隆擁学園、3年A組の結城隼人クンには彼女が居る。
鷹史との関係はあくまで『セ〇レ』。
恋愛的な好きとは違う。
鷹史だってそれを理解していると思っている。
だから、2月のイベント。
そう、バレンタイン。
その日は彼女(本命)と過ごしたい。
早めに言っておかないと、
鷹史は何を言ってくるか分からない。
鷹史だってそれなりにモテる。
今は本命は居ないらしいけど、
居ないなら居ないなりにさ・・・。
街はバレンタイン一色となりつつある。
色々な場所が女子でひしめき合っている。
俺はまぁ、貰う方だし。
今年はいくつ貰えるかな・・・。
さて、そんな事を考えながら、
バレンタイン前の彼女とデート。
今は学校の近くの喫茶店で待ち合わせ中。
約束の10分前にはもう着いてる。
男子にしては珍しいとよく言われる。
・・・周りの男子がだらしないだけだ。
暫く珈琲を飲みながら時間潰し。
そこに着た1通のメール。
相手は・・・・・・彼女、では無く、
何故か鷹史だった。タイミング悪い。
まぁ、何を言われても今日は無理だ。
取り敢えず、内容を確認してみる。
from タカフミ
Sub 遊ぼ
――――――――
先ずは蘭華(ランカ)からの伝言
今日のデートは無理になりました。
埋め合わせはします♥
つーワケで今から晃之ん家に集合
ちょ、蘭華サン?
何で鷹史にメールしてるの?
彼氏の俺を差し置いて?
どうなってんだよ、全く。
まぁ、詳しい事は明日聞こう。
はぁ・・・、またデートが延びる。
そして俺は珈琲を飲み干して、
会計を済ませ、晃之ん家に走った。
そこで何が待っているとも知らず――。