退院後、3日ほどは安静にして寝ているかiPadを観るぐらいにしていました。
4日目から床上げして起き、普段とほとんど変わらない生活にシフト。
そして今日で手術後11日経ちましたが、まだ重いものを持ったり運動はやっていません。
家族には僕の分担分の家事を代行してもらっていますので、みんなに負担をかけっぱなしで申し訳ないかぎり笑い泣き


閑話休題。
鼠経ヘルニアは、後天的に鍛えることが不可能な『筋膜』が加齢とともに劣化して来るために引き起こされる病気です。
もともと鼠径部の筋膜は人体構造上弱い部分で、睾丸が成長の過程で所定の位置に移動するための管が通っていて、成熟してもこの部位だけは筋肉のようなカバーがないそうです。
筋肉のカバーがない分、動かしやすい構造になるものの、やはり何らかの刺激や腹圧のかけ過ぎでその弱い部分から小腸がはみ出してくる可能性があるらしく、それゆえにまだ発達途上の子供や身体が劣化して来た高齢者に鼠経ヘルニアが多いとのこと。

さらに一念発起の稽古再開後15年間というもの、1回の稽古で片足500回以上も蹴って来たのも、腹圧のかけ過ぎを助長してしまったものと思われます。
僕は一人稽古を余儀なくされているため必然的に蹴りは空蹴りにならざるを得ず、ミットやサンドバッグを蹴るのと異なり、蹴りの衝撃がそのまま自分の身体に跳ね返ってしまいます。
長年にわたって衝撃を自分の身体で受け止めていたがゆえ、モロに身体にダメージを蓄積させてしまったのが、今回の鼠経ヘルニア発症につながったように思います(あくまで個人の推測ですが)。


今後、2~3か月は稽古から離れて大人しく養生しようと思います。
というか、ウチのカミさんだけでなく家族全員が早期の稽古再開に反対していまして、少なくとも夏場は大人しくすることを約束させられてしまいました(苦笑)。
ま、暑いからちょうどイイですけど・・・。
また、今度は左側の足の付け根も発症したりしたら、目も当てられませんからね。
右だけ発症し左は発症しないという確証はありませんから。
そんなこんなで、復帰は9月からでしょうね。

そして今回の経験から、当たり前なんですが改めて健康であることの大切さとかけがえのなさを痛感しました(させられました)。
身体はまともに動いてナンボゆえ、なにを差し置いても健康第一
そして何度も書いてますが病院食の激不味さ
これをまた経験するぐらいなら、稽古を手加減してでも病院に行かないようにしますプンプン


ということで・・・。
稽古休止の間は、空手と琉球古武道に関する話題を中心に、気の向いた時にとり留めなく筆の進むままに記事を書いていこうと思っています。
冬眠するつもりは特にありません。
そしてイメージトレーニングをこれまで以上に活用して、脳内で稽古を続けます(キリッ)ウインク

<この項目、これにておしまい>