2泊3日で残雪期の立山室堂平をたっぷり楽しむ(前編) | 蘇山蓮園

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昨年は6月に訪問し、楽しませてもらった立山の室堂平ですが、今年は少し早く、5月10~12日の日程で行って参りました。この時期なら、たくさんのライチョウたちに会えるチャンスもあるというのが大きな理由の一つです。

朝イチ(7時半)の電気バスで扇沢を出発。この時期の黒部ダムは観光放水をやっていないのが残念。


トロリーバスは本年が最後の運行になるということで撮っておきました。


9時前に室堂平到着。地面の出ている場所の方が少なく、どこでも歩き放題という感じ。雪は比較的締まっており、スノーシュー等はいらない状況です。


余分な荷物を本日宿泊予定の室堂山荘にデポし、まずは一ノ越を目指します。大した斜度ではありませんが、やはりシンドイです。滑り止めには10本爪の軽アイゼンとダブルストックです。


途中でライチョウを追いかけたりしていたので、1時間半をかけてやっと一ノ越到着。バックカントリーの人たちが楽しそうに滑走しています。


一ノ越からは、雄山に登るか、浄土山に登るか悩んだのですが、ハイマツが多く、ライチョウとの遭遇可能性の高そうな浄土山をチョイスです。


途中、賞味期限の切れたカロリーメイトでカロリー補給。気圧の関係で袋パンパンです。


1時間程登ったところでルートが雪道になってしまいました。登れないことはなさそうですが、万一滑落した場合、谷の下まで滑っていってしまう可能性がありましたので、今日はここを山頂認定して引き返しとしました。


途中にあるハイマツ帯をよく見ながら、ゆっくり下山。


おかげでこんな天気の良い昼間でもライチョウに遭遇出来ました。足輪をしていないところを見ると、昨年生まれの若い鳥かもしれません。なお、ライチョウの写真は枚数があるので、別記事で特集予定です。


室堂平に向かって下って行きます。お昼過ぎになると雪が緩みアイゼンが効きにくくなるのが難点。


2時45分に下山完了。ここまでの行動時間は約5時間50分、移動距離は4.3キロ、累積標高差は約400メートル。ピークが取れなかったのは残念ですが、下調べ不足ということで、仕方ありませんね。

室堂山荘の古い建物はまだ軒下まで雪に埋まっています。


室堂山荘にチェックイン。一休みした後は、みくりが池周辺でライチョウ散策。


6時半過ぎには綺麗な夕焼けも見られました。


夜は早めに床につき、午前2時頃から星空観察です。薄い雲があり、イマイチですが、天然のソフトフォーカスフィルターという感じになっています。


北側のカシオペア方向も似たような感じです。


3時頃まで粘りましたが、最良でこの程度。またリベンジですね。
2日目に続きます。