鉄模愛好会 四国キハ40系のたび(2) | キハでGo!

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Blog of the Kiha, by the mid-aged man, for the Kiha lovers.

こんばんは、今週は比較的、早く過ぎ去り、至福の金曜日の晩となりました。今朝は出勤時に珍しく霧が出ており、なんとなく幻想的な雰囲気の中の出勤となりました。
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特にいつもの駅ではストレート線路なのでかなり先まで見えるはずが右の写真のように霧で見えにくく、良く見ると到着列車のライトがぼんやりと見えているのが、とてもよかったwなかなか霧に会うことがないので新鮮な朝でした。

さて、山崎で極寒のなか貨物列車を堪能し、夜中の0時から4時近くまで高速とSA休憩をしたBさんと私は、目的地の鳴門駅に到着しました。車は駅前の5台限定タイムズに駐車し、さっそく駅舎に向かいました・・・・
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いたーーー!!!!
鳴門駅は鳴門線の終着駅で島式ホームの2編成が停車可能な駅です。写真奥には四国1500型がすでに6時半頃の始発に向けてエンジンをかけており、手前のキハ47-113、117の2連は静かにたたずんでおりました。
このキハ47を見た瞬間、鳴門北ICの直前に何度か寝落ちしかけるほど眠たかった私の眠気は一気に吹っ飛んでいきました。
両方とも0番代でトイレ-トイレ編成でしたw

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四国1500型が軽やかなエンジン音を響かせる中、まだキハ47は漆黒の闇の中で眠っていました。エンジンはもちろん未更新のDMF15系エンジン!このエンジンのキハ40系を愛でるために青春18きっぷを持っているにも関わらず、高速代、ガス代を使って大阪から鳴門駅までワープしてきました(笑)

しかし4時頃では7時半頃に発車するキハ47はまだエンジンもかけないので、ひとまず私はあのセリフを吐いておきましたw
私:多くのキハ40系たちの更新、廃車が……無駄死にでなかったことの証のために!再び国鉄の理想を掲げるために!キハ40系復刻成就のために!……鳴門駅よ、私は帰ってきた!!
Bさん:「????何っ?どうしたの?なにそれ?」
私:「えっ!知らないんですか?アナベル・ガトーの名台詞のパロディーっすよw」
Bさん:「誰?歴史上の人物か何か?」(真面目な顔で・・)
私:「え、ああ、そんなもんです・・・(シラナイヒト モイルノカ・・・)」
Bさん:「ふーん、色々と知ってるね。」
となんか関心されてしまいましたw

少々、恥ずかしくなった私はひとまず鳴門駅に記念品を置いていこうとトイレに行きました。するとどう考えてもローカル線の末端駅なので和式(じゃぱにーず・すたいる)と思った便器がなんと洋式であり、しかも風の入りまくる個室に温熱便座もない普通のプラスティック・・・
私:「・・・・素晴らしい……JR四国の精神が形になったようだ」
と訳の分からないセリフを吐きつつ、ここで寒そうだからと退くわけにもいかず意を決して座る・・・・
私:「あああああーーーーっ・・・ぐぐぐ・・・のぉぉぉぉぉぉ
とあまりもの冷たさに喘いでいると・・・
Bさん:「どうしたの!!なにがあった!大丈夫かいっ!」
と大声で声をかけてくれました・・・くだらないことで心配をかけてしまいました・・・すみません・・Bさん・・・w
そして記念品を贈呈し終わって、晴れやかな顔で戻ると、
Bさん:「ぼちぼちかも・・・さっき運転士さんがホームを上がっていったよ!」

そうです!目の前でDMF15系エンジンを搭載したキハ47がエンジンを始動しました!今まで山口線などJR西でも始動はを見ることはなかったのですが、動画の通り、JR西の更新エンジンよりも力強いエンジン音が響き渡る!思わず動画を撮りながら涙しそうになるほどの感動が全身を貫いていきました・・(大げさかw)
始動後はお約束のアイドリングではなく、しっかりとエンジンを温めるためにふかしが数分間続き、排煙管やエンジンの間からは排気がもうもうと出てきて、ディーゼル独特の匂いがする・・・もうサイコーのひと時でした。

エンジンの始動後、車内の明かりもついたため、駅員さんはまだいませんでしたが、車内に乗ることにしました。ただその前に色々と撮影もw
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まずはそれぞれの運転台を撮影、それぞれ感度を変えて撮影しているので、どちらも同じ時間ですが、趣のある写真になりました。昨年の家族での四国旅行では徳島駅で遠めにしか見れませんでしたが、今回は近づき放題に触り放題でしたw

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そしていつもの鳴門駅の四角柱もパチリw
そして何気に側面を見ていると・・・・
げげっ!塗料が剥がれてる!
なんとも痛々しいお姿・・しかもその下の車体はサビが・・・いくら鋼鉄製でも塗装面が剥がれると錆びていきます・・・もしかすると、この車体も近々、引退の予定で修繕はされていないのかも知れません。ますます四国でのキハ40系の終焉が足音を大きくしながら近づいているのではと感じましたorz

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気を取り直して外観を楽しんでいると、運転席の窓側に大量のペットボトルが・・・
私:「うむ!運転手や車掌も水分補給が大事だからのう」
と思い覗き込むと・・・
えっ!砂かwなんでこんなところに・・・と思いましたが、両開きドアのすぐ下に〇砂と書かれた箱があり、納得。補充用の滑り止め砂はココから補充しているようですw

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そして車内に入りました。基本的には座席は手が入っておらず、JR西でも見かける座席レイアウトで、扇風機は季節がらカバーがかかっていましたが、カバーの掛かった車両扇風機をはじめて見たのである意味、新鮮でしたw

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あとはJR西と違うところをアップしておきます。エアコンはJR四国でも装備されていますが、その吹き出し口は天井部側面と天井部の中心に配置されており、JR西では側面に大きなエアコンとはまた違ったレイアウトになっています。また外観ではエンジンはもちろん、未更新なので、側面にはグリルが写真の通り残っており、機能しています。

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7時半の出発までにかなりウロウロし、写真を撮り、今回はアップしていませんが、もちろんトイレも研究しました。(これはJR西と同じw)
そして7時半になり、車掌が笛をふく・・・
「見せて貰おうか!未更新のキハ47の性能とやらを!」
と吐くとやぱりBさんはキョトンとされている・・・
かなりの大きな音を出し、少し前進したように感じましたが、音の割には加速が悪いように感じました。明らかにJR西のキハ40系と比べても、かなり一生懸命、加速しているけど、うまくスピードに乗れないといった印象でした。
これが、国鉄の生み出した「頑丈にしすぎて、エンジンの性能以上に重くなったキハ40系の実力」でしたwしかしJR西にはない、唸るDMF15系エンジンは日本酒を一杯やるための良いおつまみになり、Bさんと私は一路、徳島に向かいました。
本日はひとまずここまでw
でわでわ

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これだけ、キハ47をブロいでおいて最後に「バキュームカー」かよ!と思われるかもしれませんが、霧の中の銀色バキュームカー!なんかイイ感じしませんか?
私はバキュームカーを見かけるとその日はいいことがあると勝手に思い込んでいます。そして・・・・仕事後にとあるHPをみて・・・
「えっ!KATOのオリエントエクスプレス’88が再販かよ!やったーーーー!!!」
やっぱりイイことがありましたwさすがバキュームカー!!
ありがとーwさっそくD51-498、オリエント客車の基本と増結を予約します!
でわでわ