前回の記事で、「英会話上達の秘訣は、ホストファミリーに自分から話しかけること」と書きました。
留学生の方は、ホームステイに限らず、バス停、公園、パーティー、カフェ、スーパーのレジなどで、チャンスがあれば話しかけてみましょう。日本に住んでいる方は、英語を使うチャンスが限られてしまいますが、英語を話す機会があればどんどん飛び込んでいきましょう。
カナディアンは、small talkが得意。街なかで、知らない人同士が楽しそうに世間話をしているのを見たことがありませんか?
日本にはあまりない習慣ですが…
small talkはコツを掴めば意外と簡単!
?年前、私はアメリカで大学生をしていました。英語で分厚い教科書を読み、ディスカッションに参加し、
レポートを100ページ書いても、学生同士のカジュアルな会話に入っていくのが苦手。(分かる、分かる、ってうなずいてる人いませんか?)これをどうしても克服したかったので、ある日友達の家に呼ばれたとき、皆がどうやってsmall talkをするか観察し、次から自分で実践してみたら、効果抜群。
ネイティブスピーカーの学生たちがよくやっていたのは、
相手の持ち物を褒める。
これをされていやな気分になる人はまずいないので、会話が気持ちよくスタートします。
"I love your shoes! Can I ask where you bought them?" (その靴いいね。どこで買ったか聞いてもいい?)
"That's a cool jacket you are wearing. You look great in it."(そのジャケットかっこいい。似合ってるね。)
"Can I see your necklace? I like the design."(そのネックレス見せてもらっていい?いいデザインだね。)
それから、参加しているパーティーについて語る。
"Hi. Where do you know Miki from?" (ミキとはどういう知り合い?)
"This is a great party. Everybody is so friendly!"(みんなフレンドリーで、いいパーティーだね。)
"Are you having a good time?"(楽しんでる?)
"That looks good. What are you drinking?"(それおいしそう。何飲んでるの?)
そして、
相手のことについて質問する。
また、自分のことを話す番になっても、ただ一方的に話すのではなく、相手との共通点を見つけるつもりで、時折質問を投げてみると会話が弾むきっかけになります。たとえば、
"I'm from Kobe, Japan. Have you heard of my hometown, Kobe?"(日本の神戸出身です。神戸って聞いたことある?)
"I'm taking salsa dance lessons. Do you like dancing?" (サルサダンス習ってるの。ダンスは好き?)
"The train was packed! How did you get here?"(電車が満員だったよ!あなたはどうやってここまで来たの?)
などなど、ちょっと想像力を働かせるだけで、ほかにも話しかける方法は無限に見つかるはず。
人と話すときに大切なのは、「上手な英語」以上に、
「相手のことをもっと知ろう」
とする姿勢だと思います。パーフェクトな英語でなくても、多少間違いがあっても、目の前にいる人に純粋に興味を持ち、一生懸命会話をしようとする気持ちは必ず伝わります。
でも最初のうちは、英語がスムーズに出てこないかもしれないので、あらかじめ使えそうな文章をおぼえて、「今日はこのセリフを使ってみよう!」と決めておくのも良いでしょう。
使える英語表現は、「スペースアルク」の英語表現事典がオススメです。http://www.alc.co.jp/eng/kaiwa/hyogen/index.html
Good luck!