ある冬の日。
俺は学校に居た。
教室の自分の席に座っていた。
同日の朝。
下駄箱を開けたら紙が入っていたのだ。
友人達にからかわれながらソレを読んだ。
書いてあった事はシンプルだ。
『お話があります。放課後、教室で』
クラスも書いていなければ、名前も書いていない。
誰なのか、ワカラナイ。
…
……
………
いや、俺はソイツを知っている。
友人達が知らないだけだ。
放課後、教室で待っていると、
ソイツは音も無く現れる。
そして、
?:好きです。付き合って下さい!
真っ赤な顔をして手を差し出すんだ。
でも、俺はその手を握らない。
だって、
?:もう、何度目なの。このやり取り
?:何度だって告白するよ
?:何度言われても付き合えないよ
?:他に好きな人が居るの?
?:…違うよ。だって、君は
俺に何度も告白してくるソイツは、
嘗てこの学校に通っていたらしい奴だ。
俺は奴を知らない。
俺と奴が会う場所は、2ヶ所。
教室か、屋上のどちらかだ。
他の場所では告白されない。
?:ねぇ、ユウト。もう止めよう
?:何で?
?:何度言われても俺とお前は付き合えないよ
ユ:…どうして?
?:お前さ、気付いてないの? お前、もう―――