日本国内におけるライチョウの生息数は2000羽を切る程度と推測されており、そのうちの約300羽が立山に生息しているといわれています。
ハイマツの間から顔を出しているところを発見です。
5月は雪もたっぷり残っており、雪絡みの姿が見られるのも魅力です。この時期のオスは目の上の赤い肉冠が目立っていることが多いです。また換羽期で、白い冬の羽根がまだ残っている姿も美しいです。
カメラマンが少ないときは向こうからヒョコヒョコ寄ってきて、2〜3メートルの距離になることもしばしばです。
こちらはメス。この時期、メス単独で居ることは少なく、大体近くにペアのオスが居ます。
茂みの中で一休み中のメス。プクプクで可愛いです。
メスにディスプレイ中のオス。繁殖期なのでこういう行動もよく見られます。
ハイマツの上に立っています。肉冠が目立ちませんが、これもオスです。
夕焼けをバックに縄張り主張中。
こちらの背景は奥大日岳方向。
オス同士が縄張り争いでにらみ合い中。この時は周辺からオスが集まってきて合計5羽で大乱戦が見られました。
「勝負あり」ということで、負けたオスは飛んで逃げていきます。
良い天気にもかかわらず、たっぷりと雷鳥観察が出来、大満足でした。
ライチョウ以外にもいくつか高原の鳥が見られましたので、ついでにご紹介。
ウソは鳴き声は良く聞くのですが、姿はたまにしか見られませんでした。
登山道脇でよく見かけるイワヒバリ。
ハイマツの茂みに良くいるカヤクグリ。この色調なので、観光客にはスズメと間違えられていました。
非常にフレンドリーで人を怖がりません。今回の最接近距離は1メートルを切っていたと思います。