二年目の決意 | 価値の最大化

価値の最大化

             

一年が経つのは早いと思っていたのも束の間。
さらに一月が経った。
時間は歩みを止めない。

仕事のことしか考えずに全力で走ろうと思っていた一年目。
短距離走というより長距離走のように駆け抜けた。
否、駆け抜けたとは言えないか……。

自分について、社会について、仕事について、会社について、人間について……
様々なことについて、これまで知らなかった良い面や悪い面に触れることができた。

そして、いま。
この地に足をつけている自分を俯瞰して抱くのは、
やはり、圧倒的なまでの空虚感。

仕事が楽しくないわけではない。
むしろ、とても恵まれた環境だと心の底から思っているし、
この会社に出逢えた奇跡に感謝する日々。

それは、本当に、嘘偽りない気持ち。
他の会社だったら、心が折れていたと思うから。

でも、だけど、何か、違う。
ふとした折に、心に雪崩込んでくる、暗く深い闇。
繰り返し、問いかけてくる。

お前は誰なんだ。(ボクハナニモノナンダロウ)
お前はどこに行くのだ。(ボクハドコニムカッテイルンダロウ)

気が狂いそうに、吐きそうになる。

光を求めて走っていたはずなのに、
気が付くと、
闇から逃げるために走っている。

「ポジティブに考えろ。ネガティブなことは口にするな」と人は言うけど、
そんなことで絶対に「答え」は見つからない。

「自分の頭で考え続けること」
これだけは絶対に貫き通したいことだから、
目を背けずに、闇と向き合うしかない。

どんなに苦しくても、どんなに傷ついても、どんなに逃げたくなっても、
手を握り締めたまま、足を踏み出し続ける。

それが、僕の闘いだから。