The Light That Stirred Me
エルミタージュ美術館イタリア天窓の間エルミタージュ美術館には、エカテリーナ2世をはじめとするロシア皇帝や貴族が収集した芸術作品が所蔵されています。大小のイタリア天窓の間には、イタリアのバロック絵画や風景画が主に展示されています。天窓から自然光が差し込む、赤い壁に彩られた空間は、大きなキャンバスの展示のために設計されたそうです。また、マラカイトやラピスラズリの壺やテーブルが配置されており、その深い色彩と重厚感が空間に独特の雰囲気を与えています。ロシア帝国の豊かな鉱物資源と職人たちの卓越した技術がうかがわれます 。ロシアは宝石庫や血の上の救世主教会など歴史の重みに身を置き圧倒される場所がありすぎたのですが、わたしが訪れる前にまず強く惹きつけられたのはこの場所でした。今思えば単にタイミングが合っただけかもしれませんが、かつて知り合ったロシアの友人に触発されて、思いのほかすぐここに行こうという気持ちになったのです。当時より国交悪化してブログに書いていませんでしたが、所蔵作品についてほとんど知らなかったにもかかわらず、空間そのものの美しさに心を動かされた、実に素晴らしい場所でした。