こんばんは!
今日も朝から寒く、冬物の上着が手放せない一日でした。
本日は年度末の最終日である3月31日で、めちゃくちゃ忙しいにも関わらず、何とか有休を取得し、3年ぶりの地方巡業「枚方場所」に参加しました!
以前に当ブログでは平成29年と令和4年の巡業に行ったと記載しても詳しくは紹介せず、令和4年は土俵造り(詳しくはコチラ)のみだったので、今回は簡単ですが、ブロいで見たいと思います。(昨日も土俵造りボランティアに参加しましたが、参加者が多く、令和4年ほどディープな体験ではありませんでした・・・(詳しくはコチラ))
枚方市立総合体育館(ネーミングライツで正式名称はRTM河本工業総合体育館)で今回も開催され、入場時にはすでに「満員御礼」札が下がっていました。(ただ入り口では椅子席の当日販売をしていたような・・・w)
入場するとすでに幕下以下の力士が朝稽古をしており、ちょうど関取衆が稽古を始めるあたりで若手に胸を貸しているところでした。(黒廻しが幕下以下で、白廻しが関取(十両以上)です。)
そんな中、通路に佐田の海がおり、土俵に向かっているところでしたが・・・
通路で何度も摺り足を進んでは戻りを繰り返し、さらに立ち合い練習も繰り返していました。
他の力士は通路ではファンからの声援には笑顔で答えていましたが、佐田の海はひたすら黙々と自主練習に取り組んでいました。
西前頭15枚目(3月場所)の37歳で幕内在位56場所のベテラン関取ですが、このように真面目に稽古をする様子に思わず見とれていしまいました。(佐田の海が土俵に到達するまで、ほとんど横向いてましたw)
朝稽古が終ると地元の子ども相撲の子らが関取に稽古をつけてもらう「子ども相撲」が行われました。
関取は関西出身の朝紅龍、宇良、豪ノ山で果敢にぶつかってくる子ども達にやさしく稽古をつけていました。
そして2枚目の子(取り組みの手前)は小学生ですが、すでに宇良ほどの身長があり、普通に力士が組み合っているようにしか見えませんでした。将来の大相撲を盛り上げてくれる力士になってくれると期待しています。(おそらく稽古をつけた3力士も同じように思っているでしょう!)
枚方場所の取り組みが始まる前に手配していたお弁当を受け取り、しばしのランチタイム!
お弁当は駅弁の「ひっぱりだこ」で有名な淡路屋のお弁当で2枚目の通り、春を感じさせる美味しいお弁当でした。
昼食中に序二段から取り組みが始まり、幕下まで1時間ほど熱戦を楽しみました。
土俵が近いので呼び出しや行司の声もしっかりと聞こえ、いろんな角度から取り組みを楽しめました。
幕下までの取り組みが全て終わったところで、九重部屋所属で一等床山の床岳(私と同い年です!)による髪結いの実演がありました。モデルは先ほどの子ども相撲でも活躍した四条畷市出身の朝紅龍でした。1枚目は髪を梳いているのですが、見ているとかなり引っ張っているような感じで、痛くないのでしょうかw
呼び出しによる解説を聞きながら、10分ほどで2枚目の通り、大銀杏を結い上げました。(バックが暗いので、ちょっとわかりにくいですが・・・)
そして巡業では名物の幕下力士による「相撲甚句」が披露され、勝負に生きる力士への憧憬と悲哀、ふるさとへの郷愁、そして力士と人々を結ぶ心の絆が力士の美声に合わせて見事に表現され、巡業の一期一会も見事に七五調の囃子歌で謡いあげていました。
そして巡業のもう一つの名物は相撲の相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物で江戸から続いている相撲文化の一つですが、今回は高砂部屋の三段目力士の朝天舞と序二段力士の朝東が楽しませてくれました。
初っ切りはYoutubeで「巡業 初っ切り」で検索すると多くの動画が出てくるので、ぜひ見てください!(特に初っ切りの名人と言われていた高田川部屋に所属し、残念ながらコロナ感染で亡くなった勝武士さんですが、彼の初っ切りは本当に楽しめます。)
初っ切りのあとは横綱豊昇龍の綱締めの実演があり、写真の様に第七十四代目横綱の豊昇龍に一門の力士たちが掛け声で力を合わせながら横綱に綱を締めていき、見事に締めあがりました。
2枚目は後ろですが、綱締めの主役は後ろの結びなので、正面はカッツ・アイw
と、思いましたが、やはり綱を締めた横綱の正面もあった方がいいですねw
綱締めの実演後は2枚目の通り、幕内呼出の旭による櫓太鼓の打ち分け実演がありました。櫓太鼓はその名の通り、相撲の開催を知らせるために櫓の上で打つ太鼓で、今回は寄せ太鼓(早朝(開場時)に打つ太鼓)、一番太鼓(幕下以下の取的が場所入りする頃に打つ太鼓)、跳ね太鼓(弓取式が終わり、その日の取り組みが全て終了したことを告げるために打つ太鼓)が披露されました。(跳ね太鼓は「明日もお越しください」という意味があるので、千秋楽や一日興行の場合は打たないとされています。)
櫓太鼓は本来、上記以外に二番太鼓(関取が場所入りする頃に打つ太鼓)もあったようですが、現在は場所中の朝に打つ「寄せ太鼓」「一番太鼓」と、場所中の興行の終了と同時に打つ「跳ね太鼓」(千秋楽を除く)のみが打たれています。
櫓太鼓は体育館内にしっかりと響く心地よいリズムでした。(大阪の春場所でも府立体育館の上階で打たれますが、ビルの間で響き合い、春の訪れを感じさせてくれます。)
ここから本場所と同じ流れになり、中入りの土俵入りです。
ただ巡業なので、東西ともに来場している観客の中から赤子を選んで代表する力士が一緒に土俵入りする特別な土俵入りが披露されます。今回は西は緑富士、東は琴櫻がそれぞれ赤ちゃんを抱っこして土俵入りし、両手を上げる所作ではいわゆる「高い、高い」としており、微笑ましい一場面となりました。
そして春場所でも初日、三日目、七日目の観戦で堪能した新横綱の土俵入りを今回も堪能しました。(千秋楽は休場していたので、4回中3回しか見れませんでしたw)
今回は西側タマリ席5列目で1枚目の土俵に上がったところは正面、そして2枚目の正面を向いた四股とせり上がりは斜め前からの観戦であり、迫力ある横綱横土俵入りを楽しませてもらいました!
十両、幕内力士による熱戦を一時間半ほど堪能しました。1枚目は小結阿炎の仕切りですが、相変わらず四股が高い!
そして2枚目は最後の取り組みとなった横綱豊昇龍と大関大の里ですが、結果は豊昇龍が見事に上手投げを決めて大関大の里を撃破し、枚方場所を締めてくれました!
最後は二所ノ関部屋所属の幕下力士の花の海による弓取式が行われ、枚方場所も無事に千秋楽を迎えました。
9時に開場し、15時までの6時間ですが、あっという間に過ぎてしまい、最後は色々な実演、初期り、相撲甚句と熱戦が繰り広げられた土俵に感謝し、枚方場所を後にしました。
開場を出て駐輪場に向かっていると、力士を乗せたバスが目の前を通過し、1枚目は阿炎が窓を開けて手を振っており、2枚目は私はよく分からなかったのですが、周りは「豊昇龍~!」と叫んでいました。(横綱なので、一番後ろにデーンっと座っているのかと思いましたが、前の方が好きなのでしょうかw)
こうして年度末最終日のくそ忙しい中で何とか取得した有休を大相撲春巡業の枚方場所で堪能し、一路、電動自転車を漕いで帰宅しました。
平成29年は枚方市制施行70周年、令和4年は75周年、本年は枚方信用金庫創立75周年記念で開催されています。
ということは、令和9年に枚方市制施行80周年で巡業が開催されるのではと期待してしまいますw
でわでわ
ちなみにだいぶ前ですが、私の春場所(ABEMA大相撲センター試験)は見事に千秋楽も白星を挙げて、全勝優勝で横綱になれましたw
また来場所も全勝横綱を目指したいと思います!
でわでわ