祝! KATO 青大将「つばめ」編成 入線! | キハでGo!

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こんにちは、解除されて初の週末を迎えましたが、今日は家でのんびりとしています。(「は」ではなく「も」ですねw)

明日は献血に行く予定をしているので、買い物に行くにしても明日にまとめようと思います。

なので、昼からは酒を飲んでますw

 

さて、本日は5月下旬にぞくぞく発売され、我が線区に届き続けているお届け物ですが・・・・

1日に3箱も届きましたw

全てタイトル通りのものですが、送料、クーポンやポイントの加減で分散注文をして、このような事態になりました(笑)

特にPayPayモールのAmiAmiは予約商品は1種類ごとの注文しか受けないとのことで、基本と増結を別々に注文し、発送も一箱に入りそうですが、2箱に分けて届いています。

どちらも箱がしっかりしており、AmiAmiは増結はプチプチ巻きですが、基本は紙巻きで多めに紙を入れてクッション化していましたw(発送作業中にプチプチを切らしたのかなw)

 

中身はタイトル通りで、特急「つばめ(青大将)」の基本、増結セットと牽引機関車のEF58(青大将色)です。

何グリーンでしょうか・・・説明書はエメラルド色としていますが、今まで客車は青か茶色だったので、ケースを開けた瞬間に、ウレタン臭よりも、見た目に強烈なインパクトをいただきましたw

 

まずは各車両を見ていきますが、これからかなりの労力を強いられることになるEF58の青大将色からご紹介(笑)

特急「つばめ」は東京-大阪間を結ぶ列車で、戦前から「超特急」としてSLが牽引していましたが、昭和31年に東海道本線の全線電化が完了し、「つばめ」「はと」はEF58のみで運用されるようになりました。また色も従来はSLの蒸気で車体が汚れるため、濃い青や茶色でしたが、無煙となったので、イメージチェンジを行い、このエメラルドグリーンになりました。

ちなみにこの色は国鉄では「淡緑5号」と呼ばれております。

EF58も客車同様に淡緑5号で塗装し、下回り近くは黄色の塗り分けがされていますが、今まで我が線区では青か茶色しかなかったので、新鮮味の強い色ですが、なかなか似合っているのではと思います。(写真には同じ大窓のEF58(青)を並べておきました)

 

客車を見ていきますが、基本と増結を併せて15両入っています。ただ15両もありますが、種類は写真の5種類のみで、客車(2等と3等)、食堂車、荷物車(半分3等客室)と展望車(1等)となっています。

いずれも機関車同様に鮮やかな淡緑5号色で「超特急」らしい、特別感が醸し出ていますw

 

客車も簡単にご紹介していきます。

まずはEF58の次位にくる「スハニ35」です。こちらは機関車寄りの1/3は荷物車となっていますが、他の夜行急行等にあるような行先に配達する荷物や郵便物用の荷物車ではなく、乗客の荷物を入れる荷物室となっていたようです。

東京-大阪間は今では日帰り(根性を出せば数往復できるw)が当たり前となりましたが、この「超特急」と呼ばれるいかにも早そうな特急でも当時は7時間半もかかっていたので、泊りになることが多く、大阪からさらに以西へ行く方もあり、荷物が客室で邪魔にならないように、乗車時に駅の荷物受けで預かり、荷物室で管理、運んでいたようです。

ただ荷物のために1両は大きすぎたのでしょう、半分は客室にすることで乗客数を増やしたようです。

この「つばめ」「はと」は東京-大阪間を往復する特急ですが、人気と乗車率は高く、特急券の買い占めや発売前から並ばないと買えない程だったようで、荷物室の後ろを客席にしないと、乗客希望がさばけなかったのでしょうw

 

お次は客車ですが、1枚目は3等客車のスハ44で、2枚目が2等客車のナロ10です。

スハ44は昭和26年生まれの3等客車で戦前の3等客車からのアップデート版ですが、座席ピッチを広くしたり、色々なアップデートが施され、戦前の2等客車並みの設備になったようです。

そしてナロ10は昭和30年生まれの2等客車であり、「つばめ」「はと」では2等客車にスロ44というスハ43系の2等客車仕様が使用されていましたが、ナロ10の登場時にスロ44も軽量化された10系客車のナロ10に入れ替えられました。

スロ44とナロ10は「つばめ」「はと」では混結されることがなかったようで、登場時はまだスロ44でしたが、数が揃った段階の昭和33年ごろに入れ替えられたようです。

2等と3等の値段差がどの程度かわかりませんが、窓の数を見る限りでは2等客車はかなりゆったりした印象です。

 

お次は食堂車のオシ17です。

こちらも「つばめ」「はと」の登場時はマシ35でしたが、10系の登場時にこのオシ17に入れ替えられています。席数が少し増えているようです。ただこの頃は全線電化にはなっていましたが、調理器具はまだ石炭レンジだったようです。

模型としてのオシ17ですが、トップナンバーが収録されています。発売当初は金型の共有により、本来、1~4番には無かった調理室扉の窓があったことでエラーとなっていましたが、今回の再販時は「はと」編成のオシ17の金型を使用しており、写真の通り、調理室扉は窓無しになっています。

食堂車はどの時代も作りは似たような感じであり、調理場は通路もあるため、かなり狭く感じられます。

 

5種類のラストが1等展望車のマイテ39です。

この車両は最後尾に編成され、一番後ろは展望台になっています。そしてかなり豪華なソファが座席となっており、まさに選ばれし者の座席といった感じですw

このマイテ39はもともと、戦前に活躍していたスイテ38で、戦後に痛みの激しかったスイテを修復し、内装も洋風に作り直してマイテ38へ改番しています。

マイテは39,49、58と色々ありますが、違いは私にはわかりません(笑)(展望台にでる扉や窓の形状が違うらしいのですが・・)

模型のマイテ39は以前に紹介したホビセン京都のマイテ58(詳しくはコチラ)と同じく、テールライトとトレインマーク部分はLEDで点灯するようになっていますw

ただ今回もまだトレインマークは入れていないので、波動砲が発射される寸前のような光り方になっています(笑)

この車両の後方部分は窓からのぞくと豪華そうなソファが微かに見えており、1等客車感を感じさせてくれますw

 

そしてこの5種類をパカリストしておきました(笑)

相変わらずマイテ39はボディを外すだけでも苦労でしたが、以前にマイテ58の分解で冷や汗をかいているので、今回は説明書を確認しながら慎重にパカッておきましたw

オシ17の調理場はスペースのみの表現であり、窓も摺りガラスなので中はみえないのですが、再現してほしかった・・・

マイテ39は1等客車ということもあり、2色プラで赤じゅうたんのようなリッチ感が表現されていましたw

あとはスハニ35は前方が荷物スペースで、スハとナロは座席の大きさや座席間隔に違いがありました。

 

さぁ、説明はこれまでにして、さっそくお座敷レイアウトに入線させましょうw

編成例は最大編成の15両編成と増結のない12両の2パターンでしたが、やはりここはフルに活用できる15両編成を再現するしかないでしょうw

複線レールのV14から直線レールを4枚省いてお座敷レイアウトとして活用していますが、さすがに15両+機関車になると半分以上が列車で埋まってしまいましたw

この淡緑5号色の編成は正式名称ではないのですが、ヘビの「青大将」に走行時の長さや色合いから称されるようになり、ネットでヘビの青大将の写真を見ていると成長度合いや季節にもよりますが、わからないでもなかったですw

 

さすがに15両もあると、迫力があります。我が線区では最近は色々な客車を導入しておりますが、なかなか15両まではいかず、今回はちょっと牽引しているEF58には申し訳なく感じましたw

出だしはさすがに15両もあるのでスローですが、スピードがのってくると特急らしい走りとなりますw

 

15両のフル編成を堪能している最中に、この線区に青大将が入線するきっかけとなった「マイ38 青大将」(詳しくはコチラ)の存在を思い出し、部屋から引っ張り出してきました(笑)(まさに『芋づる式無駄使い』w)

ネットで編成例を調べると2等客車がナロ10に入れ替えられた後も外国人専用車両としてこのマイ38が連結された編成は存在していたとのことであり、15両から展望車に近いナロ10を2両抜いて、マイ38に入れ替えました。

ただマイ38はこの編成では1両のみです。他の編成もほとんどマイ38は1両のみであり、2両セットにする必要があったのかは疑問ですが、マイ38は1と2のみ存在していたので、せっかくなので両方とも作っておきましょうというKATOのやさしさかもしれませんw

 

同じく、走行さておきましたが、先ほどの15両編成をあまり変わりありませんでしたw

でもスローで走行させると最後の2両は3軸台車なので、ちょっとだけレールのジョイント音に変化があるとか、ないとかw

 

今回は『芋づる式無駄使い』で入線させてしまった青大将ですが、実際に走らせてみるとなかなかの迫力であり、客車にあまり興味がなかった私でも十分に堪能できました。私は20系客車(詳しくはコチラ)や10系客車(詳しくはコチラ)にある日、突然に興味が沸いたり、形状に惚れて買ってしまった方で、熱烈なファンから見ると私は完全に「俄か客車ファン」かもしれませんが、これらが我が線区に続々と入線することで、「コアな客車ファン」になるのかもしれません・・・・

でわでわ

 

マイテ39にEF58がぶつかる!!!

キハすきすきが走行中に放置して機関車と客車が自然解放してしまったのか?と思われるかもしれませんが、これは終着駅に到着後の機回しを再現しています(笑)

この青大将編成の説明書に編成方向の駅名がありませんでした。確かに展望車が後ろについているので展望車は必ず編成の後ろにあった方がいいのですが、どうやって方向転換をしていたのか気になりました。

SLやまぐち号は機関車のみ機回しをして、津和野から小郡に戻る際は展望台はSLの次位になり、展望台へ出ることはできませんでした。青大将もそうなのかと思いましたが、ググると、編成ごと三角(デルタ)スイッチバックを利用して向きを変えていたようです。

図はそれを表していますw(下手ですみませんw) 赤が展望車のマイテで青が荷物車のスハニとして、終点に到着すると①~③のように車両を動かして編成事向きを変えていました。これを東京と大阪でそれぞれ行ったようであり、かなり大掛かりな機回しとなっています。

個人的にはスハニとマイテを切り離して転車台で回してから入れ替えればいいのではと思いましたが、切り離して、転車台に移動させてを考えると、図のように編成ごとデルタスイッチバックを利用して機回しをした方が早いことに気が付きましたw

ただこの方法は国鉄のように膨大な路線を持っているがゆえにできた機回しですが、普通の私鉄では到底できない、「壮大な機回し」です。(確かに路面電車ではよくつかわれる方法ですが、長くても3両程度です、この青大将は最長15両編成なので・・・・国鉄おそるべしw)

でわでわ