「千畳敷カール~乗越浄土編」からの続き記事になります。
乗越浄土まで登って来てふと考えました。「まず主峰の駒ヶ岳に登って、その後で宝剣岳に登るべきか、それとも宝剣岳を先に制覇しておくべきか?」大部分の人は駒ヶ岳に向かうようなので、ここはあえて逆に宝剣岳を先に行くこととしました。宝剣岳はテクニカルなルートと聞いていましたので、体力があるうちに登っておこうというのも一つの理由です。
登り口はこんな感じ。この辺はまだまだイージーです。
横を見ると、独特な形の岩が...「ゴリラ岩???」と思いましたが、「天狗岩」らしいです(汗)
振り返れば、遠くに御嶽山。良い天気です。
この辺からが核心部。クサリ場が出てきます。ただし、この辺の岩はホールドがたくさんあり、足場もしっかりしているので、クサリの出番はほとんどありません。
もっとも足場の下はこんな感じですので、注意して足を進めることをオススメします。
いよいよ頂上直下の岩場のトラバース。ここが一番緊張すると聞いていましたが、ホールド、足場共に十分あり、あっさりと通過できました。
宝剣岳山頂(2931メートル)到着です。右側にある岩の上に立つ人もいるようですが、見るからに危険なのでご遠慮申し上げておきました(笑) 登り始めからここまで20分しか掛かっていないので、ちょっとしたスリルを味わうにはちょうど良い感じです。
千畳敷カールを見下ろすとこんな感じ。メチャクチャ高度感あります。
こちらは南側の空木岳、三沢岳方面。この稜線も機会があれば歩いてみたいです。
そしてこちらは伊那前岳方面の稜線。実に気持ち良さそう。
折角ですのでパノラマも上げておきます。こちらは木曽駒山頂方面。
そしてこちらは空木岳、三沢岳方面。アルプスらしい景色に大満足です。おまけにタイミング良く、しばらく頂上独り占め。やはりこちらに先に登って正解だったようです。
下りは来たルートを正確にトレースしながら戻ります。右下に見えている宝剣山荘、天狗山荘の所まで戻ればゴールです。
約45分の寄り道でしたが、得るものが多く、大満足でした。
このあとは「中岳~木曽駒ヶ岳編」に続きます。