の後ろに回り込みますが被害者は逃げ出し、被告人から追っかけられるも何とか逃げ切った。

 逮捕されたのは、平成26年3月〇日碧南市内のマンガ喫茶に被害者と祖母で訪れていた時、被告人を被害者が発見し、祖母が警察へ通報して駆けつけた警察官に逮捕された。


 ヤバイヤバ過ぎます。このロリコン変態おやじは!!(目もヤバイ)
 後から分かるのですが、被告人が持っていた手提げカバンの中には、手錠やローターが入っていたのです。
 被害者はすぐに逃げたから、それ程の被害になりませんでしたが逃げなかったら大変な目に遭っていた可能性あります。
 しかも被害者は15才と若いから、その時の恐怖は計り知れないと思います。
 
 検察官は、今までの前科内容を知りつくし、今回の15才児童の屈辱や怒りを受け止めて被告人を全力でシバキにいくと思われます。
 検察官の顔を見ると目はすでに臨戦態勢、対する被告人の目は死んだ魚のようです。

 甲号証、乙号証メモ取れた内容です。

甲号証

1.被害者からの告訴状
2.被害者の母親からの告訴状
3.写真撮影報告書(被害場所、酒屋駐車場)
4.被害者供述調書(声をかけられた場所、内容について)
5.被害状況内容?
6.被害者から検面調書(声をかけられてから被害に遭うまでの経緯)
7.被害者の母親供述調書
8.被害者の祖母供述調書(逮捕時、マンガ 喫茶で被告人を被害者が見つけ、祖母に連絡し警察へ通報し逮捕までの時系列)
9.写真撮影報告書(逮捕時持っていた手提げカバンにローター、手錠、コンドーム入っていた)
10.写真撮影報告書(家宅捜査で、手錠、バイブ、ローター、コンドーム他、大量の卑猥な本)
11.メモれず
12.写真撮影報告書(被告人のバイク?内に入っていた、ローター、電マ、コンドーム他)
13.写真撮影報告書(発見されたその他性玩具)
14.写真撮影報告書(犯行時持っていた手提げカバン内に入っていた、手錠、ローター)
15.被害者の母親供述調書(被害者は家ではおとなしい事など)
16.引当て捜査報告書

乙号証

1.被告人の身上経歴
2.警察官調書(休みの日はパチンコ、マンガ喫茶で時間をつぶしていた事)
3.警察官調書(被害者に対して申し訳ない事した旨の反省)
4.被害場所引当て報告書
5.検察官調書(少しくらいなら良いと思い、胸を揉みたくなった)
6.被告人の戸籍
7.犯歴
8.前科照会内容
9.前回の公判内容(窃盗については下着窃盗である内容)

 昭和61年頃から性犯罪や下着窃盗を、長いスパンで続けていたから実刑にはならなかったのでしょうか?服役経験は無いようです。
 

 弁護人は3名いらっしゃいます。後から分かるのですが、以前の公判でも依頼した行きつけ?の弁護士さんのようです。


 弁護人からの証拠請求は、書証3点、証人尋問、被告人質問です。

書証3点の内容は以下の通りです。

弁1.被告人の反省文
弁2.反省文の手紙を送付した内容証明、弁護人からも手紙を書いた
弁3.その郵便受理証明書


 被告人の母親が証人尋問に証言台へ立ちます。
 弁護人Bから、証人尋問。

弁護人:あなたは、被告人のお母さんですね?
証人 :はい
弁護人:現在はおいくつにないますか?
証人 :73です。
弁護人:私がここに立つのは2回目です。
証人 :はい
弁護人:私が前回、○○さんの弁護人として法廷に立ったのは10年前の事になりますね。
証人 :はい

弁護人:前回の裁判でも、今後こんな事が無いようにと言ったと思いますが、また事件を起こしました。なぜだと思いますか?
証人 :ビックリしました。こんな事まさか起こると思いませんでした。電話がかかってきた時には信じられませんでした。
弁護人:電話は警察からですか?
証人 :はい
弁護人:前回の裁判後に保護観察処分になっている時、お母さんは保護司さんと会った事はあるのですか?
証人 :毎月1回は会っていました。
弁護人:保護司さんは息子さんと、どの様な話をしていたかはご存知ですか?
証人 :真面目にやりなさいと言っていました。

弁護人:弁8号証をさします。平成17年に公判があり執行猶予5年の判決でしたが、保護司さんと最後に会われたのはいつ頃か覚えていますか?
証人 :平成20年末頃だと思います。
弁護人:それでは期間は3年8ヵ月間ほどですね?
証人 :真面目にやっているからと、向こうから終わりますと話がありました。
弁護人:はじめに勤めていた会社は、20年ほど勤めていたようですが、なぜ辞めたのですか?
証人 :会社が営業止めてしまって、仕事がなくなったからです。
弁護人:辞めたのではなくて、会社がなくなったのですね?
証人 :はい

弁護人:息子さんは事件当時○○○○というラブホテルで働いていたのは知っていましたか?
証人 :知りませんでした。
弁護人:ラブホテルで働いている事をなぜ、息子さんは言わなかったと思いますか?
証人 :私が知ると反対すると思ったからだと思います。
弁護人:今後の仕事の事ですが、娘さんの婿さんが経営している工場で働けるお話があるのですよね?
証人 :はい、娘も今回の事は知っていますし息子と娘は仲が良いのです。
弁護人:捕まってから2か月半経ちますが、何回か面会へ行かれましたか?
証人 :12~3回は行きました。
弁護人:どのような話をしましたか?
証人 :被害者に悪い事をしたと反省していました。

弁護人:被害者は中学生です、成人より謝罪をする事は難しくなりますが、謝罪は行かれましたか?
証人 :それは警察にも止められました。
弁護人:被害者は来て欲しくないと言っていますから、それを守っているのですね?
証人 ;はい守っています。
弁護人:前回の裁判の時は30代、今は49才です。2度とこのような事がないようにするには、どうしなければいけないと思いますか?
証人 :本人を信じるしかないと思います。


 母親の話を聞いていると、息子を甘やかし過ぎて育てたようです。
 婚姻歴も無く、49才までずっと実家に住んでいる事じたい、異常だと私は思います。
 部屋に大量に有ったエロ本をセッセと母親は、何度も捨てていたとの事です。
 独身ですし、エロ本持っているのは良いとしても、手錠やローター、電気マッサージ器有るのは怪しいと思わなかったのでしょうか?
 20代前半から性犯罪を繰り返している事は十分知っているのに、未だに被告人の事を信じるしかないとは、呆れてものが言えません。

検察官→証人尋問

 まとめると、エロ本や性玩具を大量に持っている事を不審に思わなかったのか?に対して、本を読んでいるところ見た事ないとか、性玩具は何に使うか分からなかったとか、本当ですかね?

裁判長の質問は省略します。


 そして被告人質問、先ずは弁護人Aからです。

弁護人:なぜ、被害者に話かけたのですか?
被告人:土曜日なのに、なんで学校にいるのかな~と思って聞きました。
弁護人:なぜ、被害者を選んだのですか?
被告人:たまたま近くにいたからです。
弁護人:被害者と会話しながら、○○駅へ向かいましたか?
被告人:はい

弁護人:途中で酒屋の自動販売機でジュースを買ったのですね?
被告人:はい、お礼にと思ってジュース買いました。
弁護人:何のお礼ですか?
被告人:学校の事を教えてもらった事です。
弁護人:あなたは酒屋の前で会話しながら触ったと供述していますが、被害者は駐車場と供述しています。
被告人:そうですか・・

弁護人:被害者とはどのような会話をしたのですか?
被告人:今日文化祭があったとか、彼氏がいるのとか・・・合唱コンで金賞とったとか・・・
弁護人:被害者から「女ですか?」と聞かれて「女だよ」と答えたのはなぜですか?
被告人:冗談で返しただけです。
弁護人:被害者に、どのようにして胸を触ったのですか?
被告人:手を少し丸めて、胸に押さえるような感じです。

弁護人:被害者は、胸を揉みかえしたと供述していますが、揉みかえしましたか?
被告人:いいえ、嫌がられましたからすぐに止めました。
弁護人:被害者の後ろに回り込みんだ事ありますか?
被告人:いいえ
弁護人:被害者を走って追いかけましたか?
被告人:いいえ

弁護人:今回の件、あなたと被害者で食い違いが多いのですが、このような場合には被害者に証人尋問来てもらう事も可能であると言いましたが、あなたは断りました。なぜですか?
被告人:来てもらうと、被害者はまた苦しい思いをしますから・・・触った事は間違いありませんから・・・
弁護人:逮捕されてから被害者にした事は何かありますか?
被告人:謝罪文を書きました。
弁護人:これまでも何回か犯罪繰り返しています。同じような事はもう止めますね?
被告人:はい、今度こそは止めます。

弁護人:前回の裁判ではどのよな判決でしたか?
被告人:懲役2年執行猶予5年です。
弁護人:他に保護観察5年でしたが、実際には3年8ヵ月で保護観察は終わりましたね?
被告人:はい
弁護人:保護観察中に、保護司さんから気を付ける注意事項4つの項目ありましたね?
被告人:はい
弁護人:どのような内容ですか?
被告人:1つは犯罪につながるような、怪しい所に行かない近づかないしないです。2つ目は真面目に仕事をする事です。

弁護人:後の2つは?
被告人:えっと・・・・
弁護人:今後はあなたが、その時の4つの項目を守ると約束しますか?
被告人:はい
弁護人:先ほど、お母さんに証言してもらってどう思いましたか?
被告人:申し訳ない気持ちです。

弁護人:被害者と認識が違う点は争いませんか?
被告人:はい


 弁護人は被害者と被告人の言い分の食い違いを強調していました。
 確かに、被告人の言い分が正しければ、強制わいせつより刑罰が低い迷惑防止条例法違反(痴漢行為)程度になると素人の私でも分かるのですが、本当の事は当事者同士しか分かりませんから何とも言えません。
 

 それから、今日のメインイベント検察官→被告人質問です。
 余計なツッコミはしません。ノンストップでどうぞ!

検察官:被害者を選んだ理由は何ですか?
被告人:・・1人でいたからかな~。
検察官:学校から何人も出てきていたのに、なぜ今回の被害者だったのですか?
被告人:土曜日なのに、なぜ学校から出てくるのかな~と不思議に思って声をかけました。
検察官:50近いあなたが中学生の女の子に声をかけるのは異常な事だとは考えなかったのですか?
被告人:・・・今思うとそうですね・・

検察官:あなたは今まで児童に対する性犯罪をさんざんやってきてね、その被害者の年齢は何才でしたか?
被告人:・・・10代です。
検察官:これまでの被害者は15,6歳ばかりですよね?
被告人:えっ?・・だけではないかと・・・

検察官:過去の公判記録を調べたら15,6歳ですが他にもあるのですか?
被告人:・・・
検察官:10代との認識はあるのですか?
被告人:はい
検察官:あなたの性欲の対象は児童だけなのですか?
被告人:そんな事はないです。

検察官:それじゃ~何で被害者は15,6歳ばかりなのですか?
被告人:・・・・・
検察官:あなたは年をとっていっているのに、被害者は10代ばかり狙うのですか?
被告人:・・・・・
検察官:被害者に自分の胸を触らせたのはなぜですか?
被告人:どう見ても男なのに、女ですか?と冗談言われましたから・・・冗談で返しました。

検察官:50近いあなたが、中学生に胸を触らせるのは冗談で済みますか?
被告人:・・・・
検察官:被害者との会話で彼がいるとか聞いた理由は何ですか?
被告人:文化祭の話の流れで何となく・・・・
検察官:そうゆう話をされて、相手はどうゆう気持ちになるか考えなかったのですか?
被告人:受け答えしていましたから・・・

検察官:相手に何度も帰りたいと言われましたよね?
被告人:最後にには言いましたが何度も無いです。
検察官:被害者は何度か言っていますが?
被告人:言ったかどうか覚えていません。

検察官:手錠やローターは何のために持っていたのですか?
被告人:前の彼女と使っていまして・・・パチンコ屋で会った時に話をしてくれましたからまた使えればいいかな~と思っていました。
検察官:その彼女から去年12月にストーカー被害の被害届出されていますよね?
被告人:パチンコ屋で普通に話したのですが・・・・

検察官:被害者に謝罪の手紙を送っていますが手紙の内容で、2度と家には近付かないと書いていますが、あなたは被害者の自宅知っているのですか?
被告人:いいえ知りません。
検察官:それではなぜ、家の近くへ近付かないと書いたのですか?
被告人:○○駅が近くにありましたから、そこには近付かないという意味で書きました。
検察官:被害者は家に近付かないと聞くと自宅知られていると思って怖くなると思わなかったのですか?
被告人:そこまで考えてなかったです。

検察官:あなたは何度も性犯罪繰り返してきて、もうやらないと言っていますが、なぜやらないと言えるのですか?
被告人:母親も高齢になりましたし、自分が面倒を見なくてはいけないと思っていますから・・
検察官:保護観察中に4つの約束を何年前まで守っていたのですか?
被告人:・・・3年前までです。
検察官:あなたが遵守していた4つのうち2つは先ほど出ましたが、最後の2つは覚えてないのですか?
被告人:・・・・帰宅時間とか・・・
検察官:終わります。

 カミソリのようなキレの良い質問の嵐に、被告人は撃沈です。
 パトリオットミサイルのようなピンポイント性能と、抜群な破壊力を持ち合わせています。
 普通は事前に準備した被告人質問で終わる事が多いのですが、ドS検察官は弁護人からの被告人質問の受け答えの中で、そこおかしだろう?と思った事を引用して、すかさず攻撃に使うのですが、その効果も絶大です。
 挙句の果てには、それらも含めて論告にも引っ張ってくる念の入れようです。

 ここで、書面による用紙?(ようし)の告知です。
 私も初めて聞きましたが、被害者が書面による意見陳述を検察官か裁判長が読み上げるのですが、裁判長が読み上げました。

 内容はここでは書きませんが、被害者が受けた衝撃と犯人やその家族への怒りがひしひし伝わりました。
 それを可愛らしい裁判長が、上手く読み上げるのです。
 こんな事言うと失礼かも知れませんが、検察官が読み上げたら違う感情だったかもです。
 そうゆう意味でも裁判長に朗読させた検察官は、本当に良い仕事します。
(検察官は自分が朗読しても上手く伝わらないと判断したと思います)

論告

 事実関係については、当公判廷で取調べた証拠よりその証明は十分であると思慮します。
 情状は、悪質卑劣、酌量の余地なし
 50近い被告人は、20代前半から性犯罪を繰り返している。
 中学生を言葉巧みに人気のない場所に誘いだし、乳房を触った。
 児童の健全な育成を、著しく害した。
 年若い被害者が受けた被害は甚大である。
 母親、祖母が厳罰を望んでいる。
 懲役の判決を平成17年に言い渡されて間もないのに、再犯に及んでいる事。
 昭和61年から3回罰金を受けている事。
 年少者に対して性のはけ口にする、変態である。
 3回執行猶予の温情判決を受けているにも関わらず、再犯に及んで反省していない事。
 自白はしている。
 もはや、社会内での更生は不可能である。
 矯正施設での、長期の更生が必要不可欠である。
 諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上被告人を懲役2年の実刑に処するのが相当であると思慮します。

 論告も迫力満点です。
 まかり間違って、執行猶予付き判決出た日には、即日検察官控訴するでしょうね。

弁論
 
 手が疲れました。省略します。(すみません)

最終陳述

「先ほどの被害者の言葉を聞いて本当に悪い事をしたと思います。もうしません」

 あ?それだけ?
 またやるは、コイツは。。。

判決期日平成26年6月2日午後1時20分~
たぶん302号法廷。

 久しぶりに見応えある公判傍聴しました。
 私が傍聴した公判では、史上最強の検察官です。
 名前は存じませんが、以前は大都市の検察庁で公判部にいらっしていたのでしょうか?
 
 今年は、岡崎支部が熱いです。
 岡崎市民の皆さん、地裁岡崎支部へ傍聴レッツゴー!


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